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広島 根石照久さん(フルート)のアウトリーチ [管楽器]

根石さんは一回目にフルート2本で前会長の山本さんと一緒にやっているが、今回は自分主導で組み上げてみたかったのかもしれない。熱心な一人である。

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2010年9月8日(木) 5時間目 45分間
根石照久(フルート)末永幸子(チェロ)梶矢民子(ピアノ)
船越小学校5年5組 約30名

先生の話し
入場
M1 ショスタコーヴィチ:ワルツ
こんにちは(こんにちは)
N)私たちは安芸区民センターからきました。メンバーは、チェロの末永幸子さん、ピアノの梶矢民子さん、それからフルートの根石です。よろしく。
今の曲は清々しい曲なので、はじめに演奏をしました。
今日はこの楽器(Fl)見たことある人?(全員)区民センターで聞いた人(1/3)。
昔フルートというとリコーダーのことを指していた。そして横のという意味でトラベルソといっていました。1830年くらいから改良をして1847年、ちょうど坂本龍馬の時代くらいに金属になって今の形になった。横の長さは70センチくらいある。
いくつもの部品で出来ているけれど、どのくらいかな。三択、50以下、100以下、100以上。(それぞれ手を上げてもらう)今日は部品を分解した写真を持ってきた。これは一つ一つ職人が手作りで付ける。大体120くらいある。<絵を見せる>
音を出すのはこの原理<ペットボトルを吹く> ではフルートの音を聞いてもらう
M2 メンデルスゾーン:歌の翼に
次に大きな楽器チェロ
S)チェロは見たことある?これは弦楽器で、いろいろな仲間がいるけれど知ってる(ヴァイオリン)そう、弦をこすって音を出しています。この弓、反っているね。これに張っているのは(馬の毛)それを漂白して使っている。でも漂白しないものもある。黒い方は少し鋭い音が出る。もう一つ、チェロは何で出来ている?(木)ではこの弦は?羊なんだけれど・・・。羊の毛、羊の皮、羊の腸? どれだと思う<手を上げてもらう> 実は羊の腸。たとえば準備室にあるコントラバスに張ってあるのは羊の腸です。今は音が小さいので金属も使うようになった。
もう一つヴァイオリンと違うところ、棒がついている。これがないと弾きにくい、だから棒を刺して弾く。ではバッハの曲を弾きます。一人で、メロディ、伴奏、飾りを全部やる
M3 バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 プレリュード
フルートとチェロについてわかりましたか?
もう一回、管と弦とピアノの音を聞いてもらいたい。秋と冬の曲をメドレーにした。
M4 村祭り~もみじ~冬景色~雪~ふるさと
これからみんなと共演してもらおうかなとおもいます。フルートはリコーダーの親戚、響の感じも感じながらいっしょに演奏しましょう
M5 ??(共演)
みんなと目があって嬉しかった。ではレコーダーを納めて・・・。
個々にある3つの楽器を弾くならこの曲!という曲があります。ウエーバーと言う作曲家のトリオ。ロマン派なのでいろいろなイメージが浮かぶ。最初は曇り、少し哀しい感じ。それが少しづつ晴れていく。鳥や虫が飛び立つ・・・最後はどんなことになるかな。元気で終わったかな、と重いながら聞いてください。
M6 ウエーバー:トリオ第1楽章
ありがとう、コンサートにも聴きに来てください。
先生
お礼の言葉
終了

広島 高橋千絵さん(オーボエ)のアウトリーチ [管楽器]

9月の広島安芸区のアウトリーチの様子。遅れていた2件の内の1つ。もう一人根石照久さんのものは近々アップします。
さて、高橋さんは2年前にも参加してくれた人。前回は人数が多かったためこちらで組み合わせをさせて戴き、多分ファゴットとやってもらったのだが、今回はソロでの参加。
彼女の教えている広島文化学園大学は、実技の科がある広島の3つの大学の1つだけれど、来年からアウトリーチの勉強を必修にすると言う話だ。嬉しいことである。ここは高橋さんと、音活アーチストでソプラノの乗松さんも教えているので教える方はある程度充実できるだろう。楽しみ。

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2010年9月9日(木) 3時間目
高橋千絵(オーボエ)植野有紗(ピアノ)
船越小学校4年1組 約30名

