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アウトリーチフォーラム サックスカルテット桜 [管楽器アンサンブル]

サックスはオーケストラにない楽器のためか、音活関連に熱心な人たちが多くてうれしいことだ。田中靖人がやったっことも大きいだろうし、スピリタスの影響も多いだろう。今回は助成ばかりのグループ。芸大と昭和音大卒業生の混成チーム。時間が長くなって居るが、午後は少し流れが悪いところを直してもっと長くなった。さすがに3年生くらいになると60分を超えると集中力は少ししんどかったかもしれない。とはいえ良くできた構成である。
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2010年10月7日(木) 3時間目  60分
サックスカルテット桜
舞鶴 大浦小学校 5,6年生役34名 椅子すわり

先生の話しみんなで呼びましょう(にゃー)
入場(弾きながら)
M1 踊るこねこ(アンダーソン)
(石橋)大浦小学校5年生6年生の皆さんこんにちは。(こんにちは)
今のは・・・この○に何がはいるかな(・・・)子猫でした。猫が楽しく踊っている。鳴き声も聞こえたね。最後は犬に吠えられて逃げる。という様子
自己紹介をします。ソプラノの高梨寛子です。ピロコと呼んで。テナーの田中麻樹子です。あっこと呼んで。バリトンの桑野慶子です。けいこと呼んで。あるとの石橋梓ですあずさと呼んでください。
みんなはサックを見たことがあるかな。ある人?(・・・) 今日は近くで見られるから楽しんでください。サックスはサクソフォーンというのだけれど、大体160年前に作られた。ベルギーのサックスさんという人が作ったからその名前が付けられている。
では4つの楽器が並んで音を聞いて貰う<高い→低い>
どっちが低かった?管楽器は管の長さで音の高さが決まる。だから大きい方が低い音がする。ソプラノはこれ、アルトは曲がっているけれど、頭の中で伸ばしてみて(大きい)、テナーはもっと大きい。バリトンは長さが2.5メー鶴くらいもある。
長さだけでなく太さも違う<見せる>
次の曲はけーこちゃんに話してもらう。
(桑野)フランスのドビュッシーという人はいろいろな印象をそのまま音にしてみるという事をした。みんなも、外を見ても、目をつぶっても良いので、何かを思い浮かべながら聞いてください。
M2 プレリュード(ベルがマスク組曲、ドビュッシー)
(高梨)音楽はこんな風に感じると言うことでも楽しめる。カルテットというのは4人で演奏する。一人はソロ、二人だとデュオ、3人ならトリオ。祖そして4人は4任意それぞれ役割があります。この絵を見てください、何だろう(・・・)これは木の幹。御酒はバリトン<吹いてみる>そう、今度は枝(太い枝を付ける)これでなんか樹らしくなってきた。これは太い枝<テナー>。まだ何かわからない。次にこれ、さらに小さな枝を付けたす。樹らしくなってきた。でも何かまだわからない(桜?)最後に花を付けるとよくわかる。はい、桜でした。この花びらがソプラノの役割。では次の曲は<下から入っていく>
M 演奏
何でしたか・(森の熊さん)カルテットは御酒から花までないと桜の木とはわからないね。音楽も同じ。
(桑野)次には音楽物語をやります。能祖さんを呼びたいと思います。
(能祖)はい、皆さんは3匹のくまという話しを知っていますか?(しらない)これは図書館から借りてきた.何種類も本がある。イギリスの民話昔話でそれが広まってロシアでも民話となっている。日本の昔話は何がある?(桃太郎・・・・・・いろいろ)いろいろあるね、このお話と音楽が合体する。すると不思議な楽しい世界が拡がるので楽しんでください。
ではみんなくまに変身!あれ、一人変身できてない・・(女の子)そうそれは亜\とでね。
さて、私たちは拍手を貰うとやる気になる。(拍手) そうそうでは始まり始まり・・・
M3 音楽物語 3びきのくま
次の曲に行く前に、楽器体験コーナー。拍手――
吹いてみたい人(3人)じゃあ3人。サックスにはくわえ方がある・・・・<教える>
ちょっと弾いてみよう<チャルメラ>どう?(面白いけれど苦しい)
最後の曲はこの編成のために書かれた曲。グラーベとプレスト。グラーベは遅くて重々しい。プレストはとっても早くと言う意味。2つの部分から出来ている。今から話すのは私のイメージだけれど、グラーベは太い大蛇が不気味に這っている。プレストは高い空に大きな鳥がばさばさと飛び回っている感じ。だけどみんなも自由に考えてみて。
弾く前にチューニングをする
M4 グラーベとプレスト
ありがとうございました。最後に効果を一緒に謡いたい。
(能祖)せっかくだから詩を読んで謡おう
<能祖さんと先生が読む>
M5 校歌

木管アンサンブルH(アッシュ)、山形県白鷹 [管楽器アンサンブル]

木管アンサンブルアッシュは、宮城県のアウトリーチフォーラムの時に結成して、その後音活のオーディションをとおって昨年度今年度と2年間比較的数をこなしてきたグループ。
グループというのは慣れないとダメだけれど慣れすぎてもよくないという難しさがある。そのあたり中京の人たちのひたむきさは期待しにくいが演奏の質の高さと型のできている安定感がある。
今回もよくできているのだけれど、きちんとした話し合いとか、時々少し時間を取ってやるともっと良いのかもしれない。
中学校吹奏楽団へのアクティビティである

