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さいたさいた桜がさいた音楽会 [打楽器、邦楽そのほか]

中央区で家から外出することが少ない老人を外に、ということで、花見の季節にさんぽをして最後にコンサートを聴いてもらうという活動をしている築島さんぽの会。トリトンでつきあい始めた頃は、区内のユニバーサルデザインの状況を調べるために、手分けして区内の道路を車いすで歩いては、ここの段差が大変だ、とか調べ上げ、それを区に報告して改善をお願いするなどの活動をしていた。トリトンアーツネットワークと築島さんぽの会が組んで行っている、この音楽会ももう9回目である。本当は今年は関係ない立場なのであるけれど、この会の活動の中心でもあるKさんに言われて顔を出した。この音楽会必ず最後に「花」をうたって終わる、というのが定番になっている。さすが中央区(そういえば年末に行うトリトンのロビーでの第九でも、最後は花である)。
それで、指揮をしてよ、と言うことだったのだけれど、実は5年ほど前、アコーディオンの御喜美江さんに出て頂いたときに、指揮をすることが条件!と言われてやったのが定例になってしまったみたい。昨年は時間が無く行かなかったのだけれど・・・。まあ声がかかるうちが花ですからね。
今回はハープの松岡みやびさん。確かにハープの音はこういう場所ではとても効果的。話や構成はもっともっと工夫をすると良くなると思う。


2010年4月3日(土) 13:00-14:00
築島さんぽの会 さいたさいた桜が咲いた音楽会
At アート晴海
ハープ 松岡みやび

IMG_0506.jpg
主催者挨拶
入場
M1 ジュピター
こんにちは。ハープはすばらしい楽器だけれど、今茂木健一郎さんといろいろな実験をしている。音楽を聴くことで血圧が下がるとかいろいろな影響がある。
今の曲はホルストのジュピターだけれど平原綾香さんが歌って有名になった。
次に3曲。カノンはこれを聴いた人の不整脈が整った。
M2 引き潮
M3 カノン
M4 パッサカリア
ここでハープの仕組みについて説明したい。この弦ですが弦の数は何本あると思いますか?(17本、27本・・・)47本あります。赤穂浪士の数、と覚えておいてください。
色も赤い糸や青い糸があります。それでこのように<弾く>音階が鳴る。足にはペダルがあって・・何をするペダル?(上げたり下げたり)そう、音をシャープやフラットにします。ピアノで言うと黒鍵部分が足、と言うことになる。
ハープというと上半身は優雅に見えるけれど足はばたばたしている。
高さは大体190センチあって、重さも40キロくらいある。だから運ぶのには専門お方がいて、ライトバンで運搬してくれる。
では 足に注目しながら・・・・
M5 愛の賛歌
M6 ムーンリバー
今度はこの小さいハープ
M7 さくらさくら
M8 埴生の宿
M9 津軽海峡冬景色
皆さん口ずさんでくれてありがとう。ミニハープは今趣味で始める人が2ヶ月くらいで桜桜が弾けるようになる。後で触ってみてください。
こちらはアイリッシュハープといって、アイルランドで出来たハープ。
アイルランドでは、コインやギネスビールにもハープが描かれている。
これでアイルランド民謡を・・・
M10 アイルランド民謡
M11 ロンドンデリーの歌
終了





宮本妥子さんのアウトリーチ [打楽器、邦楽そのほか]

宮本さんは学校のアウトリーチが良い。色々と相手を巻き込む工夫があって型が作れるという強みもあるように思う。
とはいえ、気に入っているのは、巧まずして情緒に訴えかける天性の力を持っていることで、それは誰にでもあるという物ではない。初めて会ったときの「現代曲をやるスマートできびきびしている演奏家(ちょっと怖い?)」という印象と全然違うのである。まあ、現代音楽系の方のちょっと不思議に近づきがたい感じ、というのはこっちの勝手な思い込みではあるのだけれど。
実は現代音楽の中にあるアイデアというのは、アウトリーチに向いている物がいくつもある。それを作品として聞くという話になるとそれなりにハードルは高いのだけれど、アイデアのおもしろさは現代を生きる人間にとって案外納得できる話なので、それを上手く活用して相手に投げかけることができればおもしろい音楽的な体験ができるということでもある。まあそこが簡単ではないのであろうけれど・・・