先生の話し
白鳥の湖のメロディを吹きながら登場
こんにちは(こんにちは)今日はオーボエのいろいろな曲を聴いてもらいたいと思います。ピアノは植野有紗さん、私はオーボエの高橋千絵です。よろしくお願いします。
今の曲は聴いたことある?(いろいろ)
このオーボエは、白鳥の湖のオーケストラの中でも、アニメやドラマ、映画などでもメロディを弾いているので、この音は聞いたことがあると思います。今日はオーボエの音を覚えてもらってテレビを見ながら「あ、この音は・・・」と思って貰えるようにしてくれると嬉しい
さて、このオーボエは木管楽器。木管楽器はいつ頃からあったとおもいます?400年、2000年、4000年。三択。実は3番が正解。エジプトのピラミッドの壁画にも描かれている。それがいろいろと進化していって、オーボエや他の管楽器になっています。オーボエは400年くらい前にこの形になった。その頃の曲。
M1 アルビノーニ::オーボエコンチェルト
オーボエの音ってどう?。高い低い(たかい)オーボエはピアノでいうと右手のあたり、比較的高い音で女性の声に似た音域をだします。また、いろいろな表情が出せる、人の声に近くて親しみやすい楽器です。それが4000年以上も愛されてきた理由だと思います。
次の曲はみんなの知っている曲をいろいろな形に変えて演奏する
M2 蜂が飛ぶの変奏曲
① テーマ
② お花畑を飛ぶ蜂
③ 悲しい気分の蜂
④ 嬉しくてワルツを踊る蜂
⑤ 元気に飛びまわる蜂
⑥ 大忙しの蜂
いろいろなことがわかりやすい。それは、この楽器のどこにそれがある?(全部)
オーボエの特徴は吹き口、すごく小さい穴に息を入れている。粉の吹き口は全部演奏する人が作る。ピアノとかは出来上がっているものを弾くけれどもオーボエ奏者は練習もするけれどもいつもこれを作っている。粉の吹き口の材料を持ってきた。川辺のアシの茎の部分を乾燥させ、ストローのようなものを加工して作っている。いろいろな状態のものを持ってきた。削っても自分の主おうような音が出ないこともあるし、出来ても一日でダメになってしまう。
みんなも練習して出来るようになると嬉しいと思うけれども、オーボエも大変だけれど嬉しい。ここにストローをもってきた。これも切ると音が出る。どんな音かな?吹いてみる
<チャルメラの音を吹く>オーボエもチャルメラも同じでダブルリード楽器という。吹いてみて<と子どもに吹かせるがでない>。ギネスにも一番難しい楽器とでている。でも、すてきな音がするのでがんばれる。
次はシューマンの曲で、奥さんのクララのクリスマスプレゼントのために書いた。私は今日はみんなのことを思いながら吹くので、みんなも大切な人、家族でも好きな人でも、のことを思って聞いてください。
M3 シューマン:3つのロマンスより
どうでしたか。次の曲が最後です
みんなは朝顔とか植えたことある?朝顔って何時頃にさくかな?(朝)花にはそれぞれ花が開く時間がある。それを調べた学者が居て、花時計というものをつくった。
それでみんなに花時計の絵を描いてもらった。これは毒イチゴ、昼の12時に咲くジャスミンはとてもかわいい、続いて夕方5時、はしりどころという花。夜7時はゼラニウム。最後午後9時に咲く虫取りナデシコ。
では花時計という曲を演奏します。絵を見ながら聞いてください。
M4 フランセ:花時計  から5曲
① 毒イチゴ
② ジャスミン
③ はしりどころ
④ ゼラニウム
⑤ 虫取りなでしこ

先生
お礼の言葉
終了

濱口知紗子さん(サックス)のアウトリーチ [管楽器]

濱口知紗子さんは、今は名古屋に住んでいる。長崎のアウトリーチでは旅費を出さないので可哀想なのだけれど、一応そういう約束。その分きちんと出来るようにしてあげないと・・という気持ちはある。ただ、地理的理由でなかなか打合せが出来ないのでそれがネックになる。今回は今年2回目で、まだ少しその場の勢いに頼るところがあるがかなり構成的にはしっかりしてきたているとおもう。勘が良いのと、あと人柄をそのまま出すということで思いの外うまく言っているのだ。その部分はなかなか紙にはしにくいのだけれど・・・

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2010年9月30日(木) 10:30-11:30
濱口知紗子 樋口梨絵
長崎市晴海台小学校 3-4年生

先生
入場
M1 ブラボーサックス
おはようございます(おはようございます))濱口知紗子と言います。こちらはピアノの樋口梨恵さんです。60分という時間だけれどこの楽器のことを抑止ってもらい大使音楽を好きになって欲しい、好きな子はもっと好きになってください。
私が楽器を始めたのは中一の時に姉さんが吹奏楽でサックスをやっていてその真似をしたかったから。それでこんなになった。
次はサックスのために書かれたきれいな曲を・・・
M2 サマーズ:ヴァカンス
さてこの楽器だけれど、見たことのある人?(10人くらい)この楽器は1840年くらいに作られた楽器で、ベルギー生まれです。さてsっくすと言う名前は何から取られたのでしょうか。3択ね 1)人の名前、2)町の名前 3)車の名前
正解は1番。ルドルフ・サックスさんという人が作った。正式にはサックソフォンという。サックスにはいくつも種類があって、主なのは4つくらい。重さはこのアルトサックスというのも小さな米の袋くらいの重さがある。
次にマルティーニさんという人が作った曲をひく
M3 マルティーニ:愛の喜び
どうやって音が鳴っている?(タンギング?)(息を吹いてボタンを押してならしている)
すごいね、ではこのリード、これが振動して音が鳴る。喉に手を当ててみて(アー)それと同じです。楽器には26の穴があって、それを10本の指で押さえ操作している<1-26まで数える>。何で出来るのか、小指で4つ担当する、手のひらも使って押さえる。
指つかいはリコーダーと似ている<ドレミファソとやってみる>のでわかりやすい。
今日はこの楽器を持ってきた。何故か?(色が違う)。限定一名にこの楽器を吹いてみて貰おうと思う。誰か・・じゃんけん。
はい名前は(純平)ではまずこれをかけてみて・・・・息をたくさん入れる。じゃあ一曲(え)M 幸せなら手をたたこう(プップーの部分)
ハイありがとう(いいなあ)
次はこっちの楽器を演奏しようと思う。これは・・・ソプラノサックス。
デュポアの性格的小品。組曲というのは短い曲が集まって一曲になってい留けれど、今日は1.3.5楽章を弾く。それぞれ、スペイン風、フランス風、パリジェンヌ風というタイトルが付いている。
M4 デュポア:性格的小品 から1,3,5楽章
一瞬終わったと思ったでしょう。みんな気づいたかもしれないけれど、私たちはあんまり見合わないで弾いているけれど、どう合わせているとおもう?(音で、練習、楽譜で、信用している)<ではやってみよう>(わかった!)そう体で合図をしている、息を吸う早さとかを見ている。それで合わせられる。合図がないと・・・<やってみる>うまくいかない。
さて、次は翼をください(しっとう)歌える人は歌って・・・
M5 翼をください
最後の曲です。みんなはコンサートとか聴きに行く?(あんまりない)音楽は目に見えないし、触れないし、味もしないけれど心に良い効果がある。優しくなったり、いろいろな世界に連れて行ってくれるもの。だから好きになって欲しい。
カルメンファンタジー。きっと知っている部分があると思う。
M6 ボルヌ:カルメン幻想曲
先生
お礼の言葉、花束
アンコール  M 浜辺の歌
終了