2010年1月28日 おんかつ白鷹町
木管5重奏団H(Fl 宮崎、Ob 最上 Cl濱崎 Hr 佐藤由紀 Fg猪俣
白鷹町東中学校 吹奏楽部

M1 「魔笛」序曲 吹きながら入場
宮崎 こんにちは(こんにちは)私たちはアンサンブルHと言います。東中吹奏楽団のみんなにはおなじみだと思うけれど、このクインテットはみんな管楽器。
個性的な音がそろっているので、その魅力を伝えていければと思います。
今の曲はオペラ魔笛の序曲、序曲というのはオペラの幕が始まる前にオーケストラだけで演奏する曲。強はこのコンサートの幕開けと言うことでこの曲を弾きました
次はプーランクのノベレッテ。元々はピアノのために作られた曲なので、そんなことも感じながら聞いてください
M2 ノベレッテ
濱崎 ユーチューブとかでノベレッテと入れるとピアノのもあるので聞いてみると良いと思います。楽器はもう知っていると思うけれど、テストの意味も込めて楽器当てクイズをやってみよう。
<目をつぶって楽器を当てる。最初はオーボエ>
最上 ハイ、これは?(オーボエ)オーボエは、このリードの部分を吹いて音を出す。2枚のリードの間の1ミリくらいのところ(皆に見せる)に息を入れて吹いている<リードのみで吹く>、これを楽器につけると<見せながら吹く>こんな音になる。では音を聞いてもらう
M 白鳥の湖から
最近はのだめの黒木くんの楽器。一番の特徴はリードを自分で作る。リードの寿命は?(1ヶ月、1回・・・)大体3日くらい。世界一難しい木管楽器と言われている
ではもう一回クイズ<目をつぶって楽器を当てる、クラリネット>
濱崎 ハイ、クラリネット。クラをやっているのは何人?(二人)オーボエは?(・・)
これは木で出来ているけれど、グラナディアと言う木で出来ている。日本で言うと黒檀、お仏壇を作ったりする。ここはオーボエと変わらない。違うところは?(リード)そう、でもリードが震えるのは見えないから、紙でやってみよう。紙をつけて遠くから吹くと・・<振動する>見えるね。これが特徴です。
次は・・<クイズ>
これは、初めて見た人?(ほとんど全員)そう、私もそうだったけれど、中学校の時に吹奏楽部に入ったらこの楽器しか空いてなかったので始めた。これもリードが2枚あってオーボエと同じ仲間。このリードも自分で削るけれども、寿命は長いけれど大きいので一枚削るのが大変。この楽器は木でも黒檀ではなく(かえで?)そうカエデの木で出来ている。ファゴットは薪の束と言う意味。重さも3,5から4キロくらいあって重いのでストラップをつけて演奏する。音が低いのでピアノで言う左手の役割をしている.だからあんまりメロディがない。
M 魔法使いの弟子
宮崎 次はフルート、やっている人は?(一人)これはどう見ても金属だけれどなんで木管?(昔は・・)そう正解。これは18金で出来ているけれど、実は木で出来ているものもある。さて劣って何かが振動しないといけないのだけれど、リードのように振動しているものがない。実はエアリードと言って空気を半分くらい当てると渦になって振動が生まれる。オーボエは息が余って困るけれども、フルートは息が足りなくて苦しい。だから循環呼吸というのをやる方法がある。循環呼吸は口で息を出している間に鼻から息を吸う.やってみる。
M 虹の彼方に
聞こえたかな(全員)最後にホルンの話を聞こう。
猪俣 何で木管5重奏に金管であるホルンが入っているのか・・。それはホルンの音が良く溶けるから。金管楽器は唇をふるわせて音を出す。唇-マウスピース-楽器<と実際にやってみる>と言う原理。
M モーツアルトの協奏曲の1節。
この楽器は伸ばすと4メートルくらいある。なんちゃってホルンを作ってみる<ホースで音を出す>
佐藤? 5つの楽器が分かった人(みんな)
では次にミヨーのルネ王の暖炉 より 狩 と言う曲をえんそうする。これは、狩りに行く様子が描かれていて面白いのでちょっと聞いてみて。
まず 狩りに向かい場面の音
   獲物を仕留める場面
   持ち帰る場面
   ありがとうと神に感謝
と言う場面で構成されている。
M3 ミヨー:ルネ王の暖炉 より 狩り
最上 曲は色々な場面があって面白い。アンサンブルのヒントとポイントを参考にして見てください。
ヒンデミットの「 」を使ってみる。どうやって合わせているかよく見ていてください。<吹く>
どうしてたでしょう?(目で合わせていた)アイコンタクトを取っていた、そうね、じゃあ実験してみよう、5人がアイマスクをつけて弾いてみる。<演奏>
どう? どうして上手くいったか、息を吸うところで合図するとかもあるけれど、他の人の音を良く聴くのが大事。アイコンタクトは安心するための方法であって、人の音を聞くのが一番。
佐藤 では最後の曲。茂木大輔さんの「父の手のひら」を演奏します。前半は温かい気持ち、後半は変拍子が出てくるのが面白い。
M4 父の手のひら

アンコール ファルカシュ:サルダレード(飛び跳ねるダンス)

終了

アイリス・クラリネット・カルテット(幸田町のアウトリーチ) [管楽器アンサンブル]

幸田は良い演奏家との関係ができていると思うのは,このグループを見ていても感じるところである。この4人は学校見違うし、出身も、岡崎、岐阜、三重、広島と様々だけれど、良い活動をやろうとしているのが好もしい。これが初めてのアウトリーチなので,まだまだ色々と言いたいことはあるけれど、彼女たちの意識がとても良いので伸びてくるだろうと思う。金管といい今回の二組は良いチームである。今回は6校の小学2年生に半分ずついったが、これから3年間毎年やって貰う予定とのこと,期待できると思う。

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2010年2月18日 10:55―11:40
愛知県幸田町 荻谷小学校2年生 約100名
アイリス・クラリネット・クァルテット