2010年1月13日 14:30-15:30
長崎市琴海 形上小学校 2-4年生 音楽室
宮本妥子+後藤由里子

演奏しながら登場~そのまま一曲目に
M1 宮本妥子:シュラーク
形上小学校の皆さんこんにちは
私は打楽器マリンバ奏者の宮本妥子、こちらは後藤由里子さんです
今日は1時間と短い時間だけれどよろしくお願いします
この楽器トムトムや大太鼓は家から持ってきた。
さて、こちらの楽器は?(マリンバ)じゃあ何処で生まれた?(アメリカ・・・・アフリカ)
そう、じゃあこの鍵盤は何で出来ている?(木)そう、生まれたときは木だけで出来ていたけれど、木だけでは響かないので下に共鳴館というものをつけて響かせるようにした。共鳴管の効果というのはどんなかというと・・・後藤さんに官途鍵盤の間に紙をはさんでもらって・・・紙をはさむと木だけの音になる。それから紙を抜いていくと・・・、どう?
(響いた、変わった)
このマリンバを使って一曲演奏します。剣の舞という曲(知ってる)2人だけれど4人分くらいの音を演奏する。間近に見て貰いたいので、みんな周りに集まって、でも楽器には触らないで、じゃあゆっくり・・・
今から演奏する剣の舞は早くて難しいので静かに聞いていてね
M2 剣の舞
どうだった?
感想を聞いてみよう。(早い)(楽しい)()
では元に戻ってください。それでこっちを向いて・・・<横を向かせる>
次にこの楽器、これはマリンバのご先祖さま。裏はどうなってるかというと、これは?(ミカン、ジャガイモ・・・・ひょうたん)そうひょうたんの中のみを取って乾かしてある。バラフォンという名前の楽器です。
これで演奏するけれど、どんな曲かというと、二人がドレミファソ、とたたいていて、一人が早くしていく、すると?(・・)ずれていってドとレが一緒になる.またずれていってドとミが一緒になる、そうやっていくと最後は・・・?(戻る)そういう曲
アメリカ人の作曲家スティヴ・ライヒのマリンバフェイズ、を演奏します。
M3 ライヒ:マリンバフェイズ
さて、どっちが早くなったと思う?手を挙げてみよう、私だと思う人(少し)、後藤さんだと思う人(大勢)実は私でした。
さて、この楽器はなんといったかな?(・・・)バラフォンです忘れないでね。
(後藤)では次は反対側を向いてください。
次の曲の主人公はこれです(スプーン)。これを使って演奏します。
M4 小さな机の音楽
次はスペシャルゲストを迎えます。田中がんさんです。
(田中)こんにちは、田中です。今日は長崎に伝わり民話を読んでみたいと思います。牛鬼と白鳥、と言う話です。知ってる?(しらない)良かった!
この話は長崎の北諫早の方の話。
宮本さんたちは楽譜無しで即興で演奏をしてくれます.では始めますね
M5 民話 牛鬼と白鳥(即興演奏)
(後藤)では次は一緒にやってみよう。リズムを練習してもらうようにお願いしたけれど出来ているかな?
M6 ボディパ de Go!
これとある曲をあわせて一緒にやります
M  道化師のギャロップとボディパ
では一人だけだけれどマリンバに触りたい人!
じゃああなた。
M  二人羽織
感想は?(いたかった)
(宮本)では最後の曲になります。サンサーンスという人の動物の謝肉祭。みんなには前に詩を書いてもらいました。その中からいくつかを選ばしてもらいました。一緒にやりたいと思います。ではもう一度がんさんをよびます。どうぞ
(田中)では読ませていただきます
形上小学校版 動物の謝肉祭
M7 動物の謝肉祭
   ・ライオンの行進
   ・雌鳥と雄鳥の会話
   ・カメの散歩
   ・ワルツを踊るぞう
   ・水族館
   ・動物たち全員集合

お礼の言葉、
花束、花輪
お礼の演奏(うた)
終了

邦楽のアウトリーチ、片岡リサ(at益田グラントワ) [打楽器、邦楽そのほか]

200911益田片岡.jpg

サボっていたので、少しづつ昨秋の物をアップしていく。これは11月のもの
地域創造では今年モデル的に邦楽のアウトリーチフォーラムのようなものを行っている(正式には邦楽モデル事業)
邦楽といっても色々な楽器やスタイルがあって、なかなか難しいのだけれど、一緒にプログラムを練り上げていく作業というのはグループが向いているのは間違いない。個人だとインナーワークが多すぎて一緒に作っていく作業が開かれた状態になりにくいからである。開かれていないと、結局分かっている人たちだけでの会話になり、会館の方などがそこに関与したり意見を言ったりすることがなかなか難しくなる、という傾向があるのだ。
今回は箏のアンサンブル(箏3台、三曲スタイル、箏2本と三味線)。とはいえ、現代曲が中心の沢井流、宮城流、山田流と3つのグループ。時間的には少し足りないけれど,合宿のようにして行った。
今回は経験者として片岡リサさんにも参加していただいた(モデル)。
何しろ、こちらも初めての楽器なので、色々と勉強になることばかり。まあおもしろかったけれど。

