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愛知室内オケの弦楽四重奏(幸田町のアウトリーチ小学2年生) [弦楽器アンサンブル]

幸田町は3年前にオーディションをやって、小学2年生対象に各年2回づつアウトリーチをしてきた。今年で6校全部回ったことになる。ここの音楽によるアウトリーチは、小学2年生、5年生と全校を回るパターンなので、文化政策としてはきちんとした活動の印象である。単発の面白さも大事だけれど、こういうのも価値がある。ただ、継続では緊張感を保つのがなかなか大変な作業なのである。
とはいえ、4年間継続してきて、いろいろな意味でその価値が明らかになってきているので、うまく続いていくことを祈りたい(愛知県はトヨタがああなると影響が大きいのだ。たぶん)
プログラミングのアイデアもあるのでアウトリーチも安定していると言えばそうなのだけれど、気になるのは一つのプログラミングを完成させていくということ。やり取りや語りが重要さをもつアウトリーチにおいては(特にアンサンブルでは)、演劇を扱う時のように繰り返すことで完成度を上げていくという手法が大事。これは同じ日にやったアンサンブル・シェリー(木管5重奏)にも同じことが言えるのだけれど、詰めていかないと、アイデアが良かったねで終わってしまう可能性がなくはない。残念だけれど、幸田だけではその回数を担保できないのでちょっとかわいそうでもあるけれど、そのことも意識するといいと思う。
ACOアンサンブルは愛知芸大卒業生を中心に作った室内オケのSQ。チェロは別の人だけれど、原村のセミナーにも行っていて、先生の印象は強かったようだ。アンサンブルで何をしようとしているのかがはっきりしているのが良い、というのはその時のある先生の意見。特に上手ではないけれど・・というコメント付きだけれどあんまりほめない人なので・・・。その辺は先生の教え方がいい、音楽の方向がしっかりしている、ということらしいのだけれど。
確かに、初めてやりだしたときからその辺は感じられて好感があった。特にトップの平光君の多才(多彩)さは中々のものだ。こういう人が名古屋でがんばっているのは本当に好ましい。

幸田ACO.jpg

2009年2月9日 10:50-11:35
愛知県幸田町 中央小学校 2年生約85名

入場
M1
中央小学校の皆さんおはようございます(おはようございます)今日は4人のクラシックのコンサートを聴いてください。
まず自己紹介から。一番左のヴァイオリンのお兄さんは平光真彌。次にやはりヴァイオリンの新谷歌さん、右にいるのは大きい楽器だね、チェロの山際奈津香さん、私はあんまり見ないけれどヴァイオリンよりちょっと大きなヴィオラの小松大です。よろしくお願いします。今日は僕が司会をしながら進めたいと思います。
一曲目はブルガリアンラプソディ。真彌さんが自分で作った曲でした。お松吊みたいな感じだけれど、ブルガリアのダンスの曲を元にして作りました。今日は少し踊りの曲を色々とやってみたいと思います。
2曲目はバッハの作ったブーレという曲。聞いたことがあるかもしれない。
M2 バッハ;ブーレ
今のブーレというのはフランスで今から400年とか前に踊られていた。どうだったかな。
あんまり早くない踊り。
次は17世紀のころのメヌエットという踊りの曲。言ってみよう。メヌエット(メヌエット)これは覚えて帰ってほしいな。3拍子でできています。ちょっと踊って見せよう<弦3人のバックで小松踊る>。本当は演奏家だから踊りは得意でないけれども、こんな感じ。今の
曲はハイドンのメヌエットですが、これを全部聴いてもらおう。
M3 ハイドン;メヌエット
メヌエットでした。次に2曲続けて弾く。一曲目はポルカ。ヨーロッパのチェコとかポーランドで踊られていた。2曲目はタンゴ。南アメリカのアルゼンチンで流行った曲。
では、ヨハンシュトラウスの「大急ぎで」というポルカ、とアルベニスのタンゴを
M4 J・シュトラウス:ポルカ
M5 アルベニス:タンゴ
今度はちょっと珍しい曲を弾く。といっても日本の歌、ソーラン節。日本のどこの歌かな?(日本、北海道・・)そう北海道です。網をひく時にソーランソーランと掛け声をかけて歌った。今日はそれを4本の弦楽器で弾こうと思う
M6 ソーラン節
ここで、平光お兄さんにヴァイオリンについて話してもらおう。
(平光)ヴァイオリンは、ここが空洞になっていて、そこで音を響かせるのだけれど、弦を弾くとこの木にひびく。この木は表は松で、裏と横は楓でできています。じゃあこの弦は何で出来ているかな(ひも、糸、鉄・・)実は羊のおなかの中、腸を取り出して、乾かして周りに銀線をまいています。これをガット弦と言います。言ってみよう(がっとげん)弓のほうは・・<外してみせる>(馬の毛)そうだね馬の尻尾の毛です。大体120本から150本位はってある。
さて、ヴァイオリンを勉強したところで、ちょっと弾いてもらおうかな。弾きたい人(卓さんっ手が挙がるので、男女一人づつ選ぶ)
体験
じゃあちょっと一緒にやってみよう
 m エーデルワイス
さて、あと2曲。次の曲はみんなが知っている曲、知っていたら歌ってね(ぽにょぽにょ、ざわざわ)
M7 ぽにょのうた   (みんな手振り付きで一緒に歌う)
さて、最後に、チャールダッシュというハンガリーで生まれた曲。みんなで言ってみよう(チャールダッシュ)。かっこいい曲。
M8 モンティ:チャールダッシュ  途中で平光客席にはいる

先生
質問
終了







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