金沢氏の話し
拍手で藤井(バスクラ)のみ登場、吹き始めると後ろから3名入場
M1 クラリネット壊しちゃった
(岡村) 荻谷小学校宇2年生の皆さんこんにちは(こんにちは)私たちはアイリス・クラリネット・アンサンブルです。今日は40分の短い時間ですが一緒に楽しんで行きたいと思います。私は岡村 ・・・<自己紹介>
きょうはこのクラリネットを使ってやっていきたい。今の曲は聴いたことある?(ある)曲は(名前は知らない)クラリネット壊しちゃった、と言う曲でした。だから途中で音が出なかったりしたけれど、壊れた真似をしていただけだから安心してね。
今日はこのクラリネットの事を知って、クラリネット博士になってもらいたいと思います。では、クラリネットのために書かれた曲、明るくてリズムがぼんぼんと軽い感じの曲を聴いてください。
M2 カプリス
(小田) カプリスという曲を聞いてもらいました。どんなだった?どんな音がした? 楽しかった?(普通)
この楽器は?(クラリネット)強は近くで見て聞いてもらいたい。クラリネットという楽器は実は一つの種類ではなく、いろいろな種類のクラリネットの家族があります。
じゃあここでクイズね。クラリネットの家族は一帯何人家族でしょうか?(・・・)じゃあ、3つの中から選んで・・・1,5人家族、2,12人家族、3,100人家族。
では手を挙げてみて<順番に聞く>
正解は2番の12人家族です。いろいろなのがある。きょうはみんなをつれてくることはできなかったけれども、いくつか連れてきました。紹介するね。
(岩井)これが一番普通に使われているクラリネット。これは何で出来ているかな(銀)そう、この光っているところはそうだね。黒いところは?(木)。木なので暖かい音がします。
銀のところはどう使う? こうやって<見せる>押さえて音を出していきます。
これは案外長いので持ち運ぶのにランドセルには(はいらない)。どうしよう?(・・・)
いくつかに分かれます。<外す>こんな感じに全部で5つに分けて箱にしまうとランドセルにも入るようになる。分かったかな。じゃあ音もきいてみたい人?(はーい)
ではアメージンググレースという曲を。
M3 アメージンググレース(岩井ソロ)
一番右側のはちがうみたいですね(ラッパみたい)これもクラリネット?
(藤井)これはバスクラリネットと言います。お父さんクラリネット。これを見たことある人は居るかな?(・・・)なかなかいないと思う。何か気づいたことはある?(音が違う)そう、低い音がする。下の方でみんなを支える役割がある、縁の下の力持ち。目立たないけれど今日は少しがんばって弾きたいと思う。
(小田)大きいし、形も違うね。(藤井)これはとても重いので、この棒で床にささえたり、首からストラップでつりしたりして支えて弾く。(小田)これから1曲めだって弾いてもらいたいと思います。
M (一部)
何時もは普通のクラリネット3人とバスクラリネットで演奏するのだけれど、今日はもう一本特別に持ってきた。これ!
少し小さい、エククラリネットと言います。高い音がする。聞いてみて。
M (一部)
たくさんの家族の中の3本だけれどクラリネットが分かったかな?(・・)
じゃあ、この4人で音楽をどう作っているかをちょっと見て貰いたい。
音楽は低い音が支えている。バスがこんなことをしている<表のリスムを弾く>
小田さんがこのようにつけると、なんか軽い感じになってきた。でもこれでは何の曲かわからないね。では岡村さんがメロディをひく<吹く=クラリネットポルカ>
これで大体良い感じだけれど、私が入っていない。ちょっと寂しいので入ってみる<吹く>
どう?(ちょっと変わった)
そう、ちょっと味付けをしたり雰囲気を作ったりが私の役目。
このような役割を持って演奏するけれど、それだけでは飽きてしまう。だから、役割がかわりばんこに入れ替わる。今日はメロディの時だけたって演奏するようにします。
誰が何をやっているかを探しながら聞いてみてください。
M4 クラリネットポルカ
(藤井)ありがとう、誰が何をやっていたか分かったよね。
さて今日の演奏会も最後の曲になりました。最後に「ルスランとリュドミラ」という曲をえんそうします。今日いままでやってきたことが全部詰まっている曲です。誰がリズムを、誰がメロディを、とかを聞いてください。
途中でメロディが追いかけっこをするところがあって面白いからそれも聞いてほしい。ちょっとやってみる<演奏する>
では演奏の前に、それぞれに一番聞いてもらいたいところを話してもらおう。
(岡村) 途中きれいなメロディを吹くところがある、そこを聞いてほしい
(岩井) この曲は速い曲なので、指がとても早く動く。それが面白いと思うので見ていてください(見えない!の声あり)
(小田) 早いのでドキドキハラハラしている感じになる、それが面白いと思う。
(藤井) ・・・・
M5 グリンカ:ルスランとリュドミラ 序曲
金沢  どうだったかな。感想を聞きたいな。手を挙げて・・・
みんなが感想を言う(8人くらい)
終了

ブラスアンサンブル・ロゼ 最初の小学校 [管楽器アンサンブル]

名古屋を拠点に活動しているブラスアンサンブル・ロゼ。かなり実力のあるグループだ。音活を受けても良いのではないかと思うくらい・・・
彼らはきちんと台本を作ってきていた。
最近、私が研修の時などに、一つの考え方の方法として渡すようにしている、授業計画の表のようなものを使ってきてくれたのだけれど,とてもわかりやすい。

今回はそれを元にしたメモで、聞き書きのものではないけれど、ほぼこのように上手くいった例としてあげておく。

幸田中央小3.jpg
2010年2月17日  14:20-15:20
愛知県幸田町 坂崎小2年生23名
ブラスアンサンブル・ロゼ(稲垣路子、近藤万里子、杉浦美紀、照喜名有希子、加藤日名子)

幸田町民会館 金沢氏 の話
M1 神の御許に  <ふきながら入場>
(加藤)みなさん、こんにちは。
ブラスアンサンブル・ロゼです。皆さんの前にキラキラした楽器が並んでいます。これを金属でできた「金管楽器」と言います。
今日はこの楽器での音楽会をみなさんと一緒に楽しく過ごしていきたいと思います。まずはメンバー紹介をします。<紹介>
まずは金管楽器の音楽を聴いてみましょう。
今から演奏する曲は「ミュージックホール」という曲です。
音楽会を聴きにいった女の子たちの様子をあらわした曲です。
1曲目は音楽にあわせてステップを踏んでいる様子、2曲目は楽しかったコンサートについてお話している様子を表しています。音楽会に行った気持ちで聴いてくださいね。
(近藤) まずは金管楽器の音楽を聴いてみましょう。
今から演奏する曲は「ミュージックホール」という曲です。
音楽会を聴きにいった女の子たちの様子をあらわした曲です。
1曲目は音楽にあわせてステップを踏んでいる様子、2曲目は楽しかったコンサートについてお話している様子を表しています。音楽会に行った気持ちで聴いてくださいね。
M2 ミュージックホール
(近藤)みなさん、音楽会の気分になったかな? 万里子姉さんは音楽を聴くと、ワクワクしてくるんだけど、みんなはどう?
ミュージックホールっていう曲でした。
みなさんの前にキラキラ光る楽器があります。見たことあるかな??いろんな形があるよね~。
今から、この楽器を1つずつみなさんに紹介していきます。まずは1つ1つの楽器の名前と音を聴いてみましょう。
(稲垣)私が持っているこの楽器は、トランペットといいます。この中で一番小さい楽器で、一番高い音がします。<吹く>
(杉浦)次はこの楽器です
カタツムリのような形のこの楽器はホルンといいます。ホルンは英語で角笛という意味で、ずっと昔は動物の角で出来ていました。長い管を丸くして、音が後ろに出るのが他の楽器と違うところです。
では、なぜ音を後ろに出すのでしょうか?
それは昔 イギリスなど外国の貴族が 森に行き、馬に乗って獣を 捕まえるときの道具だったからです。
ホルンは先頭の人が持っていて 獲物を見つけると「ウサギがいる」「キツネを見つけた」という合図を後ろの人に知 らせていました。
楽器として使われるようになった今でも 音を後ろにだして、跳ね返った音を聴いてもらうようになりました。では 音を聴いてみてください。<吹く>