まず片岡さんの中学校のアウトリーチを・・・(久しぶりだったし、おんかつとはスタイルが違うので少し調子が出なかったかもしれない。申しわけ無い。)
今週はまたアウトリーチがあり総括演奏家としてのガラコンが17日にある。ここでは3派による合同演奏が行われる。曲はグラントワが以前合唱途邦楽合奏のために作った星の美しい村(寺嶋陸也)を今回の編成にアレンジし直していただいたもの。

2009年11月24日  13:50-14:35 
片岡リサ(箏) 岡村慎太郎(三味線) 清野樹盟(尺八)
島根県津和野町津和野中学校3年生28名

入場
先生から3名の紹介
こんにちは、今日はこの3人で箏、三味線、尺八で演奏します。
箏は少しやっているんだよね(少し)では一番最初は演奏を聴いても負うと思います。Kの曲は江戸時代に作曲された。西洋の音楽は和音で動くけれども日本の音楽は和音で動くのではなく、同じようなメロディを弾いているけれども、ちょっとちゃうなあ、と言ったようなのを聞き分けていく・・というのを聞いてみてください。
M1 六段の調べ
ゆっくりしていたでしょう。ずっと聞いていたらねむくなる、それが日本の昔からの形です。3重奏ではなく3曲分奏。重ねるのではなく、それぞれが弾く微妙な違いが面白い。
次に楽器についてはなします。お箏は大丈夫ですね。指に爪をつけて弾く。曲によって調弦が常に必要。
弾く「手事」という曲は3楽章の曲。お琴にはいろいろ奏法がある。一本、2本弾くとか、かきつめ、わりづめ、合わせづめなどいろいろな弾き方、江戸時代からの伝統的な弾き方。
みんなも弾いたときのことを思いながら聞いてみてください
M2 「手事」より第3楽章
この曲は初めて中1の時に弾い猛れども、3楽章は弾けなかった。出もその後練習を続けていて、高校生になって弾いてみたら弾くことができて嬉しかった。好きならば続けると良いことがある。
もう一つ、箏は弾きながら歌う楽器でもある。江戸時代からそうだったけれども、私がやるのはソプラノの高さで歌う曲。宮城道雄の曲。手まりはぼんぼんという指、うたはまりが転がっていってしまって、あらあら~という、2曲目は好きな人の心が転がってしまって・・・という曲。ここで調弦をします。<調弦>見てました?
M3 手鞠
次に三味線。
(岡村)私は箏も三味線も弾くけれど今日は三味線役。三味線のこの木は暖かい方の木でできている。この皮は何?(ねこ)早々、三味線の音楽はとてもたくさんに分かれていて、大きさも違う。ネック(竿)が太かったり細かったりする。地唄は中間の太さで川は表は猫、浦は犬。なぜかというと、猫は薄いので軽い音がする。長唄歌舞伎では両面が猫。津軽三味線は大きくて太い大人ので両面とも犬を使う。共通なのは糸が3本でフレットがない.自分で決めて弾かないと行けない。でもフレットがないのでこういう弾き方ができる<グリスランド>地唄にもする。
M黒髪
地声を大きくしていって音程をつけて歌う.それが地唄の歌い方。次は明鏡、尺八にもお願いしてやってみる
M4 明鏡
三味線はなかなか弾く機会がないと思うけれど、チャレンジしてみてくれると嬉しい
(淸野)次はこの尺八。穴がある、首を振るとか感じていると思うけれど、後一月ほどすると超有名な曲を良く聴ける。知っているかな
M5 春の海(途中まで)
しってた?(すこし)尺八の音色を楽しんでほしい。今日は2本の尺八を持ってきた。1尺8寸と1尺6寸。ソプラノとあるとの違いだと思うと良い。5つの穴で音を作っている。リコーダーと違うのは咥えないこと。この黒い部分(つの)に音を当て続けないと行けない。弾くのは大変だけれどそれが特徴で良いところでもある。くびを動かしたり指で半分ふさぐとかいろいろな方法で音を出している。独特の技法もある
尺八は江戸時代までフケ衆の虚無僧が修行のために吹いた.フケ衆が廃止されてももったいないので3曲に使い始めた。
次の曲は題の中にしかという動物を題材今の楽器とはかけ離れた神秘的な音楽動物の底力が考えられる。題の中に鹿を題材にして、今の変奏とはかけ離れた神秘的な音楽
M6鹿の遠音
今回、山奥のどこで呼び合っていたのだけれど分かったかな?こういう音型<弾く>
では最後に3人一緒でYellの歌声を

