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富山の邦楽アウトリーチ 吉澤チーム [打楽器、邦楽そのほか]

音楽というものにたち返ってのプログラミングは、邦楽アウトリーチの新しい方向性を示せたチームだったと多います。邦楽に限らないけれど、伝統的な芸術を扱う場合、歴史というものをどうとらえるのかということ、伝統と現代、という問題は常にのしかかってくる問題で、その視点がこちらにないと扱いに困ったり混乱したりする原因になることがある、ということを弁えておく必要があるように感じます。その意味でも彼らのは面白かった。

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2014年12月11日
邦楽事業 吉澤延隆チーム、マクイーン時田・深山 中島裕康
富山県射水市 東明小学校 5年生

3人が子供たちを出迎えるスタイルで、座る場所まで案内する。そのまま始める
Y こんにちは、今日は箏を見て感じてもらいたいと思ってきた 吉澤延隆です
M 英語で
N 今日は箏を聞いてもらうためにやってきました。中島 です。なかじーといわれてます。
箏は聴いたことある?(有る・・・大正琴・・・ロシア人の変なパーティで聴いた) 始めて聴く人は?(多数) 
Y今日はこの空間を琴の音でいっぱいにして感じてもらいたい。  
ではまず聴いてください
M1 上昇の彼方
M はい、こんにちは深山といいます。さっきはびっくりしたかな?。私はオーストラリアで生まれた。どこかわかる? オーストラリアといえば?(コアラ) コアラかカンガルーとか。私は小さいときから箏を習っていて5年前に引っ越してきた。箏はいろいろな国で惹かれたり教えられたりしているんです。まず楽器の紹介をしたい。
糸は13本。少ないよね。ピアノは88ある。不公平みたいだけれど、この白いもの、箏柱、で糸を持ち上げていてきれいになるようになっている。これを動かすと音が変わる。間の音も出る。実はピアノよりもたくさんのの音が出せる。もう一つ、弾くときはこれ、爪をつける。これで<はじく>いろいろな音が出るけれど、指で弾くと優しい音がする。次の曲は爪はとってしまう。今までとは違ったことをやりたいと思ったときに生まれた曲。優しい曲です。今日はみんなを取り囲んで、包まれた感覚で聴いてください。いろいろな人を見て聞いてもらいたい。目をつむっても良い、寝てもよい
M2 アルマの雲Ⅱ
N どうでした? みんなの集中力が伝わってきてうれしかった。指の柔らかい感じが好きだったという人?
箏の音は私も昔体育館で聴いて、良い音があるんだと感動して10何年か箏を弾いている。
みんなも楽器やっている人居る?その時からaずっと飯名という情熱が続いている。羽生君とか好きなことを続けているとかっこよくなっている。私もかっこいいと思って続けてきた。
沢井さんという人の曲を弾きます。本当は一人で弾く曲。今日は3人で弾く。作曲家は鳥になってみたいと思って作っている。飛行機に乗ったことある?下の風景を見て取りになった気分になった? 鳥がどんな鳥か、3人がどんな鳥を思っているか聴いてください。
M3 鳥のように
Y どうだった? 鳥がぱたぱた、カラスがカアカア どうだったかな(ギターでやったらおもしろいかも)
こっちの楽器、黄色い糸が張ってあるもっと大きな楽器は17弦といいます。大きくて2メートルくらい有る。比べてみる。大きさが違うと・・・ことじも違う、大きい。音も違う<弾く>。箏はきらきらだけど17弦は低い音が出る。この低い音を出すために作られた。
最後は17弦を2面・・あ、面と数える・・と箏で5節の舞という曲
最初は爆発的なおとでそれがぐるぐるして、それから箏が静かに入ってくる。だんだんステップを感じさせるようになって盛り上がる。
迫力を感じてもらうために、みんな前に来て<集める>
M4 五節の舞
気持ちが高ぶったことを出す曲でした。最後にお知らせ
WSとコンサートのお知らせ

終了

加藤直明(トロンボーン) [管楽器]

昨年10月のノート。堺市がアウトリーチ事業を始めるとのことで、地域創造と研修会。加藤さんには手慣れたアウトリーチ手法を見せてもらいました。定番だけれども、細かいところは年々進歩してます。終わった後地元の演奏家の方と話をしてもらいましたが、いつもながら彼の話は具体的で有意義です。