(照喜名)次はこの楽器です。
これはトロンボーンという楽器です。他の楽器とどこが違うかわかりますか??
このスライドという長~い部分が他の楽器とは違います。
他の楽器は指を動かして音を変えていますが、トロンボーンはこのスライドを伸ばしたり短くしたりして音を変えている見た目もとても楽しい楽器です。<吹く>
(加藤)次はこの楽器です。
の大きな楽器はチューバといいます。
金管楽器の中で一番大きくて低い音が出ます。
ではチューバの音色を聴いてください。<吹く>
(近藤)1つ1つの楽器の名前と音がわかったよね?では次に、この4つの楽器の音の高さを比べてみましょう。左側から、テューバ、トロンボーン、ホルン、トランペットの順番にならんでいます。 大きな楽器は管が長いので低い音が出て、小さい楽器は管が短いので高い音がでます。いまから左から順に音階を吹いてみます。 
聴いてみて分かったよね?このように、いろんな音の高さの楽器が集まって、曲が演奏されています。
それぞれの音の高さもわかったところで、次は金管楽器の音の出るしくみを紹介します。 音は必ずどこかがふるえないと鳴りません。例えば、声は喉がふるえて出ています。 さて、金管楽器はどこがふるえているかわかるかな??
そう、唇です。どういうことなのか、路子お姉さんにやってもらいましょう。まず、唇だけでふるわせてみます。これはマウスピースって名前です。音を出してみますね
このようにして、音が出ているんです。皆で高い音から低い音まで出てましたね。
みんなわかったかな。
今日は楽器の長さにあわせて切ったゴムホースを用意してきました。
まず、これはトランペットと同じ長さのゴムホースです。
楽器の先が広がってるところをベルと言います。
ゴムホースの先にはベルと同じような形のジョウゴをつけてあります。
そして、これがホルンと同じ長さです。トランペットのものと比べてみましょう。
ホルンの方が長いですね。長さは4メートルあります。
そして、最後はこれ、テューバと同じ長さです。すごく長いですね。6メートルもあります。縄跳びもできちゃう長さです。では、これで音を出してみましょう。お願いします<吹く>。
こんなゴムホースでも演奏出来ちゃうんだよ。おもしろいでしょ~。
楽器のこのピストンをうごかさないのに、どうして音がかえられるかわかるかな?
口の筋肉をしめたり、ゆるめたりしながら音を変えています。
さあ、復習。
これはなんて名前だったかな?
そう、トロンボーン。
次はトロンボーンがメロディーを担当します。伸びたり、ちじんだり、見ててもとっても楽しいです。シャウティンライザトロンボーンです。
M3 シャウティンライサトロンボーン
次に皆さんに風景を思い浮かべながら 音楽を聴いてもらいたいと思います。
曲は草競馬です。曲は聴いたことありましたか?
このテーマがどんどん変わっていくので、絵を見ながらどの場面と合うのか馬の動きを想像して聴いてみてくださいね。この絵は?(馬)そう、こっちは?・・・・・
馬がワルツを踊ったりパレードをしたり、酔っぱらったりまるで人間のようにいろんな事が1日に起こります。それでは聴いてください。
M4 草競馬
ずっと聴いてもらったのでみんなと一緒に演奏しましょう。1,2,3で立ってね。1,2,3。
のびをしましょう。
さて、ここからは皆さんにも手拍子で参加してもらいたいと思います。
まず、半分にわけますね。
(半分にわける)
では、こちらは○○先生、こちらは○○先生のグループにしたいと思います。
どちらが上手にできるかな??
では、まず練習してみましょう。
最初に○○先生グループ。
(リズム練習)
これはテューバと同じリズムなんですよ。
一緒にやってみましょうか。
(テューバとあわせる)
じゃあ、次に○○先生グループ。
(リズム練習)
これはテューバと同じリズムなんですよ。
一緒にやってみましょうか。
(テューバとあわせる)
じゃあ、次に○○先生グループ。
(リズム練習)
こっちはホルンと同じリズムです。
一緒にやってみましょう。
(ホルンとあわせる)
じゃあ、一緒に一度やってみましょう。
(両方のグループであわせる)
つられないでできましたか??
では、ロゼの演奏に合わせて皆でやってみましょう。
途中、私達がステップを踏むところがあるので、そこは皆で手はお休みしてステップをしましょう。
わからない人は先生を見てやってみてくださいね。
では始めます。
曲は五匹の子豚とチャールストンです。
M5 チャールストン
みんなと楽しく過ごしてきた音楽会も最後の曲になってしましました。
最後に演奏する曲は皆に是非聞いてもらいたいと思って用意しました。
この曲は皆で力を合わせたり、お話をしたり、いろんなことをしています。皆で宇宙旅行に行くようなワクワクする曲です。まず、お話をしてるところを演奏してみますね。
(演奏)
これは何回か出てくるので注意して聞いてみてください。みんな、お友達と一緒に遊ぶの楽しい??
綱引きしたことある?綱引きって一人じゃできないよね。
みんなで力を合わせると力も倍になって勇気ももらえるし、頑張れるよね。いまからお姉さんたちも5人力を合わせて演奏します。
一人の演奏より5人で演奏すると迫力もあるし、ハーモニーもできます。ロシアの作曲家エワルドさんが作った曲、金管五重奏曲第一番3楽章を聴いてください。
M6 エワルド::金管5重奏曲第1番第3楽章

楽しく聴いてくれてありがとう。
これからもお友達と仲良く、元気に学校生活を送ってください。また会える日を楽しみにしています。
演奏はブラスアンサンブル・ロゼでした。
ありがとうございました。

長崎のエスプリ [管楽器アンサンブル]

エスプリは長崎大学教育と活水の仲間で作った木管5重奏。地方都市でグループを維持するのは大変だろうけれども(それも家も少し離れている)続けているのは本当に偉いと思う。それなりに演奏機会も増えているように思える。
昨年12月には佐藤勝重君と国見で演奏会ができてデュイレの6重奏をやり、今年もまた同じメンツでやることが決まっているらしい。音楽的にもう少し成熟すると良いのだけれど、場があることは大事なので次第に解決することを切に願う。
彼らのアウトリーチは比較的意が強すぎて手段とそれを維持する方法論が不足している感じだったのだけれど、今回は木管5重奏としてはなかなか今までになかった手法を実験して、良いものを持ち帰れたように思う。始まる前はちょっとはらはらしたけど。

エスプリ1.jpg

2010年2月10日  14:20-15:20
長崎 戸石小学校 5年生67名
エスプリ(木管5重奏)

