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長崎 永留結花さん2年の仕上げのアウトリーチ [管楽器]

長崎の永留結花さんのアウトリーチはとても良いのだけれど、それは彼女の作っているノートにも原因があると思う。ちょうど2年間の登録期間が終わるところだけれど、打合せで話したこと、考えたことなどがびっしりと書いてあって、これが彼女のネタ帳のようにもなっている。今回2年間最後のアウトリーチが終わるところで、そのノートがちょうどいっぱいになったそうだ。合わせて6回しかやっていないので、一冊というのはかなり濃厚である。このノートに何が描かれているのかは私にも判らないのだけれど、多分これは今後の活動のために無くてはならないものになっていくだろう。それが役立つような活動を続けて欲しいとおもう。
そうそう、彼女は音活の吉岡次郎君の後輩で、いつも武蔵野音大では出島出島と呼ばれていたそうだ(長崎と言えば出島なのかしらんね)。アウトリーチのように狭いところでやっていると息が浅くなる傾向がある。歌や管楽器ではそれが気になることもある。秋にその話をしたら、最後のガラコンサートに向けて吉岡君の指導を受けてきたそうだ。相変わらずの向上心はたいしたものだ。
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2011年1月30日13:00-14:00
永留結花(フルート) 
長崎市 大浦小学校育成協議会 音楽室  ※学校の場所ではあるが,地域の住民向け

司会者挨拶~呼び込み
M1 この道
こんにちは、皆さんよくお集まり頂きました。こんな天候の中本当にありがとうございます。冷えた身体を温めるような演奏をしていきたいと思います。私は振る-tのの永留結花、共演者はピアノの樋上さんです。
アウトリーチというと難しいように思いますが、普段ホール等だと顔を見合いながら演奏できない。近い距離で語り合いながら進めて行けるというのが良いと思います。
一曲目は北原白秋の詩に山田耕筰が歌詞を付けたこの道を聞いて頂きました。最初の4曲は日本人の曲を演奏しますが、日本人でも新しい作曲家もいる。ここの校歌は大島ミチルさんの作曲だったのでそれをみんなで歌ってみたい。2番まで

M2 大浦小学校校歌(大島ミチル作曲)
校歌は大体斉唱といってハモらないで歌いますが、この曲は校歌が2重唱の合唱で出来ていてすごいと思います。もう一曲大島さんの曲を。彼女はのだめとか映画音楽とかも作っている。今日は2000年にテレビドラマのあすかで使われた曲。元々はオーボエのために作られたのだけれどフルートにもぴったりだと思う

M3 あすかのテーマ
ここで楽器について。このふるーと生で見たのが初めてという人は?(・・・)みんな知ってますね。この楽器はクラシックだけでなくジャズやポップスとかいろいろなジャンルで使われています。この材料は?(銀、鉄、プラチナ)実はプラチナの楽器もあるけれど大変な値段。私のは銀。鉄はあんまり使わない。このフルートが生まれたのはドイツで改良して出来た。音はビール瓶を吹くのと同じ要領でだす。そしてこのキーを押して音を買えるようになっている。
でも日本にも似たものはある(横笛、篠笛、尺八)。違いはキーがないこと。それから角度を使って演奏するのが日本。
この日本の笛とフルートをつなげようとした作曲家がいる。福島さん。彼が作った「冥」は、黙って耳を澄ませて何かを感じる曲。耳を澄ませていると、西洋の楽器なのに日本の笛の音のような音がする。大切な人が亡くなったときに作った。忍び笛という言葉があるが人を弔うと言う意味をのせて書いた曲。目をつぶったりして感じながら聞いてもらうと良いかもしれません

M4 冥:福島和夫
しーんとしてしまいました。日本の音の遣い方が色々と現れていたと思う。さてここでピアノにバトンタッチして樋上さんに・・・
(樋上)次に弾くのはフランスのドビュッシーの作品。彼は日本にとても興味があって,特に浮世絵、北斎の富嶽36景からもインスピレーションを受けていた。
ピアノとフルートの違いは、Pfは一度にたくさんの音が出せるのが特徴だけれど、その和音の美しさに注目して頂けると良いと思います。もう一つは最初の部分<弾く>。ここにあるさらさらのようなリズムだと思う。これがあちこちに出てきます.そのあたりを聴いて頂けると良いと思います。

M5亜麻色の髪の乙女
永留)ピアノソロで亜麻色の髪の乙女でした。風と少女のなびく髪の毛。
この音楽はは言葉は使われていないけれど、一音一音に音のドラマがあるように弾いている。言葉がない分、自分のイメージを拡げて聴いて貰えると言い。
今日は新春と言うことで,みんな今年こそは,今年はこんなことを・・と思っていると思う。「後悔と決心」という思い出すような部分,決心の方には前に前にと言う感じでその違いに注目して貰いたいと思います

M6 ショッカー:後悔と決心
さて次は最後の曲になりますが、私は中学生の時にフルートをはじめた。サックスをやりたかったのだけれどじゃんけんで負けてしまった.それでフルート。
その中で楽しいこと、悔しいこといろいろなことがあった。けれどそれがあって今があると思う。
私の目標は短めで次のことを考える。
2月26日にはブリックホールでガラコンサートがある。お祭りでみんなが一堂に会してやるコンサート。私の当面の目標はそれを成功させることです。
私の気持ちに繋がる曲がある。ヴィトールの組曲。今日は1,4楽章を弾くが、息を合わせて行くところとか、おもちゃ箱をひっくり返したみたいなところが面白いと思っている。

M7 ヴィドール:組曲 第1,4楽章
会長の挨拶(お礼の言葉)
花束
M アンコール  浜千鳥
終了
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