SSブログ

田中靖人さんと白石光隆さん [管楽器]

長崎は年間28回程度のアウトリーチのうち15-16回くらいは学校になっている。ふれあいセンターや病院など学校以外の場所を増やすことも考えて良いかもしれないのだけれど、まあこのくらいが現実的かもしれないとも思う。全体の数をもう少し増やせば良いのかもしれないが、それには担当者の負担が限界を超えてしまう。コーディネーションの仕組みをもう少し見直さないといけないように思う。予算だけの問題ではないのである。
田中+白石さんは長崎は4回目。長崎の担当者は歴代演奏自体の質感に敏感なので、演奏とコミュニケーション両方が求められている。人選もそれなりに思いがあるのでのでなかなか新しい人を連れて行けないのだ。
IMG_4355.jpg

2010年11月23日(水) 13:00-14:00
長崎市小島ふれあいセンター  住民約60名
サックス 田中靖人 ピアノ 白石光隆

主催者挨拶
入場
M1 ミヨー:スカラムーシュ
こんにちは(こんにちは)、今日は一時間とみじかいけれどサックスとピアノの音楽を楽しんで頂きたいと思います。私はサックスの田中やストです。ピアノは(S)白石光隆です
サックスは大体150年くらい前にベルギーのアドルフ・サックスさんという人が発明した楽器です。元々は軍楽隊の金管楽器と木管楽器の橋渡し役として作られました。
作曲家は魅力を感じて作曲したりしましたが、皆さんは多分ジャズとか演歌のイントロとかの楽器としての印象が強いと思いますがクラシックの世界ではフランスを中心にじっくりとゆっくり発展しました。
ミヨーがモリエールの「空飛ぶお医者さん」という劇の音楽を作った後、その音楽でコンサート用に3つの曲を作りました。その芸をやって居た劇場の名前を取ってスカラムーシュというタイトルになりました。今日はその第1楽章を演奏しました。
さて、サックスはオーケストラの中には席がないのですが、入って弾く曲がいくつもある。その代表的な2曲をこれから演奏します。一つめはムソルグスキーの展覧会の絵の中から古城、もう一曲はビゼー、ビゼーはカルメンで知っていると思いますが<ピアノがカルメン弾く>彼がやはり劇のために書いたアルルの女の組曲の中から間奏曲
M2 ムソルグスキー:古城
M3 ビゼー:間奏曲
ありがとうございます。古城とアルルの女の間奏曲でした。
さて、軍楽隊からの依頼があって作られたサックスですが、良い曲が作られるには良い演奏家が居ないといけない。1900年初めにマルセル・シュ-ルという名手が生まれてその人のために作品が作られた。オリジナルの中でのスタンダードとも言える女流のポール・モーリスが書いたプロヴァンスの風景、という曲。プロヴァンスには楽器屋さんの楽器開発のための調査ということで行ったことがある。日本から早朝にパリについて、通訳さんと合流したのだけれどとても疲れていた。通訳さんが「南仏のさわやかな風がさわやかにしてくれるでしょう」というのだけれど、行ってみると本当にからっとしていて太陽がきれいで癒された。今日は5曲ある中から1,2,5曲目を演奏します。1,若い娘たちのファランドール、2,愛する人のために、3,大きな虻 熊ん蜂の弾こうという曲があってすごく早いけれども、虻はもう少しゆっくりだけれどちょっとコミカルだったりする。
M4 ポール・モーリス:プロヴァンスの風景 1,2、5
ここでサックスは少し休んで、白石さんにバトンタッチし、ピアノの話をお願いします。
(白石)はじめに献呈という曲。シューマンが作曲した歌曲をリストが編曲した。シューマンが女流ピアニストでもあったクララと結婚にあたってはすったもんだがあった。クララはシューマンのピアノの先生の娘だった。僕も先生の娘に声をかけるのはちょっと出来ない。最後は裁判に勝ってやっと結婚できた。シューマンは結婚の前の晩にミルテの花という曲集を作った。その一曲目が「献呈」で。彼の気持ちがすべて表していると言われている。最後のほうにシューベルトのアヴェマリアが2回出てくる。あなたは私のアヴェマリアという気持ち。市がある曲だけれども、リストがピアノソロに編曲した。はじめにシューマンの曲のリュッケルトの詩を読んで演奏したい
<詩を読む>
M5 シューマン:献呈(リスト編曲)
シューマンには音で遊ぶという事が大好きで、音階のCはクララ、Aはクララの最後のA、EsはシューマンのS、この曲はくらら、クララ、シューマン、クララシューマン、クララシューマン・・・というように音がなっている。
もう一曲はアンダーソン。運動会でかかっていた曲<弾く>等を書いた人。プリンクプレンクプランクというのは、プリンク弾けるということばの現在過去過去分詞。元々は弦楽合奏の曲で、この曲の時にはみんな弓をおいてピチカートで弾く。今日は35人分の弦楽の分をピアノ一人で演奏します。
M6 アンダーソン:プリンク・プレンク・プランク
(田中)さて、アンダーソンの後なのでここからは少し映画音楽やポピュラーのような曲を。映画音楽の中でもイタリアのモリコーネが好きで、かれは荒野の7人とかゴッドファーザーとかアンタチャブルなどに音楽を提供している。一番好きなのはニューシネマパラダイスという映画です。田舎の唯一の娯楽は映画、いつも見に来ている子どもが後に映画監督になって・・というはなし。これだけだとつまらないけれど、そこにいろいろなドラマがある。その音楽をメドレーにして演奏します
M7 モリコーネ・パラダイス(真島俊夫編)
最後にアメリカの偉大な作曲家ガーシュイン。CM等にもずいぶん使われているけれど最近では、のだめ、の中にも使われていてこれを知っているかと思います<ラプソディインブルーの冒頭>彼は様々なジャンルに曲を書いたけれど、かのレの音楽をジャズ風にアレンジしたメドレーです。約10分くらい。
M8 ガーシュイン・カクテル(  編)
司会、花束
アンコール
M モンティ:チャールダッシュ

終了

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。