呼ぶと順番に入場
M1 サルダレード(ファルカシュ)
戸石小学校5年生の皆さんこんにちは。私たちはエスプリ。手紙を見てもらえましたか?返事ももらってありがとう。
5つの楽器が次々に登場したけれど、この5つの楽器、これは?(フルート)、じゃあこれは(オーボエ)、じゃあこれは(クラリネット)よく知っているね。あ、書いてある。
この5つの楽器で演奏するのを木管5重奏といいます。この5重奏のために書かれた雪虫という曲を演奏します。それぞれどんな音がするのか聞いてみてください。
M2 雪虫
どうだったかな、5つの音は聞こえた。どれも違う音がしていたと思う。ではここで楽器を紹介します。音や音の出し方に注目して聞いてください。
まずクラリネットです。どんな出し方をする?(その特別なもの)そう,リードと言う板をつける。新しい明るい音がする。<ポルカを吹く>私はこの明るくて元気な音が好き。次は
オーボエです。この楽器クラリネットに似ているね、でもどこが違う?(吹く部分)そうリードが2枚ある。リードだけで音を出してみるね<吹く>これを楽器につけると<吹く>オーボエの音になる。目立ちたがり屋なところが好き<白鳥に湖を吹く>オーボエの音覚えてくれたかな?
次はこれ、長くて太くてバズーカみたいな楽器。ファゴットといいます。オーボエと一緒でリードが2枚ある。これもリードだけで音がする(はに)鶏といわれる。こんな音だけれど楽器につけるとこんな音(ひくい)私はそんな低い音がすき。ピーターと狼のおじいさんが怒った部分<吹く>次はファゴットと正反対きらきらした高い音をだすフルートです
リードもついていないけれどどうやって音を出すかな。(穴に当てる)そう息をここに当ててだします。ペットボトルで音を出すのとおんなじです。これはエアリードという。こんな音も出ます<パンの笛の一部>
最後にホルン。今いろいろなことを知ったけれど、ホルンは音をどう出す?(唇を震わせる)やってみよう。やさしい音もあるけれど力強い音もある。狩という曲を弾いてみる。<吹く>
5つの楽器の音はこんな感じとわかったかな。つぎに紙を配るからそこに一番好きな楽器の音がどんな感じかイメージを書いてみよう。聞いて思い浮かんだイメージを書くために同じ私のお父さんという曲のメロディをひとつずつ聞いてもらう。
<私のお父さんを順番に吹く>
では書いてみて?どう?ではフルートが一番すきという子(多い)、誰か代表でいってもらおう。(小鳥のよう)じゃあオーボエが好きな子(すこし)(ラッキーな感じ)。ファゴット?(意外と多い)どんな感じ?(迫力がある)クラリネットは?(きれいな形と色)、ホルンは(象に似ている)
ふーん、びっくりした。いろいろと感じてるね。ではイメージを思い浮かべながら私のお父さんを聞いてください。
M3 私のお父さん
次の曲は、みんなが知っているきらきら星の曲を変化させて演奏するので、好きな楽器がどんなことをしているのか注目しながら聞いてみてください。
M4 きらきら星変奏曲(カット版)
自分の好きな楽器の音が聞けたかな。それぞれがかわいくていい音が出せて・・一人でもできるのに何で5人集まるのか?
5人集まるとそれぞれのよさや個性が集まって何でもできてしまう。みんなも一人でもできるけれども全員が集まるとすごいことができる。エスプリもそう思って一緒に集まって一緒に音楽をしている。
最後の曲はハイドンのディヴェルティメント。喜遊曲という。昔ご飯を食べたり踊ったりするときのために作られた曲なのでみんなも楽しんで聞いてください。
M5 ディヴェルティメント(ハイドン)第1,5楽章
ありがとう
せっかくなのでみんなと一緒に、みんなの持っている楽器(リコーダー)そうリコーダーと声、をつかって演奏しよう。起立。ちょっと屈伸しようか。
では池田先生に指揮をしてもらいましょう。
M6 いつか大きな木に
感想、
終了

サックス四重奏Quatuor Bのアウトリーチ(アウトリーチフォーラム高知その2) [管楽器アンサンブル]

五台山小1.jpg

サックス4人組のQuatuor B。
行ったのは五台山の南側の小学校。今回いった他の小学校よりも純粋でその分少しシャイかもしれない。サックスという管楽器が行ったのはその意味でもよかったような気がする。
こうやって書いてみるとたどたどしいところもあるけれど、見ていた感想としてはスムースな進行でよかったのではないか。

2009年1月20日
高知市 五台山小学校 6年生25名
Quatuor B (サックス四重奏団)

入場
M1 こぎつね(変奏曲)
国末
五台山小学校6年生の皆さんこんにちは。
僕たちはQuatuor Bといいます。良く分からないね。Quatuorはフランス語で4。4人組という意味。では、Bは何でか?(・・・) 実は4人とも血液型がB型。
B型の人はいるかな(手を挙げる)、Aは?、ABは? Cは? じゃあOは?
B型だからQuatuor B。覚えておいてください。
さて、この楽器は知ってるかな(トロンボーン、サックス)そうサックス。正式にはサクソフォーンと言います。みんなで言ってみよう(サクソフォーン)
何でサクソフォーンというかというと、由来がある。ベルギーという国は知っているかな?(・・・)ベルギーワッフルだとか、ベルギーチョコレートとか、ベルギービールとかおいしいものがある。知らないかな。ベルギーのアドルフ・サックスさんという人が発明したから。大体160年くらい前、だから楽器の中では比較的新しい楽器です。江戸時代の終わりくらい、坂本竜馬が10歳とかそのくらいの時です。サックスさんが発明したからサックス、フォーンは音という意味です。
<子供に>あなたの名前は?(たくみ)。あなたがもしタイムマシーンでサックスさんよりも前の時代に行って発明していたら「タクミフォーン」になっていたかも。私はタクミフォーン奏者の国末です、と言っていたかもしれない。
サックスはそれぞれに違う4つの楽器があります。でもみんなサックス。サックスの仲間です。では紹介を兼ねて一本一本の音を聞いてもらいましょう。まずこのソプラノサックスを吹く国末貞仁です。ソプラノサックスはこのようにまっすぐな形をしている。音を聞いてください<ぽにょの一部を吹く>
山浦雅也
これはアルトサックスです。この形が一番普通。先が曲がっている。山浦雅也です。<吹く。続ぽにょ>
有村純親
この楽器はアルトサックスとほぼ同じ形だけれど少し大きい。テナーサックスと言います。テナーサックスを吹く有村純親です。<白鳥を吹く>
小山元太郎
次は一番大きい楽器。バリトンサックスの小山元太郎です。まず吹いてみよう<ゲゲゲの鬼太郎>
*小山、リードを外して嘗めている
国末
あれ、それはなに?
小山
これはリードと言って葦でできている。
国末 その黒いのは?
小山 マウスピース。これで音を出してみよう<マウスピースを吹くが音は出ない>、リードをつけて吹いてみる<吹く>
国末 じゃあ次に首の部分をつけて吹いてみると?<小山、ふきながらつけていく>音が低くなった。長さが長くなると音は低くなる。じゃあ、楽器の体につけてみよう<小山本体につけて吹く>もっと低くなった。
よく見るとキーがたくさんある。これを押さえると音が変わる。なにかと似てるね(リコーダー)そうそう、リコーダーは穴を指でふさぐけれどサックスは穴が大きいので指では塞げない、このようなものでふさぐ。
では4つの楽器の音の高さを分かってもらうために音階を吹く<上からオクターブずつ繋げて行く>この広い音域でたくさんの音楽を演奏しています。
ではサックスが発明されたころ、サックスさんの友達だった作曲家サンジュレーという人がサックスのために作った曲を演奏します。
ハーモニーが美しくて、こぎつねとも雰囲気が違うのでそこを聞いてください
まず、チューニングをします。しないとこうなる<合わない状態で吹く>これを仲よくして合わせる。<チューニング>合ったところでサンジュレーのサックス四重奏曲の最後の部分。
M2 サンジュレー:サックス4重奏曲 第4楽章
小山 4つの楽器が集まるとこんなに豪華になることが分かってもらえたかな
つぎに、ちょっと目をつぶって・・・
「暗い夜道を一人であるいていくと、不安でさみしい。向こうからポチがやってきた。ポチと家に向かうとだんだん街灯が明るくなってくる。そこで心配をしてお父さんが迎えに来てくれた・・・」「そのあとはみんなが自由に想像してください」
M3 バッハ:G線上のアリア
ハイ目を開けて。色々と想像できたかな。今のはバッハが作曲したG線上のアリアという静かな曲。もともとは弦楽器のための曲だけれどそれを聞いてもらいました。バッハはサックスができるよりもっと昔の人。でもそういう曲もサックス4重奏に直して演奏したりもします。色々な曲想を想像しながら聴くのも音楽の楽しみ方だと思う。
次に楽しい曲を
山浦 今は弾きながら眠くなってしまったけれど、4人で別々な動きをしていた。今度の曲はふた組に分かれている。ある国をイメージして造られた曲。どの国か・・・演奏するので聞いて見ちゃいな
M4 チャイニーズラグ
どの国かわかった?(・・・)あれ?ヒント出したのに。中国をイメージした曲、チャイニーズラグでした。ラグというのは音楽のジャンルのひとつで、ちゃかちゃーんというリズムになっている。次はリズムを皆と一緒にやってみよう
国末 ではみんな立ってください。最初は元気に<>次に少し離れて隣の人と手をたたく<見せる>
アイリッシュ組曲という曲を使ってみんなでやってみたい。大きくなったり小さくなったりもするので、よく聞きながら・・・
M5 アイリッシュ組曲
最後までちゃんとできましたね。はいみんな座ってください
有村 どうでしたか。私たちは一人一人でも演奏するけれども、4人で演奏すると楽しい。
最後にデサンクロという人が書いた4重奏の曲を弾きたいと思います。今までの曲とちょっと違う、響きも斬新な曲です。ちょうどお父さんが生まれたころの曲なので昔の音との違いもわかると思う。4つのサックスが会話をし、バトンリレーのように音をつなぐ場面も出てくる。では聞いてください
M6 デサンクロ:サクソフォーン四重奏曲 第1楽章