終了

浜まゆみさん,保育所のアウトリーチ [打楽器、邦楽そのほか]

しばらくぶりの更新。失礼しました。夏はあんまり行く機会がないということもあるのだけれど、それよりも、時間が無い。メモをこのような形に直すのに大体2時間くらいはかかる。疲れていると、まず気力が落ちる。やり始めても途中でダウンするのでなかなか進まない。という訳ですけれど、またぼちぼち更新します。

尾道市(瀬戸田町のベルカントホールだった頃のよしみで手伝っている)の事業であるが、浜さんのアウトリーチは久しぶり。相変わらず進行もきちんとシェイプアップされていて、テンポ感がよい。いろいろとやっているのだと思うけれど、形が崩れないのはさすがである。後は次の新しい事にどう挑戦するか、というのがこれからのテーマだろう。
保育所は幼稚園以上に大変だと思うけれども尾道の3つの保育園はそれぞれきちんとしていて安心できる感じだった。子供が興味を持ちやすいマリンバ(打楽器)と言う楽器の特性も活かして,きちんと形を作るところが彼女の良いところだ。


200909.jpg

2009年9月18日 10:00-10:45
尾道市 御調中央幼稚園
浜まゆみ(mar) 羽田めぐみ(Pf)

呼び込み
入場
M1 道化師のギャロップ
浜)おはようございます(おはようございます)。このマリンバを弾く浜まゆみです、今日はみんなの前で演奏するのを楽しみにしてきました。3日前に東京から、東京って知ってる?(しっとる)東京から来まして、森があったり温泉があったり良いところだなあと、大好きになりました。
羽田)このピアノいつもと違っていると思うけれど、前の板とかはずして中の様子がわかるようになっています。それも見てください。ピアノの羽田めぐみです。
浜)今の曲は聴いたことあるかな(ある)。私は運動会のかけっこのときによく流れてい手、私も負けないようにはした記憶がある。
次の曲は、これ(すず)そう、鈴を体のどこかにつけて演奏します。どこかな(手、くび・・・足)そう足につける。見てみて<足につけて一周する>。見えた?(みえた)
手で弾くけれど足も使います。音を出すところもきちんと決まっている。聞いてみてください
M2 アフリカンブルース
どうだった。ここでマリンバのことを話したいと思う。マリンバを初めて見る人(ほとんど)じゃあ、木琴を知っている人(全部)弾いたことある人(半分くらい)
小学校に行くと音楽室に木琴はある。出もマリンバはそれよりももっと大きい。木琴のお父さんみたい。このドレミファソのところが木で出来ている。このたたくのはマレットといいます。言ってみよう(マレット)、もう一回(マレット)。
倉庫のマレット出来をたたいて音を出すのだけれど、マレットもいろいろあるね。いろいろあるのは?(いろいろな音を出す)そう、この大きなマレットは、低い音用。たたいてみよう<ぞうさんを弾く>じゃあこっちの小さいので弾くとどう聞こえるかな<弾く>(違う。かなかんする)(小さいのはネズミより小さい)そうだね。
じゃあ、高い方の音は<小さいので弾く>(きらきらしてる)、じゃあこっちの大きなので弾くと?大きな音がすると思う人?(1/3)、小さいと思う人(2/3)<一生懸命弾く>(やっぱりちいさい)
今日は狭いところだけれど、大きな場所でも聞こえるようにいろいろなマレットを使う。マレットのこと分かった人(はーい)
もう一つ、この鍵盤のしたにあるもの。パイプと言います。たたいた音が穴の下に入っていって響くので大きな音を飛ばすことが出来る。
木の鍵盤、マレット、パイプの3つを覚えてください。
私がマリンバを始めたのは5歳の時、羽田さんは?<2歳>(えー)。みんなも今から音楽を始めるとこういう風に弾けるようになるかもしれない。
さて3曲目は動物が出てくる。ねこ。猫はなんて鳴く?(にゅあー)ピアノが時々猫の鳴き声<弾く>を弾く。ワルツィングキャットという曲だけれど、猫が踊りを踊っている。猫になった気分で聞いてみてください。
M3ワルツィング・キャット
(かわいい)
最後に吠えたのは?(いぬ)誰がやってかな・(後ろを指さす)。犬が吠えたので猫は逃げて行ってしまった。
次は水の上を泳いでいる・・・(イカ、クラゲ・・・白鳥)白鳥が優雅にってわかるかな?ゆっくりと泳いでいる気持ちで聞いてみてください。
M4 白鳥(ハイフェッツ編)
段々気持ちよくなったり、体を動かしたくなってきたかな。ここでみんなと一緒に演奏してみようと思う。どうやるかお話しします。
ばちで合図をしたらたたく。やってみよう。心配になると思うので、誰か前で見本をしてくださいますか?(先生がでる)
先生にはクラベスを弾いてもらう。握っちゃうとダメだけれど手で穴を作ると音が良い<やってみる>。もう一人の先生にはこれ、アゴゴベルと言います。これをやってもらいます。こんな風にたたく(先生難しいのでひるむ)。難しいですね、じゃあこう<やさしい方法で>。みんなにもたたくものを配るね。ではお願いします
やってみましょう。チキンリール。これはなんだっけ?(・・・まれっと?)そうマレットで合図します。
M5 チキンリール
ハイ楽器をもとのところに戻して・・・
次には体を楽器にする、ボディパーカッションというのをやってみましょう。
みんな立って・・・ 練習してあるかな。やってみよう
<練習する>
今度はそれにマリンバとピアノで曲を入れます。では
M6 パラゴン・ラグ
では最後の曲。剣の舞
刀と刀がぶつかり合う戦いのところと、戦争に行く人を送り出すちょっと寂しい感じのところがある、それを聞いてください
M7 剣の舞