長崎、永留結花さんの小学校アウトリーチ [管楽器]

9月の末と10月頭にやった長崎のアウトリーチの模様である。長崎←玉名と掲載の順序が逆になってしまったけれども、それは、13日の玉名市の文化振興課の方が学校のアウトリーチを見に来ていて「昨年は研修にも参加し話も聞かせて頂いています。田村さんのも見せて貰いました。ブログも良く見ています。今日のも乗るんですよね」と言われたので、これは早めにアップしておかないと・・・という気持ちになったせいである。他に他意はないけれど、やはりそう言われるとやらないとね。まあ時間に余裕があったのもあるが・・・
永留さんは今回少し視点を変えたいとの本人の思いがあって、そこのところでいくつか相談をうけた。彼女の場合、ふつうは止めておくようなアイデアでも言ってしまって大丈夫だろう、というところがあって、安心感があるのである。文章にするとあまり明瞭ではなく感じるけれども、彼女にとってはあおれなりに新しい冒険だったと思う。
その場では感じなかったけれど、こうやって紙に写していくと確かにいくらか隙がある。でも私としてはそういうところも楽しいことである。
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2010年9月30日(木) 14:30-15:30
永留結花+樋上和子
長崎市長浦小学校、4-6年生

先生
入場
M1 歌の翼に
長浦小学校4,5,6年生の皆さんこんにちは(こんにちは)もう少し元気に(こんにちは)私はフルートを演奏する永留結花と言います。この楽器はみんな知ってるね.言ってみよう(ピアノ)そうピアノです。ピアノを弾くのは、樋上和子です。
アウトリーチコンサートって何だろう。「ふれあいながら一緒に楽しむ」って書いてありますね。だからみんなもどんどん発言してください
さて、私はみんなに会うのをとても楽しみにしていました。一曲目はドイツのシュテックメストという人の曲でした。
では早速だけれど、一緒に校歌を歌ってみましょう、練習していてくれたかな?
M2 校歌
みんなはレコーダーを習っている?(全員)このフルートはリコーダーを構えてくるっと横にした感じのものですが、ではこのフルートは何で出来ているでしょう。クイズ
3択 <木、銀、鉄>
正解は銀です(昔のフルートは木)そう、すごーい。よく知ってるね。今は銀が多いけれど金のものもある。で、どうやって音を出す?リコーダーと同じです。息を吸って吐く.はくことで音を届けます。
では、どうやって音が変わっていくかを考えて次の曲を聴いてください。熊蜂の飛行という曲、速い曲なので見逃がさないように・・・
M2 熊蜂の飛行
熊ん蜂でした。どうやって変えているかわかった人(たくさん)(横のボタン・・)ボタンのことをキーと言います(鍵?)でもキーという。今度はヴォカリーズと言う曲を弾きます野で、今度は呼吸に注意して聴いてください。
M3 ヴォカリーズ(ショッカー)
わかったかな。今度は場面を想像する、と言うことをやってみたい。言葉の代わりに音楽を使って気持ちや情景を表した。だから聴きながらそういう気持ちとか情景とかを思い浮かべてください。
やるのは牝山羊、めすのやぎの話を読む。目を閉じてお話の情景を思い浮かべて欲しい。
詩の朗読
はい、目を開けて。フルートだけで演奏します。
M4 牝山羊の踊り(オネゲル)
どう、みんなの想像で楽しく決める、物語を作るのも面白い。
そういえば、兄妹のいる人(手が上がる)いると楽しいよね。フルートにも兄弟が居ます。箱を開けてみる(ちいさい)何でしょうこれ(ピッコロ)正解、皆で言ってみよう(ピッコロ)(ドラゴンボール?)そう言えばいたね。
ピッコロはどういう音がするか聴いてみよう。
M 森の音楽家(フルートとピッコロで)
どうだった?(やりにくそう)音は(高い)
ではこの楽器でダマーレの白ツグミという曲。ツグミは小さな鳥、鳴き声がきれいらしい。その声をダマーレが曲にした
M5 白ツグミ(ダマーレ)
どう、音が高いよね。耳が痛くなったかも・・・
じゃあここでちょっと背伸びしてリラックス。
今日はふれあうのが大事だから、これからみんなに手伝って欲しい。誰か・・(手が上がる)
では4,5,6年生から一人づつ。みんなは応援してあげてね<瓶を配る>音は出るかな
M 短く共演
このコンサートもあと2曲。ここにした見に来たときに緑と海がきれいなところだと思ったけれど、話を聞くといろいろと作っていて収穫の稔りがある場所だと言うことだったので、この曲を弾こうと思う。みんなは収穫したときの気持ちを思い浮かべながら聴いてください。
M6 みのりのテーマ
さてみんながくれたものがある。何?(元気) みんなに書いて貰ったことがあるのは覚えてる?。それを読ませて貰って吃驚した。それぞれが夢をはっきりと持っていてすごく良いなと思って、それで今日はみんなに会うのが楽しみだった。
私は小さいときに歌を歌っていて、高校生になってフルートと出会って、音楽大学に行って・・いろいろな出会いがあった。みんなも出会いを大切にして欲しい、と言うのが私のメッセージです。
みんなの夢が叶うように、最後の曲は私が大学の時に一生懸命勉強した曲を弾きます。前半のゆっくりしたところでは大学の生活のことを思い出す。後半早いところでは小学生の楽しんだ頃を思い出します。
M7 ファンタジー(フォーレ)
今日はありがとう、元気を貰った気がします。
先生
お礼の言葉、花束
ではアンコールにみんなでビリーブを歌って終わりにしましょう
M  ビリーブ
終了