花束
国末 3月1日に県立美術館でも弾く。聞きに来てね。
退場
終了


広島のアーチストによるアウトリーチその1(末永、末永、菊地) [管楽器アンサンブル]

広島の安芸区民センターは、安芸クラシックコンサート実行委員会という演奏家の集団を組織して何回かのホールでのコンサートやコミュニティセンタ-などでの演奏を行ってきたが、アウトリーチもやっていこうと言うことになって、今回のセミナーと実践が行われた(みたいです)。
演奏家のレベルの維持も気をつかっているようだし、みんなが熱心で、かつ、お互いがアウトリーチを見合って反省会で意見を言い合うというのは、なかなか良い仕組みだと思う。今回は船越小学校の全面的な協力の下(と言って良いだろう、演奏家の育成に学校が一肌脱いでくれているのだから。少し心配だっただろうことは想像に難くない)、4年生と5年生の各3クラスそれぞれクラスごとに聴いてもらった。演奏家も6組に分けてお願いしたのだけれど、学校の先生が始まる前に少し心配そうな顔をしていたのが、帰りにはニコニコだったので、まあ予想以上ではあったのだと思う。
時間がないので、順番に少しづつ紹介していく。
10月には打楽器の宮本妥子さんで6年生にアウトリーチとコンサートをする。安芸の山本さんは、地元の演奏家と招聘した演奏家が一緒に演奏したりジョイントで舞台に上がったり、ということを仕掛けていきたいと思っているようで、以前小林美恵さんを紹介したときもすこーし心配するところもあったのだけれど、概ね好評なようだ。

IMG_9547.jpg


2008年9月3日(水) 10:40-11:25
広島市安芸区船越小学校5年1組
於:船越小学校音楽室
演奏者:末永祐美子(クラリネット)、末永幸子(チェロ)、菊地由香理(ピアノ)

大河内先生あいさつ~呼び込み
PF,VC登場。Clは後ろから吹きながら登場
M1 ミッキーマウスのマーチ(ワンコーラス)
Cl 5年3組の皆さん、おはようございます。はい元気にあいさつ100%ですね。
(あいさつ100%は学校の掲示から)
今日は3人の演奏を聴いてもらいます。私はクラリネットの末永祐美子です、私はチェロを弾く末永幸子。兄弟ではありません。私はピアノの菊地由香理です。
このように3人で演奏するのを、トリオと言います。今日はClとVcとピアノだけれど、Clだけの3人もあれば 色々あって3人で一緒に演奏するのならトリオと言います。今日はトリオの楽しさを判ってもらいたいと思います。
みんなは浜辺の歌って聴いたことあるかな?(・・・)日本のメロディです。これから3つの楽器でメロディを1回ずつ担当することにします。どんな順番だったか後で聴きますから良く聴いてみてください。
M2 浜辺の歌(Cl→Pf→Vcの順でメロディ)
どうでしたか。この今日知っていた人?(2,3人)メロディはどんな順番で担当していたかな? じゃあはじめは誰が弾いてた?(ピアノ、・・・) じゃあ2番目は?(・・・)正解はピアノでした。
さて、クラリネットは管楽器です。この黒いところは木なので木管楽器という。ここに白いところがある。この葦の薄く削ったものに息を入れて振動させて吹く。高い音が得意。なのでメロディを吹くことが多い。次にインナークライマーという曲を吹きます。見るのは面白いので聴いてみてください。
M3 インナークライマー
面白かった?(面白かった!)ばらばらになっちゃうので、こうやってばらばらにしてはこにおさめている。次はチェロ
Vc  このチェロは見たことあるかな? あの準備室奥にもある。でも音は出せなくなってるね。チェロも木で出来ているけれど、管ではない。ここに弦がはってあるので弦楽器という。四本の弦と弓をこすりあわせて音を出す。この弓の白いのは?もう知ってるかな(くじら。木)馬のしっぽを漂白して使っている。
演奏するのはバッハの作った無伴奏チェロ組曲という曲。無伴奏というのはわかる?(・・・)
一人で弾く。普通はピアノと一緒とかなんだけれど、一人だからピアノの人がやるようなこともしないといけない。メロディも和音も・・。で、忙しいけれど、そんなところも聞いて感じてもらえると嬉しい。
M4 バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 プレリュード
知ってたかな?(知ってる。アニメでやってた・・) ※アニメってなんだろう
次にピアノについて説明する。その前に、この楽器なんて言う名前だった?確認しよう(チェロ)なんで出来てる?(木)
Pf このピアノはなんで出来てる(木)?
そう、この黒いところは木で出来ている。じゃあピアノは何楽器と言うでしょうか。さっきは管楽器と弦楽器は見たけれど・・。この白と黒のところはなんて言うかな(・・・)
鍵盤と言います。このように鍵盤がある楽器を鍵盤楽器という。
ピアノは10本の指で弾けるので、いくつもの音を一緒に弾いたり、波のような感じで弾くことも出来る。次に聞いてもらうのは子犬のワルツ。知ってるかな。
なんの犬かわかる人? 実はマルチーズという小さな犬がくるくると回っているのを描いた曲と言われている。
M5 子犬のワルツ
Cl すごく指が早くてすごかったね。
私たちのトリオは、この3つの違った種類の楽器で演奏しています。
今からブラームスの曲を弾くけれど、この人<絵を見せる>。大体100年くらい前に書いた曲です。その頃ブラームスはもうおじいさんだった。悩んでいることもあって、暗い感じのところもある。でも明るい部分もあるよ。
メロディが次々と受け渡していく部分がある。ちょっと聞いてみよう<チェロ→クラ→ピアノ>似たようなメロディが引き渡されていく。それからブラームスが悩んでいるようの部分。<弾く> どう、悩んで居るみたいだった?
メロディを引き継いだり、他の楽器が引き立てたりすることができる曲です。

