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トリオミュゼ日立のアウトリーチ [弦楽器アンサンブル]

今年の音活で一番数をやったのがミュゼであろう。その最初の高松を一緒にやって、今回5つめの都市日立のアウトリーチをのぞきに行った。基本的な構成はあんまり変えていない、良くできた構成である。その意味では演奏も子供とのやりとりも何となく余裕が感じられて良かったのだけれど、余裕というのは諸刃の剣である、できればもう少し言いたいことを煮詰めるといいのだけれど・・・

日立ミュゼ2.jpg

2009年2月13日 14:00-14:45
茨城県日立市東小沢小学校 4-6年生約35名
トリオ・ミュゼ(佐々木祐子、上野真理、伊久希)

先生挨拶~呼び込み
登場
M1 美しき碧きドナウ
(上野)東小沢小学校の皆さんこんにちは(こんにちはー)トリオミュゼのヴァイオリンの上野真理です。ピアノの佐々木祐子です、チェロの伊久希です。3つの楽器が重なり合ってピアノトリオになるのだけれど、今日はいろいろな音楽を聴いてもらいたいと思います
今弾いたのは美しき碧きドナウという曲。ウィーンの踊りの曲です。ウィーンは冬は寒くってマイナス15度とかになる。だから、お酒を飲んで踊りを踊って暖まりながら寒くて暗い冬を過ごしている。
まず今日は3つの楽器のことをせつめいする。まずヴァイオリンから。
これは何で出来ているかな(木)そう、じゃあ何歳くらいだと思う?(100,200・・)この楽器は大体200年くらい前に出来た楽器です。200年前って何時代?6年生なら知ってるかな?(江戸時代)
この真ん中にたっている板は駒といって、これがたっているので、弦の振動が木の箱に伝わる。じゃあこの弓は?(木)そう、この白いところは?(・・鯨、馬いろいろ)。分解してみるとわかるかな(糸)おばあちゃんの白髪とか・・(笑)。馬のしっぽというのが正解です。馬の毛を大体150本くらい張ってあります。馬の毛は切れていくので年に2回暗く張り替えて使っている。ここでヴァイオリンの曲を一曲。
M2 愛のよろこび
(伊久)今度はヴァイオリンよりも大きなチェロを紹介する。さっき入ってきたときに「でかい」とっていた人がいたけれど、大きさを比べてみよう<比較する>同じ形だけれど大きさが大体12倍くらいある。ではほかにも見た目で違うことがある(ささってる)そう、ここだけ金属。エンドピンというのだけれど根本にねじが切ってあってそれで自分の体に合うように長さを決めて固定して弾きます。
じゃあ、目に見えない違いは?(・・音、低い)どのくらい低いかな、見当つくかなな、じゃあ聞き比べてみよう。ヴァイオリンの高い方から一番低い音まで弾いてもらって、その下の音をチェロで弾いてみる<弾く>
低い音が出たね。前で学校で「汽笛みたい」といったお友達がいた。ではチェロの曲、白鳥というのを弾く。白鳥は知ってるね。飛んでいるのではなく、みんのうえをすーっと泳いでいる様子を思い浮かべて聴いてください。
M3 白鳥
次はもう一つの楽器、ピアノについて佐々木さんに話してもらう。
(佐々木)ピアノを習っている人はいるかな(多数手が上がる)。ピアノを知らない人はいないけれど、ピアノはVnやVcと違うところがある。それは、VnやVcは自分の楽器でそれを家から持ってくるけれど、ピアノは持ってこられないので、私はいつもそこにある新しいピアノを弾く。新しいピアノと出会って、毎回新しい友達に会うようなドキドキがある。いつも仲良くできるかなあ、とおもいながらくるので心配だけれども楽しい。最初あんまり仲良くなれなくても弾いているうちにだんだん仲良くなってくる。そうすると、今日も心を込めて演奏しようという気になる。
ピアノはどういう仕組みか見てもなかなかわからないよね。ピアノにも弦が張ってあって、それは大体200から250本くらい。ピアノの鍵盤をたたくとハンマーが上がって現に当たって振動し、それが箱に共鳴して音が出る仕組みになっています。元気な音出したいときは強く、柔らかい音を出したいときにはなでるように弾く。
じゃあ、手以外に何を使って弾いているかわかる?(頭)うーんそうだね。ほかには(足)、そう、ペダルを踏むと音が伸びて響きが豊かになる。だから大ホールの隅まで音が飛んでいきます。
ではモ-ツアルトのトルコ行進曲を弾いてみます。知ってるかな?(名前だけ知ってる)
M4 トルコ行進曲
(上野)3つの音を聞いてもらったけれど、今度はもう一回一緒に弾いて聴いてもらう。
M5 パッヘルベルのカノン(途中まで)
パッヘルベルのカノンという曲でした。
では、ここでこれを見てみて(小さい)子供用のヴァイオリンです。もう一つ私のと同じ大きさのも持ってきた。せっかくだから触ってみたい人いるかな(なかなか手が上がらない。子供が指名する)
やってみよう。まず左手に楽器を持って肩に乗せる。右手は狐を作って。みんなもやってみよう。それでこうやって弾く。
では3人でカノンを弾いてみよう。<共演やってみる>どうだった?
(耳に近いところで音がするのでうるさい。首が疲れる・・)
(佐々木)私も最初に楽器に触ったときはあんな気持ちだったことを思い出した。
私は、どんな気持ちで弾いてそれをメッセージとして送りたいといつも思っている。言葉ではなく音に乗せてメッセージを出そうとしている。
次は最後の曲だけれど少し長い。だから少し話をしてから弾こうと思う。
今は冬、寒くて風が吹いていて、木の葉がさらさら。ちょっと寂しいような気分になった感じで冒頭の部分を聴いてみてください。<冒頭を弾く>
何感じた?(悲しい気分)
木の葉をピアノで表現していた。<弾く>
そこにすてきな男性が歩いてきた。どんな気分かな<弾く>(寂しい)
その音に誘われて女のひとが<弾く>
三人そろったところでもう一回冒頭を弾いてみる。
(上野)こういう感じで始まるのだけれど、もう一カ所。VnとVcで弾くこういう処がある。みんなは下校の時に仲良く帰るとおもうけれど、途中でけんかすることもある?(する)。けんかをして寂しい気持ちで帰るみたいなところがある<弾く>(さみしい)
言葉でしゃべってなくても感情が感じられたかもしれない。
では、長いけれど3つの楽器で旅に出る。どうなるか、メンデルスゾーンのピアノトリオを一番最後まで聴いてもらいたいと思う。
M6 メンデルスゾーン:ピアノトリオ第1番第1楽章

(先生)どうでしたか。感想を言える人(手が上がる)
感想
退場、終了

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