山田和裕(トロンボーン)のアウトリーチ(熊本、2009年9月) [管楽器]

続いて昨年9月末。木野さんと同じ時期のもの(宇土市)。熊本県は、県内市町村と共催で、東京からの演奏家には3日間で6回のアウトリーチ+リサイタル、地元演奏家には3日間一校づつのアウトリーチをお願いし最後のコンサートは二組でジョイントコンサートスタイルにしている。ある意味現実的な対応だが、演奏家の生活リズムへの負担はおもいのほか多いかもしれない。
山田和裕さんはまず見た目が大きくて子どもの興味(といっては失礼か)をわかせる力があることは、特徴として意識しておいて良いことだと思う。最後の、朗読と音楽、はまだまだ充分でなく、工夫が出来そう(こういうところはメモにはならないので、実演を見て貰うしかないのだけれど・・・)。

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2009年9月30日 11:35-12:20
熊本県宇土市緑川小学校6年生18名
山田和裕(Tb)中原紀子(Pf)


先生挨拶~呼び込み 
吹きながら入場
M1 聖者の行進
緑川小学校の皆さん、こんにちは。この楽器は? そうみんなで言ってみよう(トロンボーン)どんな音を出すか、歴史を勉強をしながら、物語もたのしむ。
でも一人だと寂しいので、ピアノの中原さんを呼ぶ。<中原入場>
今の曲は聖者の行進でしたが聴いたことある人は?(手が上がる)
次はトロンボーンファミリーのアメリカ人○○○が作曲。どんな音がするかどうやって音が出るかを観察しながら聴いてください。
M2 トロンボーンファミリー から シャウト=リサ=トロンボーン
どうだったかな(すごかった)
まずこの楽器の歴史から・・どのくらい前にできたと思う?大体400年くらい前。先祖である楽器ができた。日本だと熊本城ができた頃かな。その頃は教会で使われていたけれども、この楽器に注目した作曲家が居る。じゃじゃじゃじゃーん、誰でしょう?(ベートーヴェン)そうかれがオーケストラの中で利用した。そういう歴史がある
どうふいている?(吹く)吹いても音は出ない。この楽器には3つのポイントがある
まず唇をふるわすマウスピース~楽器をつける~そしてこのベル、メガフォンと同じ役割がある。
特徴のスライド。これで音を作る。この管を伸ばしたら何メートル?(3.5メートル?)
今日はこれ<ホースをのばす>これが3.5メートル。今日はマウスピースを用意した。これにマウスピースをつけて・・・<吹いてみる>
じゃあやってみたい人居る?(一人)もう一人・・・
はいこんな風に音が出ます。
このトロンボーンの奏法にはこういうのもある。<グリスランドをやってみる>
このグリスランドをたくさん使ったインプロビゼーションをやってみます。インプロビゼーションは即興演奏のこと,その場で思ったことをそのまま演奏にする。ではやってみます
M3 インプロビゼーション
どうだった? 大きいのと小さいのがある、強い音と優しい音がある。今度は雰囲気を変えて赤とんぼを演奏する。この間ここに来たときに赤とんぼがたくさん飛んでいていた。トンボがいろいろなところを飛ぶのを想像しながら聴いてみて
M4 赤とんぼ
イメージできたかな.最後に音楽物語を持ってきた。妖精組曲という。妖精って?(羽が生えてる、小さい、耳が長い・・・)強はちょっと変わった妖精の話し
M5 妖精物語  (語りは中原さん)

今日はこれでお終いですが、この楽器、この奏法を是非覚えて帰ってください。中学校に行くとまたこの楽器に出会うかもしれない。

お礼の言葉
終了

西村絵里子さんの市民センター [管楽器]

西村さんは今回の市民センターはきちんとした構成。実演奏時間が長いかと思ったのだけれど、案外うまくいった。
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2010年7月24日(土) 15:00-16:00
北九州市若松区二島市民センター  50-60代中心
フルート、西村麻里子 ピアノ 早川恵美

主催者挨拶
入場
M1 サンサーンス:ロマンス
こんにちは、私はフルーティストの西村麻里子です、ピアノは早川恵美さん
普段コンサートに行かれる方はいますか? クラシック音楽はすばらしいものだと思う。フルートではその一部しかできないけれど身近に感じて頂ければと思います
今の曲はサンサーンスのロマンス。サンサーンスは,日本では黒船が来たのとちょうど同じ年の1853年に生まれた作曲家で、近代フランス音楽の橋渡しをした人です。土木から進学、天文学から絵でも一流とされている多才な人でした。
次にバッハの組曲から3曲。バッハはフルートの曲をたくさん書いた。比較的知られた曲も多い。
M2 バッハ:組曲から3曲 ポロネーズ、メヌエット、バディネリ
バディネリはコマーシャルにも使われたので聞いたことがあると思う。バッハは音楽の父として多くの人から尊敬されているけれど、1000曲というたくさんの曲を書いたし、子供もたくさん作った。大体20人。その中でも二人の息子はやはり作曲家として,当時はお父さんよりも有名だった。バッハは小川という意味だけれど,ベートーヴェンによれば大海だった。
次はもっと新しい曲 プーランク
この曲は20世紀に作られたフルートの曲の中でも最高峰と言われている。3つの楽章があって第1楽章はメランコリックな、というちょっとさびしげな曲。2楽章はカンティーナ、しっとりと歌う。そして3楽章は楽しげになる
私のイメージは恋愛中。片思いから恋、そしてかなったときの浮かれた気分
M3 プーランク:ソナタ
如何でしたでしょうか? 難しい感じがしました?
でも歌謡曲と同じで何度も聞くとなじんできます。
次は歌の翼にをもとにした幻想曲。この元の曲は歌曲で詩がついていてこの詩もきれいです。まず呼んでみます。
M4 スラックメスト:歌の翼に幻想曲
次にはおなじみの曲を。ドヴォルザークの家路。これは今は下校の音楽ですね。どうしても夕方をイメージしてしまうが、ドヴォルザークがアメリカに渡ってアメリカの音楽を聴いて作った、新世界よりの一部。望郷の念がこもった曲です。
M5 家路
最後の曲はウェーバーのオペラ魔弾の射手が原曲。タファネルという人がオペラを12分位にまとめている。アリアとか大迫力のオーケストラの様子が表現できたらと思いながら演奏します
M6 タファネル:魔弾の車種によるファンタジー