M6 ブラームス  トリオ第一楽章
ちょっと判りにくかったかもしれないけれど、いろいろなことをしている、それが絡み合っているのを聞いてもらえたかと思います。
今日は有難うございました。

質問コーナー(先生主導)

終了

幸田町 アンサンブル・シェリーのアクティビティ [管楽器アンサンブル]


アンサンブル・シェリーは愛知室内オケの木管メンバー5人に歌とピアノが入ったグループ。愛知芸大の同世代の卒業生でやっている。WEBなども作ってきちんと活動して行こうという意欲があるのが気持ちがよい。この木管5重奏は地域のグループというレベルを超えてかなり良いレベルだとおもうが、あとは実践で密度と精度を上げていくことだろう。歌の伴さんも良いのだけれど、歌と木管5重奏で、アウトリーチという短い時間で何をやるか、と言う本質的な課題は残るかも知れない。とはいえ、豊坂小学校の子ども達はものすごく素直で良い雰囲気で出来た。

2008年2月14日(木) 13:50-14:40
愛知県幸田町 豊坂小学校 2年生 音楽室

アンサンブル・シェリー(木管5重奏+歌+ピアノ)

子どもが「シェリーのお姉さん~」と呼び込む

入場。音楽が始まって、Sop歌いながら入場。
M1 踊り明かそう(全員)
※ 途中で自然に拍手が起こる
小室:豊坂小学校2年生の皆さん こんにちは(こんにちは)
先週、みんなの教室に会いに行って、元気なみんなの話をメンバー全員にした。だからみんな楽しみにしてここに来ました。アンサンブルシェリーです。
今日は、どんな楽器かなと見るのは(目)、音楽を聴くのは(耳)、そして、良い音楽だなあと感じるのは(心)。そう、目と耳と心でゆっくりと聴いて何かを感じてください。
今からはクラシックのメドレー。各楽器の名前はあとで説明するけれど、どんな形で、どんな音かを聴いてみてください。
M2 クラシックアンサンブルメドレー(木5)
※ 各楽器の紹介メドレー
※ メヌエット(Fl)白鳥の湖(Ob)いかCl、Hr、Fgの順最後にカルメンを全員で
5つあった楽器、音がちょっとづつ違っていた。名前は、このキラキラ光る楽器は(フルート)そう、みんなで言ってみよう(フルート)。どう音が出る?息を出す。瓶でやってみる。家でお母さんに「いい?」って聞いてからやってみてね。
次に私の楽器とこれとこれ
これはオーボエ。高い音がする。これはファゴット、薪を束ねたといういみで、ここから、音が出るここまで、づっと長く館が続いている。長さは?<2メートル60センチ>
長くて大きいことは低い音が出る。
こっちはクラリネット。この3つの楽器はみんな、これ<リードを見せる>がついてる。葦で出来ているけれど、これと同じようなものを見せる<ストロー>。これを切って鳴らすと<やってみる>
次はこのキラキラした楽器、これはホルンという。これは伸ばすと3メートルくらい。このマウスピースで音を出すけれど、息を吹き込んでも音は出ない。唇をふるわせて音を出す。その仕組みを見てみよう。これ。ホースと漏斗。これも同じ仕組みなのでやってみる<音を出す>
では、この5つの楽器(木管5重奏)のために書かれた曲を聴いてみて・・
M3 イベール:3つの小品からアレグロ
さて、みんなが持っていて息を使って出す楽器が他にもある。何だろう?(鍵盤ハーモニカ、笛、・・・声)そう声。声を使って音を出す。まずオペラのアリアを聴こう。オペラって何だろう(・・・)。知らないよね。聞いてみよう
伴:オペラは歌で話を進める劇。私はラウレッタという役で、好きな人がいる。みんなもいる?(ざわざわ)ラウレッタが、お父さんに結婚させてください、と言う曲。まだ実感が湧かないかな・・
M4 私のお父さん
今歌ったのはイタリア語でった。みんなにお願い、と言う気持ちで歌ったけれど伝わったかな?
次にミュージカル。オペラと同じで歌を歌いながら話を進める。
今日はサウンドオブミュージックをやってみる。話しは知ってるかな?
マリアと7人の子ども達がお父さんと家族で苦しんだりしながら生きていく話し。
その中から、私のお気に入り、とひとりぼっちの羊飼い。
私のお気に入りは、好きなお菓子とか、ものとかを思いだしながら名前を挙げていく。そんなものを思いだしながら聴いてください。
ひとりぼっちの羊飼い。羊飼いは何処にいるかな。山とか草原のひろーい処にいておーいと言って羊を集めたりしている。でもひとりぼっち。
M5 私のお気に入り
M6 ひとりぼっちの羊飼い
次にドレミの歌。知ってるかな(知ってる)歌える?(歌える)2番も知ってる(知ってる)。じゃあちょっとやってみよう。はじめにこんな歌がついている
ドレミの歌 序唱
・ 英語のはじめは ABC
・ じゃあ歌のはじめは ドレミ
そう、それでやってみよう。
M7 ドレミの歌(一緒に)