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2014年10月10日 10:30-11:15

加藤直明(トロンボーン) 大室晃子(ピアノ)
堺市 市小学校6年2組

入場(大室のみ)
M1 ボリバール(クック) ※外で序奏を吹いてから登場
自己紹介
作曲したのはエリック・クックだけど、後ろの写真・・・にはありません
次はデンマークのヨルゲンセンという人が作ったロマンス、という曲。ロマンスというのは難しく考えるとわかんなくなるけど、思い出すことがある初恋・・・みんなはどうかな
では聞いてください
M2 ロマンス(ヨルゲンセン)
ロマンスでした。ここで楽器の紹介をしたい。
名前はトロンボーン、種類は金管楽器という仲間の一つ。ピアノは鍵盤楽器、ほかに弦楽器、も管楽器とあってこれは金管楽器。金管楽器は音の鳴る仕組みはみんな同じ。息を入れても<吹く>音は鳴らない。知ってる人(何人か・・・)。音は何かが震える。ギターやヴァイオリンとかは弦。ピアノも弦、ではトロンボーンは?? そう唇を震わす。ではプロの震わす唇の音を聞いてもらう。<ブー>さすがプロ・・・?。これをマウスピースに伝える、そして楽器をつけると・・・
動かしていたのは音の高さを変えている、それがよく分かる曲ラッサストロンボーンを吹いてみます
M3 ラッサストロンボーン(途中で子供の中に入っていく。途中でスライドが外れる)
トロンボーンというのは英語でドイツでは・・・・・・という。昔、英語はだめだという時代があと思って作ってきた。これ。(ホース)。これにマウスピースをつける。何か足らない。これ(油さしたりする)じょうろ。これをつけると・・・少し大きくなる
では誰か一人<体験> では曲をやってもらおう。みんな聞いてみたい?
では幸せなら手をたたこうって知ってるね<歌わせる>。では楽器吹こうにしてやってみよう。みんな協力してね。
  M 幸せなら楽器吹こう
次に紹介したいのはピアノ。ピアノの本名はピアノフォルテ。小さい音も大きな音も出せる。
大体200年前くらいにこんな大きさになった。重さは大体200キロくらい。ではショパンの黒鍵、みんなピアノの周りに集まって<鍵盤からハンマーの紹介>
M4 黒鍵(ショパン)
すごい早かったね、拍手。では今度はみんなを紹介して・・歌を、ビリーブ
M5 ビリーブ(みんなで)
排斥に戻って
良い曲ですね。実は作曲した杉本さんは大学の大先輩。芸大でトロンボーンを勉強していた。これからも歌っていって欲しい。では最後の曲、
スコットランドの釣鐘草。民謡をプライヤーというアメリカのトロンボーン奏者が自分の腕をひけらかすために必要以上に難しくした曲。挑戦だけれども最後のそれを聴いてもらいたい。
M6 スコットランドの釣鐘草
今日はクラシック音楽の中のほんの一部を聞いてもらったけれど、これから、何でも良いので音楽を聴いて、感じるということをやっていって欲しいと思います。

質問
終了

神永大輔(尺八)といぶくろ聖志(箏)のアウトリーチ [打楽器、邦楽そのほか]

いわきの登録演奏家神永大輔さんは東京でバンドに入ったりして広い活動をしている。でもいわきでのアウトリーチはいつも正統的だ。それが邦楽家がクラスに行く必然だと思っている。
ただ説明の仕方は少し視点が違っていて面白い。新しい可能性を見せてもらっている。この回はいわきの勿来で撮影したバンドのミュージックヴィデオを使って子供をびっくりさせて、そのあと 六段。

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2014年9月17日 
いわき市 錦中学校 1年80名
神永大輔(尺八) いぶくろ聖志(箏)