終了
花束

長崎 永留結花さん初めての中学校 [管楽器]

永留さん2年目初めてのアウトリーチである。今回長崎市の担当者は中学校に派遣するという選択をした。中学校はやりにくい、というのは日本でもよく言われるし、アメリカのボロメオSQのニックがずいぶん以前に「ジュニアハイスクールは一番難しい」と言っていて、ああアメリカでもそうなんだ,と思った記憶がある。
まあ長崎は比較的良い方だし神浦はかなり端っこの方なので子どもも純粋。永留さんはずいぶん緊張したみたいだけれどうまく行っていると思う。

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2010年7月7日(水) 11:00-12:00
長崎市神浦中学校
永留結花(Fl) 樋上裕子(Pf)

先生
入場
M1 この道(山田耕筰) ピアノ前奏あり
皆さんこんにちは、私はフルートを演奏する永留結花と言います。ピアノは樋上裕子さんです。今日は二人で演奏します。アウトリーチというのは距離が近い、息づかいとかが聞いて貰える。楽しんで貰える1時間にしたいと思います。ゆっくりと緊張しないで聞いてください。1か月半前に訪ねてきたとき,海が見えてとてもすてきな場所だと思った。こんな良い場所で勉強できてうらやましい。
さて、フルートという楽器始めて見た人(ゼロ)。吹いたことある人は(ゼロ)歌は歌うと言いますがフルート息を吸って吐くので同じ。歌に近い楽器だと言われています。音の出る仕組みはビール瓶とかで音を出すのと同じ。吹いていた人?(何人か)あれができれば上手くなる。
さてフランスのシリンクスという曲を吹きます。吸って吐く息づかいに注目してください
M2 シリンクス
音を出すのは息だけれど音を変えるのは?(指)これをキーと言ってピアノの鍵盤の役目をする。
今日は来て見たら黒板にとても詳しくフルートの絵が描いてあってうれしくなった。だれ?(見て書いた) なのでフルートの説明をこの絵を使って話します。ここがキー。ここが歌口。
フルートはすごく昔からあった楽器。バッハの時代、後ろのどの人?(みんなが指さす)音楽の父と言われている。彼らの時代にフルートが流行った。
今この楽器は何でできてる?(銀、鉄、プラチナ)この楽器は銀でできていますが昔は木でできていた。華やかな音で人気があった。次はハンブルガーソナタ。バッハの息子のカール・フィリップ・エマニュエル・バッハの曲でセレブな家を訪ねていったような音を聞いてください。
M3 ハンブルガーソナタ
車で来るときに、不思議なものを発見した。最初に青い色の橋があって、次に(白)そう白い色の橋があった。それで赤い橋。何故かなと思ったらフランスの国旗なのね。だからフランスの曲を
パンの笛。パンはフルートの神様。神様が遊び回ったり、小川の流れ鳥が鳴いていたりする
音楽はそれぞれの中に映画ができている。
今度は心や耳を使ってそこにしかないものを想像してきいてみてください
M4 パンの笛
フルートは旋律で1つの音しか出ないけれどピアノは和音が一緒に鳴る。だからフルートはピアノと一緒に演奏するといろいろな可能性がある.今度はピアノの曲を聴いて貰う
H)ピアノを習っている人は?(4人くらい)ピアノと言えばショパン、ポーランドで1810年に生まれたので今年はちょうど200年になる記念の年。あちらこちらでショパンのコンサートは開かれている。
雨だれという曲は本人がつけた名前ではなく、当時の恋人が雨だれと言い始めた。どんなかというと,左手の音<弾く>ぽたぽたと落ちる雨だれのように聞こえる。
M5 雨だれ
N)ずっと雨の音がしていた。30分くらいたったのでみんな少し背伸びをしてみよう。窓も開けて・・
いいかな、では今日はみんなと一緒にしてみたいことがある。
では目を閉じてみましょう。何が聞こえるかな・・・
心の中でいろいろと聞こえる。馬もないている、風の音がする・・・」
このままリラックスした気持ちで,次の曲は浜千鳥
この曲はすごくきれいで、大好きな曲夜の海を子どもの鳥がはぐれて鳴いている・・・という歌。そんなことを思って聞いてください。
M6 浜千鳥
今回のコンサートは次が最後の曲。
小さい頃、私にもたくさんの夢があって,その一つがフルートを吹くことだった。寝るときにいつもおばあさんが浜千鳥を歌ってくれて、そのおばあちゃんにフルートで浜千鳥を吹いてあげたいとおもっていた。
フルートを中学校一年で始めて練習して音楽大学に行った。大学ではやりたいことが学べるので一所懸命練習をしていた。その頃やっていたお気に入りの曲です。みんなの夢も叶うようにという気持ちを込めて弾きたいと思う。宝石箱をひっくり返したようなきらきらした曲です
M7 
お礼の言葉
花束
アンコール  祈り


北九州 吉田尚子さん(クラリネット)のアウトリーチ [管楽器]