最後に 一緒に「こぐまの親子」

感想 数人
終了

MEMO あんまり感想のようなことは書かないことにしているのだけれど、この回についてはちょっと自分では解釈できない反応があったので、一応メモとして残しておく。 公演後、校長先生から、「今回は子どもにとってちょっと難しくて楽しめない部分があったように思うので、注意を喚起しておきたい」という申し入れがあった。この校長先生はこの事業に対して極めて感度が良く、好意的に見てくれている先生だったのでちょっと首をかしげた。まあいろいろな可能性があるのだけれど、昨年のACOの公演は良かったと言うことなので、何が原因なのか、求めているものがどの辺にあるのかがちょっとよく判らない。ACOの楽器体験が良かったのか(今回も歌で一緒にやったりしてその辺はある程度出来ていたと思う)、前半の曲へのアプローチの仕方の問題なのか(ACOも決してみんなが知っている曲をやったわけではない)、それともなにか見落としていることがあるのか・・・。こういう事業での感想は個人的な思いとの微妙なくい違いだったりするので、感想にしたがって全部修正することが良い事業になって行く方策だとも思わないのだが、この人の感想にはちょっときちんと対処しないといけないような気もするのである。

ラヴィソン(木管5重奏)のアクティビティ [管楽器アンサンブル]


写真は千の風を子どもといっしょに演奏するラヴィソン。

北九州の地元のグループ「ラヴィソン」のアウトリーチ秋の号である。これもやや古い今年10月初めのもの。
ラヴィソンは木管5重奏。彼らのリーダー役(まとめ役)でもある有馬さんは、きちんとした進行表を持ってくる。書き方としては、学校の授業工程表のようなもので
1,具体的な演奏曲と話す内容
2,目的(何を感じたり判ったりしてもらうか)
3,留意点、注意点など
が表になっている。ある意味では判りやすいが、ちょっと形式的になりそうな気もする。こう言うところの判断は、自分としても、こうすればいい、と万人向けにはっきりといえる手段を持っているわけではない。
でも、話す側に立てば、自分の定位置を確保しておくのにはよい方法かも知れない。思い通りなならないと焦るから、様子がわからなくなることも多いので・・・

2007年10月2日(火) 10:50-11:50
北九州市立 荻ケ丘小学校4年生 70名 音楽室

ラヴィソン・アンサンブル(木管5重奏)

先生挨拶(合奏の楽しさを連合音楽会に向けて感じて欲しい)~呼び込み
入場
M1 J・シュトラウス:狩(ポルカ)
(Fl)こんにちは(こんにちは) ラヴィソンアンサンブルです。
今のは狩という曲です。
(Cl)先ず、この3つの楽器について話します。特徴は・・・(木で出来てる)それもそうだけれど、リードが付いている。まずあっちの楽器
(Ob)この楽器は知ってるかな(・・)知らないね。オーボエという楽器です。リードをストローのようにして吹きます。草笛って吹いたことあるかな?(ある)そんな感じです、。このリートを管につけるとこういう音になります
  M 白鳥の湖
(Hg)じゃあこの楽器を知ってる人は?(・・・)いないね。ファゴットという楽器です。これも木で出来ていて、リードが付いている。でも大きい。リードだけで吹いてみると<吹く>(あははは)、管に付けるとこんな音になる
  M 小さい秋
(Cl)最後にこの楽器(クラリネット)リードの違いがわかるかな(大きい、1枚)そう、一枚なので、これだけでは音が出ない。だからこれをマウスピースに付ける。こんな音がする。これを管に付けると全然違う音がする。
  M クラリネットポルカ
3つのリードの楽器で演奏してみる。メロディ、伴奏、両方と役割が分かれるので、その辺も聴いてください。
M2 モーツァルト:ディベルティメント から ロンド
(Ob) 此処でまた二人が加わって木管5重奏になる。どう違うかなと言うのを聴いてみてください。キラキラ星の変奏曲です。一つのメロディが次々と変わっていって、楽器も役割を変えていく。12の変奏曲がある

M3 モーツァルト:キラキラ星による12の変奏曲

(Fl)この楽器は知ってるね(知ってる)一緒に言ってみよう(フルート)
フルートはこの穴の中に空気を吹き込んで音を出す。ペットボトルでも出来る。ちょうど良い角度で空気を入れないといけないので難しいが、指は簡単。
  M カルメン幻想曲の一部
(Hr)これは?(ラッパ、トランペット、ホルン)ホルン、そうですね。木管5重奏なんだけれどこれだけは何故か金管楽器。ラッパのなかまだけれどやわらかい音がする。包み込むようなように出来る。木管との相性が良いので入っている。
唇をふるわせて音を出し、それをマウスピースに伝え、楽器に付けるとこんな音がする。

さて、今まではヨーロッパの音楽の音を聴いてきたけれど、これから4曲日本の歌をメドレーにしようと思う。切れ目無しに4つの歌をやる。日本の四季をイメージして曲を選んだ
 春  花いちもんめ。したことあるかな。(ある)
 夏  浜辺の歌
 秋  村祭り
 冬  ふるさと
を演奏する

M4 日本の歌メドレー
(Hr)  どうだったかな。次はみんなが一緒にリコーダーで出来る曲。みなさんも準備しましょう。みんなからのリクエストで千の風を一緒に演奏したい。
M5 千の風に乗って
すごく良かったね。さてリコーダーはしまって。
最後の曲になりましたが、最後の曲はイベールというフランスの作曲家の曲。最近の人です。モーツアルトに比べると、きれいだなと言うよりも複雑な感じがする。楽器も発達したので、いろいろな音、高い音や低い音が使われている。
3つの部分に分かれている。この間は拍手をしないでね。
M6 イベール:3つの小品

アンコール ファルカシュ:ハンガリーダンス 2曲目

終了


熊本県大津町の木管室内楽団東京OGTS(音楽定食) [管楽器アンサンブル]

大津町は、熊本空港の北東(かな?)、熊本市街からは車で40分くらいの町である。中心エリアはいわゆる大都市郊外の風情だが、国道からはいるとすぐに田園が広がる。
今回は、熊本で行われたアウトリーチセミナー(主に演奏家のための)の講師として熊本に出向いたのだが、セミナーの中の一コマとして行われたアウトリーチ見学。
東京OGTSは木管とピアノのグループで、OGTSは音楽定食の略。定食のように気楽だけれど全てが揃っている・・と言う意味だろうか。
熊本県が県内の市町村と協働でおこなっているアウトリーチ事業も今年で4年目になる。一年目は地域創造のフォーラム事業として行いその後継続しているものである。今年は申し込みが多く5つの市町村で行うとのこと。東京OGTSは、今年で3回目の参加。
今年は、ボロディンのだったん人の踊りをメインに持ってきてのアウトリーチプログラムだった。
その日の午後にセミナーのネタにさせて頂いた。見学をした10名ほどの地元の方(演奏家と企画の方を含む)から、(演奏そのもの以外で)さすがと思うところと、ここはこうした方が良いのではないか・・と言うところを一つづつ指摘して頂き、それを素に1時間ほどの講座にした。ありがとうございました。

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