DVDの映像で千本桜
(K)こんにちは 私は尺八を吹く神永大輔、こちらはいぶくろ聖志さんです。
今見てもらったのは私たちがやっているバンドだけれど、この映像を撮ったのはじつは勿来の関所の吹風殿というところで撮影した。それで見てもらいたかった。
(I)何でこのような楽器をやっているかというと、外国に行きたかった、そのために日本の楽器ができると良いなと思った。
(K)いわき出身で高校まではピアノをやっていた。いろいろな笛の音を聞いていて、大学に入ってから尺八をはじめた。
今日は私たちがどんな音楽を勉強してきたかを順に聴いてもらいたいと思う。
一曲目は古い曲、古曲。1600年代の初め八橋検校という人が居た。いわき出身と言われている。箏を広めた人。彼が作った六段の調べ
M1 六段の調べ
その頃は武士はお城に居た。 どんな音を聞いていたか
琴の弾き方にもいろいろとあるのをいぶくろさんに。
(I)八橋検校は目が見えなかった。今はこういう縦の楽譜で弾くけれど、ではどう残すか?言葉で歌いながら伝えて「トンテンシャン」とか(シュシャコロリン)とか言葉にして、それに対応する弾き方がある。たとえば<弾いてみる>
じゃあ、テン、とトン、とコロリンを組み合わせてみて、言ってみて<指名する>
1,テンテンコロリントン
2,シャシテンコロリントン
3,コロリンテンテンシャン
それを弾いてみるね。こんな感じになる。音程は適当につけているけれど・・・「今のはみんなの調べ」
こんな感じで伝えていく。だから、誰かが間違って覚えてしまったりするので、違った伝わり方もする。それが流派になって、同じ曲でも違って聞こえることもある。箏はこんな感じ
(K)次の曲は春の海。宮城道雄さん<写真をみせる>彼が目が見えなくなるまえに見ていた瀬戸内海の海の様子を書いた。この時代の曲ではメロディと伴奏というように役割がはっきりとしてきている。西洋の影響。
M2 春の海
今のは短めの尺八を使った。尺八はふつう一尺八寸なので尺八何だけれど、これは一尺6寸、短く少し音が高くなっている。今日は楽器を何本か持ってきたので限定3名に体験してもらう。その前に、仕組みと吹き方を<紙配布>。
<体験>
すぐできてしまったね。私の場合は音が出るまでに3日かかった。
その代わり出るようになると自転車と同じでいろいろなことができるようになる。
首ふりとかむらいきとか<実際に出してみる>。それだけすごく面白い楽器だと思う。
では演奏に戻ります。双魚譜。これでは別の箏を使う。弦が25本ある25絃。双魚譜は双子座のこと、2つの魚が入り乱れている。
M3 双魚譜
今日は古い音楽から新しいものまでを学んできた。でもこの楽器は問えも可能性がある楽器だと思う。最後にまた別の曲をやってみる
M4 情熱大陸

お礼の言葉
終了

山本亜矢子さんの熊本菊陽町でのアウトリーチ [ピアノ]

山本亜矢子さんは東京の音大で勉強して熊本に帰ってきた。ピアノを教えながら(きっと良い先生だと思うけど)オーディションで見事に合格してアウトリーチをはじめている。いろいろとアイデアが出てくるタイプで1年目としてはかなり良い線行っていると思う。話と演奏という二つのことに集中をして結果が出せるようになるのにもう少し時間がかかると思うけれども、それも経験によって解決するはだろうし、先生としての成長も楽しみである。

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2014年10月15日 11:25-12:10
山本亜矢子(ピアノ)
菊陽町武蔵ヶ丘北小学校6年2組 6年生

入場

M1 ゴリウォーグのケークウォーク
武蔵ヶ丘北小学校6年2組の皆さん、こんにちは(こんにちは)。私はピアニストの山本亜矢子です。みんなの元気の挨拶の声で元気をもらいました。今日はピノのことを知ってもらって音楽を楽しんでもらいたい。
ゴリウォーグは黒人の人形。ケークウォークという愉快な踊りを人形が踊ってる。
質問、ピアノを弾くときはどこを使う?(手、足・・・)他には(・・・)そう耳、もう一つ(目)そう目も使う。前進を受かって演奏します。次の曲ではみんなも耳でピアノの音色を良く聞いてください。
北のヨーロッパの冬は寒い。その中でもみの木は葉を落とさずにたっているので、永遠の命の象徴とされている。
M2 もみの木
ピアノの響きは聞こえた? どんな?(・・・)言葉にならないことを言葉にするのは難しいけれど、自分の感じたものが正しいので感じたものでよい。私は冬に耐えていることを思いながら弾いています。ドーンという音から優しく触るような音までピアノは出せるのを聞いてもらったので、今度は楽器の仕組みを知ってもらう
ピアノの音はどう出す?(手で・・)うん手で?。押すと音が出るところの名前は(けんばん)黒と白がある。でも昔は逆だったこともある。鍵盤はいくつあるか知ってる人は?(・・・)88個。では、こんなに沢山あるピアノの部品はいくつだと思う?100,1000,10000? 大体1万個くらいある。小さな部品も宅差なる。今日はこんなものを持ってきた<カットモデル>なんだろう・・・鍵盤を取り出したもの。ここがたたくハンマーで、これは羊の毛。
みんなは大きなホールで聞いたことある?このコンコンという音が大きなホールでも聞こえるのはなんでだろう。じゃあピアノのそばに来て。
   ※ オルゴールとわっ、と
次に聞いてもらいたいけれど、みんな少し広がって・・・。みんなには次の曲で旅をしてもらう。宇宙に・・・みんなのイメージで・・・みんな寝転んでください。ピアノの下でも・・仰向けに。目を閉じて開けないで聞いてください。
「ここは宇宙です・・・・。宇宙船の中から眺めている・・・・」
M3、M4 星のうた、白鳥(田中カレン)
みんなどう思ったかな<数人がコメント>感じたことを言葉で発表するのも大切なこと。
みんな眠くなった、じゃあ次は参加してもらおう。
モーツアルトは知ってるね。モーツアルトが出会ったトルコの軍隊のリズム。ちょっとやってみる。<手でたたく>。勇ましいのでみんなで足でもやっちゃおう。
この曲のどんなところで出てくるか、やってみる<ピアノを弾く>
では一緒に
M5トルコ行進曲
次は喜びの島。シテール島という。どんなところかな、たとえばディズニーランド。船で海を渡っていく場所。みんなは着くまでどんな気持ちになると思う(わくわく)目の前にシンデレラ城が見えてくる。そんな気持ちを思いだしてみて。
この曲のポイントは まず、このスキップするようなわくわくした気持ち。これはいろいろなところに出てくる。2番目は船の波、波を感じる。そしていよいよ着いたぞーっとラッパが鳴る。そんなことをイメージしながら聞いてみて。
M6 喜びの島
みんながこれから音楽を聴きに行くときは、ヨーク見たり想像しながら聞くと良い時間が過ごせると思う。