アンコール  さんぽ
終了

能のワークショップ(いわきアリオス) [打楽器、邦楽そのほか]

能のシテ役の佐野登さんは普及に熱心な方で、学校とかにもわずか二人で乗り込んで体験型のWS(アウトリーチ?)をやっている。こういう世界は分業が発達している世界のような気がしているけれど、実はほとんど全てをできることが求められているのだと言うことがわかる。
いわきで初めてやってみる能のワークショップ。何がどうなるのかをわからないままにお願いしたのだけれど大変おもしろかった。今回もコーディネーター役の方と二人でいらっしゃった。アリオス側も古典に強い舞台の方がいることもあって、良いフォローができたように思う。
アウトリーチではないけれども、今回紹介する。
場所は、いわきアリオスの中劇場に能舞台をくんで行った。中劇場オープンの記念イベントの一つでもある。写真は、子供に体験的に笛を吹かせているところ。小さくても案外簡単に音の出る子もいるのだ。

佐野登笛.jpg

2009年5月4日 13:00-16:00
いわきアリオス 中劇場(能楽舞台組)
能のワークショップ~親子で能楽体験   佐野登(シテ) 佐藤華名子(助手)
約47名の親子(小3から中学生までの子ども23人)

アリオス担当者の挨拶~呼び込み
【伝統と言うこと】
佐野、切戸口から登場
こんにちは、(こんにちは)もっと大きな声で・・・こんにちは(こんにちは)
この舞台はとても良い。今日は舞台に上がって貰ったり、謡を謡って貰ったり楽器を体験して貰ったりして、最後はみんなが謡って私が踊るということまでやってみたい。
最後に踊るのは仕舞という。日常でも「これでおしまい」「何かをしまう」と言うけれども、その仕舞という言葉は能から来た。能の演出のなかでは、楽器を入れず羽織袴のままで踊るもの。能は江戸時代の昔は武士のたのしみであり、武士だけしか見たり演じたりできなかった。羽衣とか高砂とか有名な能を演じたあと、アンコールのようにもう一つ舞ってくれと言われたときに、「では、舞とつかまつります」と言って短く衣装も面もつけずに舞ったのが仕舞。それでおしまいという意味。
さて、みんなはさっき足袋をはいて貰ったけれど、どっちの足から履いた?(・・・)右からの人(多数)左からの人(少数)覚えていない人・・・。
じゃあ、普段ズボンをはくときにどっちから?右?左?どっちでも良い?
家で魚を焼いてお皿にのせるとき,頭の位置はどっち? 右?左?上?下?どっちでも良い?
食事の時、ご飯と味噌汁どっちが左?(ご飯が左)
着物を畳むときに襟をどちらに仕舞う?
というように私は小さいときから教わってきた。何故とかは言われなかったけれども、こうしなさい,と言われた。どっちでも良いと言うことはなかった気がする。どっちでも良い、というのはやめよう。自分の考え方でも良いけれども,こうでないといけない理由があれば納得する。決めてあること,それがしつけであり伝統であると思う。
舞台も左足から出る。そして、左に曲がるときは左から,右に曲がるときは右から足を出す。これはその方が動きやすく、人から見たときにきれいに見えるからそうなっている。
野球をやっている子はいるかな?、(手が上がる)左利き?ならばバットを持つときはどうする?(左手が上)何でだろう。それは振りやすいから。やってみると良い。

