SSブログ

カーネギーキッズ(サントリーホール) [管楽器アンサンブル]

カテゴリーは管楽器アンサンブルだが、編成はピアノ、ヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネットの五人と話し手。
カーネギーキッズは、カーネギーホールとジュリアード音楽院が協力して作ったヴァイルインスティチュートのプログラムで、それをサントリーホールが輸入して、サントリーホールのスタッフと話し合いながら日本の夏向けに修正をしていった3才から6才までの子供用のプログラム。よく考えてあるし、こなれていて安心感があるのは、それだけ手をかけてきた証だろう。まだアメリカっぽいなと思うところもあるけれども、演奏家たちが手法を考えて行くというのはなかなか良いことだと思う。日本もこういうのを本気で学ばないと「キャリア教育」とか云っても薄いものになりそうな気がする。ただ、アウトリーチは日本独特の発達をしてきて、そこにある手法やテクニックがこういうところにいくらでも使える、と言うのが日本の強みではないかと思う。それで演奏家などと一緒にプログラム作りをして行けばどんどん良くなってくるはず。
まあ、近未来に狙う目標としては、日本人の演奏家を入れての合作プログラム作りかな。今回の印象では、プレゼンテーション力はともかく、少なくとも演奏に関しては遜色を感じないので・・・。一緒に作ってNYとTYOで公演等というのが実現すると面白いのだけれど・・・
そしてその次は・・・

IMG.jpg

2011年8月5日 14:00-15:00
カーネギーキッズ 
サントリーホールブルーローズ
司会役 吉岡恵理
演奏者 ピアノ(マイケル・ミズラーイ)、ヴァイオリン(アンジェリア・チョー)、チェロ(ジュリアン・マクレーン)、フルート(エリザベス・ジャンセン)、クラリネット(ロミー・ギーズ・ラングロワ)
※ 会場は横使い。演奏者の前に絨毯を敷いて子どもスペースを作り、その後ろに椅子席(親用)。マイク使用。

【開始前=スタッフ】
子供に―― 駆け回らないように、何かあったら白い服のお姉さんに話してね
保護者に――写真携帯などはダメです。子供の様子によってカーペット上に来てください

吉岡)こんにちは、サントリーホールのようこそ。私は吉岡と言います。みんなと一緒に音楽の旅に出かけます。生きものの好きな人はいるかな。じゃあ外に遊びに行くのが好きな人は・・・。私はどっちも大好き。今日は生き物の動きや自然の様子を表した曲を聴こう。
カーネギーホールの仲間たちが来ています。
出てきたときとか良い演奏したときにどうして歓迎する?(拍手) 演奏中は?、静かに良くを音に耳を澄ます。それで音楽を聴く準備が出来ました。カーネギーキッズの登場です。
入場、
M1 グリーク:朝
とってもきれい、淺野日差しが差し込んでくる様子を描いていた。
みんなこんにちは(こんにちは)リーダーのマイケル<朝の一部を弾く)、ヴァイオリンは
・・・と全員を紹介
今フルートから鳥のさえずりが聞こえてきた。真似してみましょう。鳴き声も動きも音楽みたいですね。次は鳥たちの音楽です。フルートが高いところの音を出しているときは高いところを、降りてきたら手を下ろして・・・。やってみる<みんなとやってみる>ではやってみよう
M2 サンサーンス:小鳥
次はマイケルが蝶々がひらひらと飛ぶ様子を・・
M3 グリーク:蝶々
どうも。チョウチョが飛び回るようだったね。
マイケル)他の生き物も弾いてみる。<弾く>
蚊だって!。ニューヨークの友達が作った。色々な弾き方をする。はじく、ピチカート.云ってみよう(ぴちかーと)みんなのそばに蚊が来たら追い払う。遠いときは手で探してみよう。
M4 ネッド・ローレム:蚊
飛び方が違うこんなものもある。それがメロディになってる<もう弾き始める>
M5 熊蜂の飛行
色々な動物がいたね。小鳥もいたし蝶々もいた、蚊や熊蜂もいた
次の曲は6つの動物が出てくる。ちょっと真似してみよう
最初は鳴き声のきれいなナイチンゲール <手で>
泣き方が面白いカッコウ <手で>
カエルは下を伸ばしてハエを捕る<>
鶏の雄叫びもある<>
ウズラのよちよち歩きも<>
猫は爪を研ぎながら鳴いている<>
では音楽を聴きながらマネをしてみよう。動物が出てこないところもあるからそこは休みですよ。良く聴いてね
M6 ビーバー:描写的なソナタイ長調
みんな上手に出来た、ありがとう。出は次に水の中に・・水の中の生き物は?(魚、)その中からとっても早い鱒の曲を聴いてみよう。ピアノが生き生きとした動きをします。クラは弾んだメロディを。みんなも泳いで動きをつけてみよう。
M7 シューベルト:ます(Cl+Pf)
せっかく川のところにいるから、川に沿って冒険に出かけようか。川のそばに添って歩いてみる。あれ、嵐がちかずいているみたいだ。雨宿りしにいこう。
嵐も音楽で表すことが出来る。<口で雨の音、手でひざをたたいて、小さくなっていく>
みんなよく出来ましたね。面白かった? では、今度は夏の嵐の音楽を聴こう
M8 ヴィヴァルディ:四季から 冬第4楽章。
すごい嵐だったね。出も止んでおひさまも出てきた。川が広くなってきたことはわかるかな。ちょろちょろの水が集まってついには大河になる様子が音楽になっています。
M9 スメタナ:モルダウ
川は大きくなって海に行きます。私たちも海に着いた。海の音楽を聴こうと思う。海にいる動物って何だろう(さかな、わいわい)あ、聞こえた。そう、クジラです。クジラを表した音楽。どう表しているのマイケル?
マイケル)クラムという作曲家は、ピアノ、チェロ、フルートで普通の楽器の音でないような音を出すように指示をしています。たとえば、ピアノにクリップを弦に付ける<やってみる>こんな音がする.チェロはハーモニクスという高い音を出す<やってみる>フルートは、吹きながら声を出して言葉を話す。これで海の底から聞こえてくるような音を作っている。
吉岡)では、みんな寝っ転がって、あおいカーペットが海の底だと思って音楽を聴いてください。
M10 ジョージ・クラム:クジラの声 から海の時代の変奏曲
<青い照明を暗く海の底のようにする> 
みんなも身の回りの音に耳を澄ませて音楽を感じてください。
じゃあ最後に、みんなと一緒に海の歌を歌おうと思います。波の音が聞こえてくるかな?<効果音>
M11 うみ(子供と一緒にうたう)
吉岡)ありがとう。

※ 終演後は演奏家は全員ロビーで交流。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。