先生、お礼の言葉
終了

いわきのピアニスト木田麻貴さんのアウトリーチ [ピアノ]

昨日アップした長瀬さんと同時期にやった木田麻貴さんのアウトリーチ。同じピアノでもアプローチもコミュニケーションの取り方も違うのが本当に興味深い。まあ同じ曲をやっても人と違うこと価値観を持つにアーチストがみんな違うのは当たり前といえば当たり前ではある。木田さんは声も大きくないしふわっとしているのだけれど、ちゃんと子供がその世界の中に入ってくる。それを見るとうわべでなく本気で取り組んでいるときの芸術家の能力を信じたいと思う。

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2014年11月21日 
木田麻貴(ピアノ)
いわき市 平第5小学校 6年生

入場
皆さんこんにちは。私はピアノを弾く木田麻貴といいます。私は平の第4小学校の出身でここから30分くらい?
今日はまず300年くらい前の曲を弾きます

M1 バッハ:アルマンド、メヌエット
知ってる曲はありました?(2曲目)。両方とも踊りの音楽。バッハはどの日とかな(後ろの肖像を見る)知っていたのはメヌエットという曲で、4年の教科書でラバーズコンチェルトという題で乗ってます。この曲は私が3年生だった頃に自分で弾きたいと思って練習した曲。
何で300年前の曲が残っている?(楽譜)そう楽譜。それを音にするのが私の仕事です。
次の曲は最初だけ弾いてみる<弾く>。聞いたことある人(全員)誰が作った曲かな?(・・・。トルコ行進曲?)そう、モーツアルトが作ったトルコ行進曲という曲です。
トルコって知ってる(国の名前)モーツアルトはトルコ人ではなくてウイーンにいたのに何でトルコ行進曲を作ったんだろう。その頃トルコの文化が大流行していた。それでモーツアルトが作った。トルコにある音をまねしたおとがある(マラカス、大太鼓、小太鼓)そう太鼓の音をまねして作った。こんな音<弾く>では、みんなも参加して、太鼓の聞こえている間は手を上げてください。なくなったら手を下げる。
M3 トルコ行進曲
ありがとう、見えてました。何回手を上げた?(4回)。にているところを探しながら聞くのもおもしろいと思います。
今、白いところ黒いところ鍵盤見えていた?(・・・) どのあたりを触っていたかな(真ん中)この曲では真ん中あたりしか触っていない。ピアノのできた頃はバッハの頃。その時は49しか鍵盤がなかった。今は?(100、わいわい)88有ります。改良されて増えていった。
真ん中の音を弾くから歌ってみよう<ドレミファソラシド>。今度は左端のほう<歌う>右側<歌う>こんなに高い音から低い音まで出るようになった。
次はリストの作ったこびとの踊り。リストは150年前に活躍したイケメンですごい人気だった。こびとの踊りは高い音、低い音どっちがたくさん使われているかな、と聞いてみてください。
M4 こびとの踊り
そう、高い音。きらきらした音がいっぱい使われていて、より豊かな表現ができる楽器になった。
そのピアノ、今日は家から部品を持ってきた。これ・・(弦) 弦は重要な役割を持っている。みんな喉に手を当てて、アーと(アー)震えている。ピアノはこの弦を振るわせる。弦をならしてみる<マレットでたたく> どのようになっているか・・・仕掛けがある。アリオスから模型を持ってきた<カットモデル>。これはこのように入っている。どこが動いているかよく見て(白いのが上に上がる)鍵盤を押すと白いのが弦をたたく。これはハンマーという。ハンマーは何かの毛でできている(ひつじ?馬?)羊。ハンマーは強く早くたたくので時々弦が切れる。
でもピアノの音は大きいけれど、弦だけではそんなに大きくない。この中に魔法の板が入っている。どのように魔法? 実験をします。<オルゴールの実験>
そのピアノを使って多くの人が曲を作った。ピアノの詩人と呼ばれているショパンもその一人。リストと同時期ポーランドに生まれて19歳で国を離れ再び音ずれなかった。パリで活躍した。今日は二つの曲を弾く
ワルツ、有る思いを込めて作った。昔ドレスデンで出会ったマリアはとても大人になっていて恋に落ちたけれど、離れなければならない。それで曲をプレゼントする。みんなはマリアの気持ちになって聞いてください。
M5,別れのワルツ
どんな気持ちになった?(・・・)
ショパンはどんな気持ちで作ったかな。喜んでもらいたいと思って気持ちを込めて作った。そして、マリアはショパンの絵を描いている。楽譜には感情を込めて、と書いてある。この曲にはタイトルがあって「〇〇のワルツ」と呼んでいた。うれしいけれど寂しい気持ちもする曲。
ショパンは音楽で気持ちを伝えた。大人になったら少しわかるかも。私はショパンが大好き。絵本のページをめくるみたいにいろいろな感じになれる。私にこんな気持ちがあるのだと教えてくれる。
最後にバラードという曲。バラードって知ってる? 元々は歴史物語を含む歌という意味がある。ショパンは水の精をテーマに物語をつくった。湖に水の精が居て若者を誘おうとする。その続きは聴きながらみんなで作ってみてください。
M6 バラード

