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神永大輔(尺八)といぶくろ聖志(箏)のアウトリーチ [打楽器、邦楽そのほか]

いわきの登録演奏家神永大輔さんは東京でバンドに入ったりして広い活動をしている。でもいわきでのアウトリーチはいつも正統的だ。それが邦楽家がクラスに行く必然だと思っている。
ただ説明の仕方は少し視点が違っていて面白い。新しい可能性を見せてもらっている。この回はいわきの勿来で撮影したバンドのミュージックヴィデオを使って子供をびっくりさせて、そのあと 六段。

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2014年9月17日 
いわき市 錦中学校 1年80名
神永大輔(尺八) いぶくろ聖志(箏)

DVDの映像で千本桜
(K)こんにちは 私は尺八を吹く神永大輔、こちらはいぶくろ聖志さんです。
今見てもらったのは私たちがやっているバンドだけれど、この映像を撮ったのはじつは勿来の関所の吹風殿というところで撮影した。それで見てもらいたかった。
(I)何でこのような楽器をやっているかというと、外国に行きたかった、そのために日本の楽器ができると良いなと思った。
(K)いわき出身で高校まではピアノをやっていた。いろいろな笛の音を聞いていて、大学に入ってから尺八をはじめた。
今日は私たちがどんな音楽を勉強してきたかを順に聴いてもらいたいと思う。
一曲目は古い曲、古曲。1600年代の初め八橋検校という人が居た。いわき出身と言われている。箏を広めた人。彼が作った六段の調べ
M1 六段の調べ
その頃は武士はお城に居た。 どんな音を聞いていたか
琴の弾き方にもいろいろとあるのをいぶくろさんに。
(I)八橋検校は目が見えなかった。今はこういう縦の楽譜で弾くけれど、ではどう残すか?言葉で歌いながら伝えて「トンテンシャン」とか(シュシャコロリン)とか言葉にして、それに対応する弾き方がある。たとえば<弾いてみる>
じゃあ、テン、とトン、とコロリンを組み合わせてみて、言ってみて<指名する>
1,テンテンコロリントン
2,シャシテンコロリントン
3,コロリンテンテンシャン
それを弾いてみるね。こんな感じになる。音程は適当につけているけれど・・・「今のはみんなの調べ」
こんな感じで伝えていく。だから、誰かが間違って覚えてしまったりするので、違った伝わり方もする。それが流派になって、同じ曲でも違って聞こえることもある。箏はこんな感じ
(K)次の曲は春の海。宮城道雄さん<写真をみせる>彼が目が見えなくなるまえに見ていた瀬戸内海の海の様子を書いた。この時代の曲ではメロディと伴奏というように役割がはっきりとしてきている。西洋の影響。
M2 春の海
今のは短めの尺八を使った。尺八はふつう一尺八寸なので尺八何だけれど、これは一尺6寸、短く少し音が高くなっている。今日は楽器を何本か持ってきたので限定3名に体験してもらう。その前に、仕組みと吹き方を<紙配布>。
<体験>
すぐできてしまったね。私の場合は音が出るまでに3日かかった。
その代わり出るようになると自転車と同じでいろいろなことができるようになる。
首ふりとかむらいきとか<実際に出してみる>。それだけすごく面白い楽器だと思う。
では演奏に戻ります。双魚譜。これでは別の箏を使う。弦が25本ある25絃。双魚譜は双子座のこと、2つの魚が入り乱れている。
M3 双魚譜
今日は古い音楽から新しいものまでを学んできた。でもこの楽器は問えも可能性がある楽器だと思う。最後にまた別の曲をやってみる
M4 情熱大陸

お礼の言葉
終了
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