吉田さんは、研修会の時に一番悩んでいたように見えた。物事をぱっと大づかみで理解してしまうようなタイプではないのだと思う。多分考えることにかなりの時間とエネルギーをかけただろう。しかし、アウトリーチにかぎらず、新しいことを始めるときに、こういう悩ましし時間をたくさん持つことはあとで必ず報われるものである。もちろんいつまでもくよくよしているのは良くないけれども、だんだんとあれこれ考えることが当たり前になり、楽しい癖のようになっていくのが一番良い。一応これが私の経験則(自分がそうだというわけではないけれどね)。
まあ、それがスムースに出来るようになればアドヴァイスは要らない、とも言えるので、そんなに簡単なことではないだろうが・・・。
今回、見に行く前に心配していたのは、考えすぎで頭でっかちになっていないか、と言うことだったけれど大丈夫だったので安心した。
この筒井小学校の先生も非常に暖かみのある先生で、ラヴァーズコンチェルトを最初に吉田さんとデュオで吹いてそのあと生徒も一緒にみんなで演奏したのだけれど、良い雰囲気を出していた。
アンコール前に生徒からお礼の歌と言うことでビリーブを歌ってくれて吉田さんもついほろっとしたとか・・・

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2010年5月14日 10:50-11:50
北九州市筒井学校 5,6年43名
吉田尚子(クラリネット) 永野栄子(ピアノ)

子供はレコーダーを全員持参
先生の挨拶
入場
M1 クラリネットが壊れちゃった
筒井小学校の皆さんおはようございます(おはようございます)お、元気ですね
私はクラリネットの吉田尚子、ピアノは、(N)永野栄子です。
今日は二人で楽しいコンサートに推したいと思っています。よろしく。(よろしくー)
今の曲、なんていう曲?(クラリネット・・・)この曲のおかげでクラリネットという楽器はどこでも判って貰えるようになってきたのだけれど、どう音出すとかはしってるかな?(・・・)
みんなの持っているリコーダーは、この穴をふさぐと音が出ない。この穴を息が通って音が出ている。じゃあクラリネットは? クラリネットはこうやって吹いても音は出ない<やってみる>このリードというのを挟んで、此処に息を入れるとリードが振動して音が出る。こういう仕組みになっています。
遅疑はクラリネットの音をよーく聞いてもらおうと思う。吹く楽器の中でも高い音から低い音まで広い音域を持った楽器なので、その広い音域を使った曲を聴いてください。
M2 カンツォネッタ(ピエルネ)
この曲の最後のところの高い音はとても難しい、今日はうまくいった。
さて、今日はどんな風にみんなに聴いてもらおうか考えて来て、演奏する曲を3つに分けてみた。
みんなは歌の番組とか見る?(みる)私はミスチルとかが大好き。歌詞にメッセージがある。歌は歌詞があるから判るけれど、器楽は詩はないけれど思っていることを音として作っている。まずどんな感じを伝えたいかというと<ホワイトボードに書かれている>
まず「動き」。歩く、走る、踊る・・・他にないかあるかな(回る、飛ぶ、はねる・・)
そうだね、まずこの曲を<一部弾く>知っている人(子犬のワルツ)
そう、ショパンの子犬のワルツ。子犬と名前をつけたのはでもショパンではなくあとの人が右手の音を聞いてそう感じたのでつけた名前。ころころ動いている感じだと思って聴いてください
M3 子犬のワルツ(ショパン)
どうだった?(早い、元気)そんな感じを感じられたと思います。つぎはどんなうごきかあててみてもらいたい。
M4 ソナチネ第3楽章(バルトーク)
どうだった。何だったかな?・・・(・・・踊る)そうおもったっひと?(10人くらい)ほかに?
(うれしい、雨)あめ?どんなところ・(ピアノの動き)
どんな聴き方をしても良いけれど、なにかな?と思うといろいろと思い浮かべることが出来ると思う。それが大事。
今の曲はバルトークと言うハンガリーの国の人の曲。かれは農民の踊りの音楽を本にして音楽を作った。だから踊るように楽しいかもしれない
次は「自然」を表す曲。
N) 弾くのは川のイメージ、ブルグミュラーの曲でみんなもやったことがあるかもしれない。最初と最後に同じメロディが出てくる。今日は最初はちょろちょろとしか川の流れをイメージして弾く、最後はどんな水の流れか聴いてみてください。
M5 清い流れ(ブルグミュラー)
どうだった?(・・・)
Y)私は川が太くなって堂々としている感じに聞こえた。
N)わたしは海のイメージだったのだけれど・・・
Y)演奏する人が幸だと思って弾くと感じも変わってくるのがおもしろい。
次はグリークのノクターン。この曲では森と言うことはどこにも書いていないけれど、鳥の声が聞こえたり、風が通りすぎる音が聞こえてくる。森のイメージがするかな、と思って聴いてみてください。
M6 ノクターン(グリークの叙情組曲から)
鳥の声が出てきたの判った?(はい)よかった。
自然を題材にした曲はたくさんある。月の光とか春とか・・・いろいろあるね。興味があれば探してみて。
3つめは「感情」(きもち)を表している。この音を聞いてみてどんなかな。
M クラリネットソナタ 第3楽章 冒頭
どう?(かなしい、苦しい、怒り、痛い、がっかりした)サンサーンスという人が作った曲だけれど、この3楽章を全部弾いてみる。後半は同じメロディが出てくるけれど感じが変わる。どう変わるか聴いてみてください。
M7 クラリネットソナタ 第3楽章(サンサーンス)
かわった?(かわった)(いかり・・・)
はじめは怒りで声を上げて泣いている。でも後半は悲しいけれど涙も出なくなった。気持ちが透明な塊になっているように感じながら弾いていた。判ってくれるとうれしい。