お礼の言葉
終了



長瀬賢弘(ピアノ)2年目のアウトリーチ [ピアノ]

長瀬さんはオーディションのときはコミュニケーションに若干心配があって、どのように変わっていくかはコーディネート側の課題だと思っていた。でも、やっていく中で面白さを見つけ、いろいろと考えることがあったようで大きく変わった一人だと思う。それは、今回の最後の日に3人の演奏家で座談会風の話をしたときもはっきりと現れていて、演奏家と地元との関係が深まる様子を見ることができた。私にとってはアウトリーチをやっていての醍醐味の一つ。
長瀬さんは登録期間最後になる今回は、楽器をよく知るいわきのスタッフならでは可能な大技?を試みて、子供たちの気持ちを捕まえていた。(写真ピアノの右でマレットを構えているのが長瀬さん、鍵盤の前に座り鍵盤を弾き出しているのはスタッフ足立君)

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2014年11月20日 
長瀬賢弘(ピアノ)
いわき市 湯本第2小学校 5,6年生 53名

入場
M1 バッハ:主よ人の望みの喜びよ
こんにちは。私は長瀬賢弘といいます。
昨年も同じような時間を鼓鼓で過ごしました。私は小名浜の出身で、今はいわきと東京と行ったり来たりしながらピアノを弾く仕事、ピアニストをしています。
今の曲は聴いたことあるかな(全員) バッハ、偉大な人です。彼が書いた主よ人の望みの喜びよ、という曲。本当はオーケストラと合唱で演奏するお祈りの曲。だけど今日はピアノで、いろいろな音を出して弾いた。ピアノはいろいろな音をいっぺんにできるので、今日はいろいろな響きを身体全体で味わいながら過ごしたいと思います。
次はショパン・・・てしっているかな。子犬のワルツという曲。犬のいろいろな様子を見て書いたといわれている。その様子を想像しながら聞いてみてください。
M2 子犬のワルツ
わんちゃんは何をしていた?思い浮かんだ人居るかな?
(ボール遊び、追いかけっこ、走ってる・・・)すてきな意見ですね。みんなに拍手。
コロコロとしたところはそんな感じがします。真ん中へんはちょっとね、眠いようなところがある。この曲はそんな風に生き物をあらわした曲。
次は教会の鐘の音。ラフマニノフはロシアの作曲家で、彼の故郷のロシアでは町にいくつもの教会があって、それぞれ鐘が鳴っている。みんなが思うのは「ゴーン」という除夜の鐘かもしれないけれど、ロシアのはいっぱいの鐘があってがらんがらんと鳴る。
今日は実験をしたい。曲の間にみんなはピアノの下をくぐって後ろ側にいってください。こっちと、下と、後ろ側では聞こえ方が違うかもしれない。それを感じてみてください。
M3 ラフマニノフ:鐘
どう、聞こえ方が違った?(前の方が大きい) 他は?(・・・)何かもやもやと感じている顔をしているね。
ここでピアノの話をしたいと思います。このふたは屋根という名前がついてる。音を跳ね返して前に飛んでいくように作られている。音は大体ふたのこっち側で菊陽になっている。反対側にはあんまり来ないので少し音が違う。
ピアノの中には金属の糸がいっぱい張ってある。何?(弦) そう金属だから触ると錆びちゃう。この弦をたたくことで音を出しています<マレットでたたく>。でもピアノを弾くときはこんなことはしてない。何してた?(鍵盤・・・)鍵盤をたたいていた。この部分がどうなっているのかみんな鍵盤側に移動して・・・<鍵盤のアクションを引き出す>
この白い部分をハンマーという。下からたたいて音を出す。
でもこのままでは大きな音は出ない。大きなホールとかでも聞こえるには。
これ<オルゴールを出す>  <※以下オルゴールの実験。アクションを戻す>
ではそのままの位置でもう一曲聴いてください。ラベルの悲しい鳥という曲
悲しそうな鳥の鳴き声が聞こえてくる。みんなにはどこで鳴いているか想像して聞いてください。銘々好きなところに来て聞いて良い。下に行けば響板が、こっちだと鍵盤が見える。