みんなは、どうしてそこに座っている?斜めになっているそこの席だけれど、実は能楽堂では、3カ所客席がある正面、中正面、ワキ正面。席で言うと、正面はファーストクラス、ワキ正面はエグゼクティブ、中正面はエコノミーみたいな感じ。何故かというと、ここに柱があってみにくいから。何でこんな処に柱があるかというと、面をつけていると周りが見えない、この柱がないと自分の今居る位置が分からないので落ちそうになって怖い。だからこの柱を目印にする。でもこの中正面は通の席とも言われている。
古典の中ではどっちでも良いと言うことは無い。すべて決めてある。
能の印象はたぶん、わかりにくい、ねむい、つまんない、だと言われているように思う。私も、ほかの舞台を見に行くけれど、最初から良いとかおもしろいとか思わなかった。
でも、そう言うものだとやらされてきた。それがプロの道だと思う。今日もプロのようにどんどんやってみる。まねをすることは学ぶの語源だけれど、最初から分からないままやってみる。すぐに分かってしまうものは奥が深くない。
みんなは狂言は知ってますか?
狂言はわかりやすい。能は言葉に節がついているのできれいに聴かせる必要がある。狂言は言葉そのものなので伝わりやすい。何が違うかというと、
たとえば酒を飲むシーン
能は、扇で受け扇で注すけれども、飲むところは扇を閉じておしまい(やってみる)。狂言はこのように、飲むところまでやる(飲み干して後ろにひっくり返る)
わかりやすい。でもどんどんとわかりやすく,親切にすると幼稚になってしまう。楽しいけれど先がない・・・。そうではなくて,深さがあるのは能の世界。
テレビだと、あ、これが怪しい・・・というと柱が映る。演劇でもこれが怪しいとそこにあるものを指す。でも能はこの木は怪しい・・・としても.柱は見えないので想像しながら見ることになる。だからみんな違うし正解があるわけでもない。そこにおもしろさ豊かさがあると思う。
【能の型の話】
これから型をやって貰うけれども、先ずストーリーがある。これをやってみる
ストーリー「きれいな女の人がいます。この女性は時々ふっと悲しくなる。でいつも泣いているのだけれど、あるとき、何かとりついているものに気がつく。そしてそれに怒りを覚えてそれに向かっていき撃つ」
ではやってみよう。
1,扇は右手、左手は軽く下げる。女性だから足はきちんとそろえる
2,ちょっと前傾(飛び上がって降りた姿)
3,すり足で左から前に出る。1,2,3,、4
4,右手を少し引いてポーズ(私をアピールする)
5,少し悲しくなる。腰から前傾し下を向く。左手で涙を抑える。目印は薬指を眉毛あたりに。
6,でも何かとりついている存在に気がつく。怒りの気持ちでさっきよりも早く強い気持ちで前に、左から1,2、345(序破急の気持ち)。そのとき強さを表すため、左足はやや前にでて斜めにたつ.足はそろわない。
7,怒りを表すあしふみ。1.2.34.56(クレッシェンド)
8,左側に気配を感じ、右上から左下に向かってきっと面を切り、打ちに行く。
1234。扇で打つときには、左足が前に出て右足は床につく姿勢になるはず。

「なんば」といって日本人は農耕民族だから畠を打つときには右手がでると右足も出る。その方がやりやすい。ヨーロッパの狩猟では槍を投げる姿勢は右手で投げるときには左足を前に出す。

※何度かやってみる。3組。2組目からは足踏みを少し難しく変える。
このように型ができている。
知り合いに浜崎あゆみの音楽監督のような人がいるが、かれは能を見に来て、自分たちが芝居などの動きでやっていることが型になってすべてそろっているいるのを見てびっくりしていた。それで、能はファンキーでトランスでエロティックだと言った。生音だけでやるのがファンキー、同じフレーズを繰り返しつつテンポを変えていくトランス、男が女性を演じるのでエロティック、なのだそうだ。

【謡について】
能の謡の言葉は基本的に75調。今日は羽衣の最後の処。
羽衣の話というのは知ってるかな?<羽衣の話を一通りする>
上には衣の最後のところが書いてある。東遊びの数々に・・というところから。
途中に35夜中の・・・というのがあるね、これは何かな?(・・・・)かけ算でさんいちが(さん)さんには?(ろく)さざんが(く)さんし?(12)さんご?(じゅうご)。
この日はいつ?(満月)そう、言葉遊びとかがふんだんにある。
その下に譜面のようなものがある。高さは6つしかない。上からクリ、ウキ、上、中、下、呂。大人の人はこれを見ても良いと思う。
では早速やってみよう、ついてきてね。
<一緒に謡う>
では、次に楽器を見てもらう。みんな舞台に上がって