次に同じ曲の第4楽章を弾く。こんな感じで始まる。わくわくする感じでいろいろなことが始まっていく。それがすごい早さで変わっていく、そんな様子を聴いてみてください
M8 クラリネットソナタ 第4楽章(サンサーンス)
今までの曲はその時代時代の環境からインスピレーションを得て書かれた曲。じゃあ今の人たちはどんなインスピレーションを得て書いているのだろう。「スクランブル交差点」という曲を弾く。北九州にはスクランブルがないので、東京の渋谷の写真を持ってきた。こんな都会のごちゃごちゃした感じを表すと・・・
N) 渡ろうとすると、ブーとクラクションが鳴ったり、ピーとかそんな慌ただしい感じの曲です
M9 スクランブル交差点
おもしろい曲だったね。何がクラクションだったか判ったかな。次はクラリネットの曲。道の真ん中で左に行こうか右に行こうか迷っている。優柔不断な人の気持ち
M10  3つの小品から1(ストラヴィンスキー)
最後にこっちと決めていった感じが判ったかな。次の3楽章は、ヨーイスタートといったらずっと走り続けているような曲
M11 3つの小品から3(ストラヴィンスキー)
変わった曲だったね。でも今の作曲家はこんな子とを感じながら書いている。
さて、最後にみんなでリコーダーを一緒に弾きましょう。先生と私もリコーダーを吹きます。
M11 ラバーズコンチェルト<みんなと一緒にリコーダーで>

お礼の歌 ビリーブ

アンコール インマー・クライナー(だんだん小さく)

北九州の田中靖人と白石光隆(2009年11月) [管楽器]

今の時期はあんまり現場がないので、昨秋忙しすぎてできなかったものを少しづつあげておく。
昨年11月はもうみんな忘れているかもしれないけれど、新型インフルでみんながびくびくしていた時期。北九州の財団は早くから学校と話し合いをして対処法を考えてくれていたが、それでもなかなか予想通りに行かないもので、この会は急に3クラスの内2クラスが学級閉鎖になって残りの1クラスのみで行った。
しかし、この二人は逆境に燃えるタイプ。しっかりとしたアクティビティ。

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2009年11月12日  14:15~ 
田中靖人(sax) 白石光隆(piano)
北九州市門司区大里南小学校 4年生80名

先生のあいさつ~呼び込み
入場
M1 ドゥメルスマン:ファンタジー
 大里南小学校の皆さんこんにちは。私たちは今朝飛行機に乗って東京から来ました。私は田中靖人です。白石光隆です
この楽器はしってるかな?(サックス)学校にはない楽器だと思うけれども、今日は楽しく1時間を過ごしたいと思います。
この学校にはラテンの打楽器がたくさんある。やってる?(連合音楽会でやった)もう終わったのかな(はい)たのしかった?(はい)
今の曲はドゥメルスマンというオランダの人が作った曲。サックスは息を入れて音を出す管楽器の中では新しい楽器。大体160年くらい前の1846年にベルギーのサックスさんという人が発明した。それでサックスフォン、サックスという。もし僕が発明していたらTANAKAかもしれないね。
この楽器はアルトサクソフォンだけれど他にもソプラノ、一番高い音が出るソプラニーノ、アルトより少し大きいテナー、もっと大きいバリトン、バス、コントラバスサックスというのもある。コントラバスは僕よりも大きい。
当時出来たてだったので、曲を書く人が居なかった。このファンタジーは楽器ができて早い時期にできた曲。
この楽器は早いメロディも弾けるし・・ということでだんだんとわかってもらえるようになってきた。ビゼーというフランスの作曲家が劇のための曲を書いた。ビゼーって知ってるとおもう。<ピアノを弾く>この曲聞いたことあるでしょう(全員)これはカルメンという曲だけれど、もう一つアルルの女という曲を作った。アルルの女はヒットしなかったのだけれどビゼーがそれをオーケストラの組曲にしたのでヒットした。このオーケストラヴァージョンにサックスが入っている。その中から「間奏曲」という曲を演奏します
M2 ビゼー:「アルルの女」から 間奏曲
サックスは1900年代に入ってからアメリカでジャズの音楽のスター楽器になった。それで、クラシックの音楽でもフランスのパリを中心に注目され、曲ができてくるようになった。今演奏される曲も1900-1960年くらいに作られたものがほとんど。
ではミヨーの曲。元々は「空飛ぶお医者さん」というお話で、ミヨーが後にピアノ2台むけとサックスとピアノのために書き直した。この曲は指がすごく早く動くのも見てほしいけれど、長いフレーズがあって、息がだんだん苦しくなってきて顔が少し赤くなったりするところも見て。
第2楽章は眠くなるかも、ゆっくりな曲。3楽章はラテンっぽい飛び回るような曲。ではスカラムーシュ。
M3 ミヨー:スカラムーシュ
ここで少しピアノの話をしてもらおう
(白石)はい、ピアノは毎日見ているよね。家にもある人はどのくらい居るかな(10人くらい)
このピアノ、何でできている(木)何の木(??、杉、松)松が正解。どんな松かというと、ルーマニアとかスウェーデン、カナダの松を使う。
まず木を切ってきたら12年間水につけておくと中がきれいになる。そのあと8年間外に干す。全部で20年かけて、強い木を作る。中には鉄の枠があってそれに強い針金をはって、羊の毛を固めたものでたたく。
よく一生懸命手を見てくれる人が居るけれども、手からは音が出ない。今日はピアノの内臓を見せたいと思う。<ピアノを解体し、検便を外して出す>
順番にそばに来てよく見てください。ここは触っても良い。
<順番に見せる>
さて、ピアノの音を聞いてもらうけれど、曲はラフマニノフの前奏曲。彼は○○○    症候群という手足が大きすぎる病気だった。それで、彼の手はドからラまでとどいたという。私も大きい方だけれど<音を出す>その上にこれだけ届いた。
彼がこの曲を演奏すると、手が空を飛んでいるように見えて大変人気があった。わたしもそのことを意識してすこし大きめに手を動かして弾きたいと思う。
M4 ラフマニノフ:前奏曲作品3-2
最後に出てきた低い音は、クレムリン宮殿の鐘の音とも言われている。浅田真央が今シーズン使っているので知っている人が居るかもしれない。
(田中) ピアノもいい音ですねえ
次に弾くのが最後の曲になります。ジャズっぽい曲。ガーシュインはメロディメーカーでとても良い曲を作った。ブロードウェイのミュージカルでもヒット曲をいくつも書いた。
のだめのなかでつかわれたラプソディインブルーとかは聞いたことあるかな<弾いてみる>ほかにもボギーとベス、パリのアメリカ人とかをメドレーでジャスやミュージカルの曲も編曲したガーシュインカクテル。いろいろな色や味を楽しんでもらう。
M5 ガーシュインカクテル