静かな曲なの絵よく耳をそばだてて聞いて・・・
M4 悲しい鳥
ではみんな近くに来て。
どこで鳴いていた?(高いところ。森の奥、暗いところ・・・)何か不思議なかんじ。森の奥かもしれないし、大きな空かもしれない。
今日はピアノの音をいろいろと聞いてもらいました。もっとたくさん聞いてほしい。
私が始めてピアノの音を聞いたのは3歳の時。指一本で遊んでいた。でも指でたたくと音が出るのがおもしろくて、だんだんといろいろな響きが出るようになって夢中になってたら今ピアニストになっている。
自分が夢中になるものを大事にして・・・、そんなみんなの応援のつもりで弾きます。
チャイコフスキーのトレパーク。みんなで力を一つにして踊る力強い踊りです。
今日はかこんで楽しい気持ちで聞いて終わりたいと思います。
M5 トレパーク

先生 席に戻って・・・。では感想を・・(何人か感想を言う)

NHK交響楽団の弦楽四重奏(いわき) [弦楽器アンサンブル]

しばらく休んでいたけれど、すこしづつ復活。いろいろ思うところもあるけれども、やはり情報は必要かもしれない。でも、言葉では一番大事なところは伝わらない。そこを意味と意義のあるものにしていくのが絶対に他人と同じではないアーティスティックな個性の部分だと思う。

書いてもいいなと思ったのは、このコンサートに出会ったから。良い意味で期待を裏切ってくれた三又さんたちに感謝でもあります。
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2014年7月10日 10:25-11:10
いわき市 三阪小学校
NHK交響楽団弦楽四重奏(三又、楢井、佐々木、宮坂)


3人入場
M1 チャールダッシュ(前奏を3回ほど繰り返した後、三又1/8のヴァイオリンで弾きながら入場)
三)皆さんこんにちは(こんにちは)。元気が良い挨拶ありがとう。
私たちはNHK交響楽団というところで働いている。弦楽器というこのヴァイオリン。ヴィオラ、チェロの3種類の楽器を演奏します。この小さいのは・・・ミニチュア?。小さいときにはこういう楽器で練習を始める。次はヴィオラの音を
S)少し低めの音が出るので太めの音を聞いてもらおう。有名な愛の歌
M 2 愛の挨拶
次にチェロの音を、と宮坂前に出る(すごく大きい)
M3 ふるさと(solo)
どうだった? 三つの音(大きかった、音が低い) チェロの方が温床が太く音が低い)
オーケストラでもいろいろな音が合わさって一つの音になっていく。次は
モーツアルトのアイネクライネナハトムジークという曲
M4 アイネクライネナハトムジーク
次にみんなの知ってる曲、花は咲くを聞いてもらってから質問コーナーをやるので考えておいてね
M5 花は咲く
質問コーナー
次は・・・
M6 小さな世界
4人でどんな風に音を合わせているんだろう。ちょっとみんなで手をたたいてみよう。せーの(たたく)。うーんちょっと合わない。もっと合わせやすい方法がある。目をつぶっていても拍手が合う。声は出さないで・・・「よっ」でもなくて・・・
プロは・・・(息で合わせる) どうやって?(息を吸う)そう呼吸が大事。でもやり方がある。短く吸う。指揮もそのようなことをやらないといけない。
ここで指揮者コーナーをやってみよう。やりたい人<たくさんなのでじゃんけんで決める>
Mはアイネクで 3人ほど<実にうまく合わせる>。4拍子。
次に弦楽四重奏を聞いてもらうけど、早くなったりゆっくりになったりするのは4人が会話をしておるから。体や行きや目とかで、こんなにしたいんだよ、ということを知らせながら弾いているのを聞いてみてください
M7 ノクターン(ボロディン)
最後はみんなで一緒に音楽をやって終わりたいので、校歌を一緒に歌おう。
<背伸び、姿勢>
アンコール1 校歌
アンコール2 あまちゃんのテーマ