【楽器】
能楽のための楽器は4つ。この舞台の後ろにならぶ。何があるかな?
まずはこれ、小鼓、言葉ではこの音はなんと表すかな?(ぽんぽん)たたいてみたい人?(手が上がる)、左手でもって右肩に乗せる。打ってみよう(なかなかいい音が出ない)力を抜いて、角に当てるようにしてたたく<やってみる>。左手で高さを変える。
ほかの楽器は?(ふえ)そう笛。これは能管という。笛は縦ではなく横に持って、瓶をならすように息を吹く。だれかやってみよう。<数人やらせる>
ほかの楽器は?(・・・)
ひな人形の5人囃子は実は能と同じ構成。(三味線?)三味線はない。(扇を持ってる)そうだね。太鼓と大鼓がある。5人囃子で扇を持っているのは謡の人。だから楽器は4つ。
この皮は何だろう?(・・・)馬です。この小鼓は皮をしめらさないといい音が出ないので、いつも息をかけたりしている。逆に大鼓は乾いていないといい音が出ない。だから舞台に出る前に火鉢とかで乾かす。

休憩(ここまでで約1時間45分)
【能舞台をみる】   ※ここからは略式に記す
能舞台は昔は前に白州があり、それが照明装置でもあった
能舞台の柱、松の絵のこと(松は常緑で偉い、季節がいつでも可能など)。3×3の舞台の位置の名前。切戸口、地謡座、後座、鏡板、橋がかり、松などの説明。
揚げ幕の使い方。出る役によっていろいろな幕の揚げ方がある。

【装束の着付け】
一人を選んで、装束の着付けを始めから終わりまで説明をしながら見て貰う。最後に面をつける。
そのまま、舞台に立っていて貰う(10数分だけれど大変そうだ)

【地唄体験と仕舞】
子どもが地謡座に座って羽衣を謡い、佐野さんが仕舞を踊る。
切戸口から出て、謡い、終わって切戸口に入るまでを実際にやってみる

質問コーナー
・何分くらい踊るのか   → 短いので30分長いと2時間
・出演者は何人      → 二人の場合もあるが、シテ一人はない。シテ、ワキ、ツレなど。多いときは10人と言うときもある(たとえば義経一行が関を通るところとか)
・ほか

終了(約3時間)



熊本地元の演奏家のアウトリーチ [打楽器、邦楽そのほか]

2009年3月10日 
熊本県熊本市立詫間原小学校 6年生1組から4組(各約35名程度)

熊本県の演奏家によるアウトリーチ活動のためのセミナーで行った各演奏家のアウトリーチの進行である。詳細は記さない。演奏家にも申し訳ないし、まだまだ未完成な状態だから。
今回は時間もなく(実質一日半の詰め込みで現場に突入だったので、スケジュール的にはかわいそう)、曲も変更しにくい状況での話だったので無理がある部分もある。
でも、協力的な小学校だったので非常に助かった。先生も比較的スリルあふれる授業を楽しんでくれたようで良かったのだけれど、やはり子供のことも考えるともう少し時間はほしかった気がする。
演奏家は、ピアノの斎藤美紀さん、ヴァイオリンの広瀬裕子さん、マリンバの木野聖子さん、トロンボーンの山田善裕さんの4名(木野さんと山田さんには中原紀子さんというピアニストが一緒。
今回、同じ学校で4時間続けて行い、お互いがそれを見るように(練習もあって全部とは行かなかったけれど)し、終了後会館に戻って反省会。
彼らは秋に、2組づつ県内の街に行ってアウトリーチをやり、その後その地域の会館でジョイントコンサートをする。アウトリーチはそれぞれ単独(たぶん3回は出来ると思う)
そんな企画である。
写真はトロンボーンの山田善裕さん

熊本山田.jpg

【斎藤美紀】
M1 ショパン:ノクターン18-2
挨拶
今日は自分の一番好きで、ポーランドに留学したな理由でもあったショパンのことを話しながら演奏する
ポーランド留学の話
今弾いたのはまだポーランドにいる若い自分に書いた曲
次はパリに向かう途中で、革命が失敗したのを聞いて、怒りと悲しみで書いたと言われる曲
M2 ショパン:革命
パリのサロンで貴族の人気になっていった頃の話。そのころの雰囲気を表す曲。
エオリアンハープの説明
M3 ショパン:エオリアンハープ
ジョルジュ・サンドとの生活とその破綻。祖国への思い、健康への心配など複雑な気持ちが表れていると思う曲
M4 ショパン:ノクターン
最後に少し明るい曲
M5 ショパン:幻想即興曲
【山田善裕】
入場しながら
M1 シャウティンライザーをソロで(短く)
挨拶
今日はトロンボーンのことをわかってもらいたい。それと、物語を一つ。
ひとみの説明
M2 ひとみのテーマ
トロンボーンの説明
体験
グリスランドの説明とそれを多用する曲
M3 フレスコ:インプロビゼーション
音楽物語の説明
M4 妖精の物語