アンコール エル・クンパンチェロ
(先生)  どうだった?(かっこよかった)
感想

※ このプログラムはサックスの歴史に添ったプログラム。
※ インフルエンザのため2組が学級閉鎖。

長崎、永留結花さんのフルート [管楽器]

永留さんはラジオでもしゃべっているので、声が聞きやすく話も聞きやすい。
でもいつも色々と考えているのが素晴らしく、アイデアを活かせていると思う。今回はフランスがテーマで作ってきていたけれど、少し思いを乗せるという話が少しくどかったのを除けば立派な構成力で感心した。
永留1.jpg

2010年2月11日  11:00-12:00
長崎ダイヤランド・小が倉ふれあいセンター
永留結花(Fl)保坂奈月、永留和歌子(Pf)

館長挨拶
M1 シリンクス(ドビュッシー)  ドア後方から演奏を始める
皆様こんにちは。本日はおいでいただいてありがとうございました。
私はフルートを演奏する永留結花と申します。一曲目はドビュッシーのシリンクス。フランスの昔のお芝居の中の曲でその芝居ではフルート奏者は前に出ないで後ろに居る、と指定されている。今日はドラマティックに始めてみたいと思って演奏しました・
さて、フランスというと何を思い浮かべるでしょうか?
私もフランスにいっていないのですけれど、フルートはフランスとは強く結びついている楽器です。今日はフランスを散歩したり料理を楽しむみたいな感じで進めたいと思います。
次にひくのはノブロという作曲家の曲。きらきらしたメロディの華やかな曲です。
前菜の一品目のように楽しんでいただければと思います。
M2 メロディ(ノブロ)
フランスの音楽に光を当てて進めたいと思いますが、フランスの特徴というのは、絵画のでも、モネとかをみるとはっきりとした輪郭がないけれど、やわらかい印象があります。音楽も似た傾向があって、ドビュッシーもラベルもこれが言いたいとか、こういう物語とかいうのではなく気分、雰囲気、色彩などをそのまま感じるような曲が多いと思う。
ですから、楽しみ方も、作曲家の主張が強くない分、自由に想像を駆使しながら聞くと良いと思います。
次に弾くのはプーランクという人が書いた曲です。この曲を聴くと、私にはセーヌ川のほとりで恋人がエッフェル塔を見ながら語り合う、というような気持ちがする。
M3 愛の小径(プーランク)
心の中に恋人たちのささやきが聞こえたでしょうか。途中ジュテームという言葉が何回もきこえるきがします。でも聞き手によって印象が変わるのが音楽の面白さかもしれません。
フランスではヴァレンタインデイという風習がなくひたすら男性がアプローチするものだそうです。フランスに居る友人が、日本人がフランスのファッションや料理にあこがれるように、フランス人も日本の文化に興味を持っていて、侍やカラオケという言葉が辞書に載っているといっていましたが、ドビュッシーも浮世絵からずいぶんインスピレーションを受けたといわれています。
ここで日本とフランスのコラボレーションでこの道をやってみたいのですが、保坂さんはアレンジャーでもあるので、日本のメロディをフランスの色彩感でアレンジをしていただきました。
M4 この道(山田耕筰)
どうでした?一味違ったこの道だったっとおもいます。
ここでフランスと離れてしまうのですが、ちょっと肉料理を・・・。チャールダッシュは「酒場風舞曲」:といういみ。兵隊さんが酒場で飲んで大騒ぎするという感じの曲です。
この曲が面白いのは、掛け合いがある。ピアノのサポートがしっかりしないとうまくいかない。毎回違ったことをやったりするので今日はどうなるかそれも楽しみです。
M5 チャールダッシュ(モンティ)
フランスの話をしてきましたが、ここでピアノの曲を一曲。ピアノで言えばフランス音楽ってどんな感じ?
(保坂)今日はサティの曲を弾きます。サティはマイナーな感じがするけれど、サティがいなかったら、ドビュッシーもラヴェルも居なかったろうというくらいの作曲家です。調性を無視する小節線も無しとかいろいろとやってすごい影響を与えた。
このジムノペディという曲ですが、血圧の高い方はいらっしゃいもますか?血圧を下げる効果があるらしいです。心を静める効果もあるとか
M6 ジムノペディ(サティ)
(永留)素敵でした。癒されてしまった。
もう一曲フランスの曲を、ラヴェル。パヴァーヌは男女が組になって列を作って踊るダンス。この音楽は心の鏡にして、そのときに思うことを自分に映し出して感じながら聞くというのが向いていると思います。フランス音楽は自由なので、自分の思い出や大事な人のことを思い出しながら聞いていただきたいと思います
M7 亡き王女のためのパヴァーヌ
さて、最後の曲はメインディッシュということで少し長いけれどもシャミナーデのコンチェルティーノという曲。女性の作曲家として始めて自立したといわれていて、フランスでは香水の名前にもなっている。
この曲はフルートを始めて、初めてであって目標にした曲。皆様に感謝をこめて演奏したいと思います。
M8 コンチェルティーノ(シャミナーデ)
3月6日のガラコンの話
アンコール 早春賦


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