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クアルテット ソレイユのアウトリーチ(冬・いわき市) [弦楽器アンサンブル]

進行案は細かくメモを取ることがちょっと草臥れるので、2014年からは少しスタイルを変えて提供する。この進行プランは研修会などで活用しているものだけれど、ワードの表入りの文章をそのままブログに載せられないので、とりあえずjpegで表示することにする(ワードからPDF→jpegは面倒くさいので何か良い方法があれば教えてください)

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工谷明子さん(ソプラノ)のアウトリーチ [声楽]

工谷さんは廿日市在住。でも広島でずいぶん活動している人。学校で教えているせいか、話し方が先生になってしまうときがあるのが気になるけれどもしっかりした声の人だ。

2011年10月3日
廿日市市阿品台東小学校 3年 23名
工谷明子(Sop)       (ピアノ)
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先生
前奏後入る(まわる)
M1 ハイジ「教えて」
(すご)皆さんおはようございます。笑顔で聞いてくれて嬉しかった(人間?)人間ですよ。
私はソプラノの工谷明子と言います。ピアノを弾いてくださるのは寺西ひろこさんです。
今日は声についてお話をしたいと思います。
今こうやってる声はしゃべる声。これは楽器ではない。さっき歌っていたのは楽器の声。何が違う(高さ、しゃべり方、メロディ)身体全部を使った歌い方をすると楽器になる。それを声楽という。今日は楽しい声ということを勉強したいと思います。
しゃべる声だと・・・<歌ってみる>ここまでしか声が出ない。けれども、楽器の声にすると、<やってみる>こんなに高い方まで声が出る(こども真似をする)それは壊れた楽器ね。次にもう一曲身体を使った歌い方を見てください
M2 君を乗せて   (しってる)
静かに聴いてくれたし、歌ってくれた人も居たね。これならば体育館でもマイクなしでも歌を届けることができる(世界中)世界中は無理だけど・・・。それにのども痛くならない。そしてみんなも学習発表会があるのね。まずみんなの声を聞かせて・・
M 君とぼくの間に(こども)
いいこえですねえ。でも私のように歌ってみたい?(そりゃみたいよ)では、
3つのことが出来ると出来るようになるかもしれない。
まず楽器の姿勢。立ってみて。足を少し開いてまっすぐ立つ。後ろに壁があって、頭と肩とおしりがみんな壁につくように。物差しかなんかが背中に入っている。そう、で、肩を上げて、後ろにして、落とす。そうその状態が一番良い姿勢。
次に楽器の呼吸。5秒かけて鼻から吸って5秒かけて口から吐く。次にワッと吸う。おなかが膨らむ(うまくいかない)。私のを見て触ってみる<全員に触らせる>。
最後はわっはっはといいながらおなかを動かす。これが歌っている時の筋肉。ほっほっほでもやってみよう。自然に出たその音が教室もびりびりした感じになってきた。ではこれでもう一回歌ってみよう
M 君とぼくの間に
次に私の話をしようと思う。私も廿日市の〇〇小学校に通っていた。歌は好きだったけれどピアノも習っていた。高校の時に合唱部に入ったけれど盛んな学校で全国大会とかに行ったりした。でも一人で歌ってみたいという気持ちになってきて、緊張はするけれど拍手をもらうのが嬉しくてそのまま大学に行って、今も歌っている。さくらぴあのホールで歌ったりもします。この間広島でコンサートで歌ってきた。そのコンサートは1945年8月6日、わかる?(原爆)。そのときに被爆したピアノとこの間の大震災お津波でガレキになった木から作ったヴァイオリンが演奏するというコンサートで、そこで私も歌ってきた。
震災のために作られた曲がある。花は咲く、途中から一緒に歌ってください。
M3 花は咲く
静かに聴いてくれたし、みんなが歌ってくれて嬉しかった。
次はオペラの曲。オペラ知ってる?(知ってる)歌、楽器だけでなく舞台上に部屋を作ったり街の風景を作ったりする、すべての芸術が含まれている。その中で主役は歌。登場人物の色々なことが歌になっていて物語になってる。これから歌うのはファウストというオペラで、14-5歳の貧乏なおんなのこが、家の前で宝石の入った箱を見つけてつけてみる・・そんな気持ちを・・・今日は宝石箱も持ってきた
M4 宝石のうた
最後は乾杯の歌。本当はパーティだから男の人や合唱も入るのだけれど、今日は女の人の分だけ歌う。
M5 乾杯の歌
先生
終了

廿日市 前田悠貴さん(サックス)のアウトリーチ [管楽器]

前田さんは7月の研修会の時からアウトリーチの感じを良く把握しているように見えたので安心して臨んだけれど、前日のランスルーでは、3年生には少しつらいかなというところもあって修正をお願いした。若干優等生的なってしまうので、もっと自分からのメッセージ性を出せるとこどもの反応がもっと良くなるかもしれないが、そう言うところは慣れの力が大きい。回数を重ねられるようにさくらぴあで機会を作ってあげることを期待する。
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2013年10月3日
前田悠貴(サックス)藤本宏平(ピアノ)
廿日市市 阿品台東小3年1組

先生
吹きながら入場(途中から手拍子)
M1 情熱大陸
皆さんこんにちは。私はサクソフォン奏者の前田悠貴です。ぴあのは藤本宏平さんです。今の曲知ってるね。普通はヴァイオリンで弾くのだけれど今日はこのソプラノサックスで弾きました。
この前に並んでいる楽器が気になると思うけれど,これは全部サクソフォンという楽器です。これがソプラノサクソフォン、言ってみよう(ソプラノサクソフォン)、そしてこれがアルト、こっちがテナーサクソフォンと言います。言ってみよう( )。略してサックス。これは大体170年くらい前、江戸時代で侍さんが普通に生活をしていた頃、ベルギーという国でサックスさんが発明した。サックスさんに乙の意味のフォンがついてサクソフォンとなった。覚えておいてね。
次には、プロヴァンスの風景という曲を弾いたいと思う。ポール・モーリスさんは女性の作曲家。プロヴァンスって聞いたことある?(ない)知らないよね。<写真を出す>こう言うところです。仏蘭西で有名な観光地で休みの日に遊びに行く。彼女もプロヴァンスに行ってそのときのことを音楽にした。
1曲目は娘さんが何人もで踊っている。その様子を想像して聞いてみてください。
M2-1 若い娘たちのファランドール
次はきっとすてきな男性に会ったのだと思う。その人のことを思いながら景色を見ている
M2-2 愛しい人への歌
愛護はジプシーの女性。娘さんと違ってたくましい。かっこよさが書かれている。サックスとピアノが絡み合う。
M2-3 ジプシーの女
ここで楽器のことについて少し話したい。まず楽器の音の出し方。楽器にはこんなものがついている、これはリードといってこの先が震えて音が出る。でもこれだけでは出ない。こっちのマウスピース<見せる>だけでも出ない。リードをマウスピースにつけて音を出す。やってもらう前に、まず出し方を・・・下唇を巻き込む、そして上は歯をつける。そして横を締めてふっと吹く。では、体験をすることになっている人に出てきてもらおう。(3人出る)
みんな名前は? はい、では口に含んで・・・<指導>
ではみんなで曲をやる。みんなは歌を歌って、吹く人はぷっぷーと吹く。
では幸せなら楽器吹こう・・・<一緒に演奏する>
M3 幸せなら手をたたこう(最初ゆっくり2度目早く)
すごい、拍手― 
どうだった? 家に帰ったら吹けるよーと言ってくださいね
サックスはコツをつかむとすぐ居演奏できます。次はガーシュインという人が作った「ラプソディ・イン・ブルー」を。聞いたことがあると思う。この曲ではここにある3つの楽器を吹くのでどんな乙がするか良くきいてみてください
M4 ラプソディインブルー
どうだった? 
最後の曲は女性のミヨーという作曲家が作った曲。ブラジルといえば(サッカー、女の子、テニス・・・)(サンバ、踊る)これはサンバのリズムを本に出来た仏蘭西の曲です。
M5 スカラムーシュからブラジルの女
先生~アンコール
ではアンコールにみんなが今やっている曲を一緒にやっておしまいにしよう
M 君とぼくの間に
お礼の言葉
終了。

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