M5 シャウティンライザー
最後にみんなで。校歌
M6 校歌

【木野聖子】
ピアノは先に出て、沖縄の三板をひきながら島唄。
M1 島唄
今日は打楽器のいろいろな音とテクニックを・・
打楽器と言えば小太鼓。でもいろいろな弾き方がある
弾き方のレクチャー
M2 小太鼓ソロのためのマーチ・カデンツァ
マリンバの説明(子供をたたせて)
M3 剣の舞
深い音を眼を閉じて聞いてみる
M4 小さな祈り
打楽器はクラシック以外もやる。自分の好きなのはスマップ。
みんなとカフォン、タンバリンなどと一緒に歌ってみたい
M5 世界で一つだけの花
熊本民謡のおてもやん。その変奏曲。地元の人の作品。
M6 おてもやんによる熊本の魂
質問
M7 校歌

【広瀬裕子】
M1 クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
たぶん知っているいろいろな曲を聴いてもらう。ヴァイオリンのことも話したい
作曲家→ベートーヴェン→メヌエット3拍子
M2 ベートーヴェン:メヌエット
同じ踊りの曲
M3 ゴゼック:ガヴォット
ヴァイオリンの説明
体験
ピチカートという奏法
M4 ピチカート
クライスラーと中国の話
M5 中国の太鼓
クラシック以外の曲
M6 Love 嵐
クラシックは難しくない
チャールダッシュの説明
M7 チャールダッシュ

以上

宮本妥子、長崎の黒崎中学校の感動 [打楽器、邦楽そのほか]

今回の長崎は学校4つだったけれど、小学1年、中学校、小学3年、私立小学校となかなかハードなスケジュール。今回動物の謝肉祭で詩を書いてもらったりその朗読との合わせがあったりしたため、宮本さんは少し対象の違いに戸惑いもあっただろうけれど、でもまあ彼女ならこういうのも経験だしクリアできるだろうと思っていた。中学校は以前高橋多佳子さんと行っていい反応だった黒崎中学校ということもある。こんかいは朗読を全先生が交代で読んでくれたが、それが非常によかったのが最大の成功の原因。先生の朗読への力の入れ方は子どもたちにも伝わっていただろうと思う。
最後に中学生の歌ってくれた歌は感動的で、宮本さんもついほろり。

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2008年12月2日
黒崎中学校 全校60名 

先生呼び込み
入場
M1 ピアソラ:リベルタンゴ
この楽器何というか知ってる?(・・マリンバ)
じゃあどこで生まれた楽器でしょうか?(・・いろいろ。アメリカ、ドイツイタリア・・・アフリカ)そうアフリカです。もともとは木の棒を並べてたたいていた。でも響かないので土に穴を掘って響かせるようになった。それが改良に改良を重ねてこのパイプのついた形になりました。このパイプがないとどんな音がするだろう。やってみます。中路さんが木とパイプの間に紙を入れてパイプがないのと同じにします。<叩く>これが木の音。だんだん抜いていくと・・・<やってみる>。どう(響く)そう、響きが出てくる。これがマリンバの特徴。
1曲目に弾いたのはリベルタンゴという曲。タンゴの曲だけれどタンゴといえばブエノスアイレス。次はロシアの曲です。ロシアといえば何かな・・・
ハチャトリアンの剣の舞という曲を知っているかな。
では、座ったままだとよく見えないので、手元をよく見てほしいから、みんなこの楽器の周りに集まって剣の舞という曲を聴いてもらいたいと思います(ただ、とても難しい曲なので、楽器と楽譜には触らないで・・)。
M2 ハチャトリアン:剣の舞
どうだった?(感想を2,3人。動きが早くて・・、二人の息が合っていて・・など)
では席に戻って、今度はこちらを向いてください。
この楽器はマリンバのご先祖様の楽器です。名前はバラフォンといいます。
裏についているのは何だろう(?。やしの実、梨・・)これはひょうたんです。これも音を響かせるためについている。
今度の曲はマリンバフェイズという曲。ドイツのスティーブ・ライヒという人が作った曲。それをバラフォンでやる。これは二人が同じ音「どれみふぁそ」とかを叩いているが一人がちょっと早くなる、そうするとずれてどどれれみみふぁふぁそ、というようになる。するとドとレが一緒になる。またずれていくとドとミがくっつく。そうやっていくと・・・(もとに戻る)そう、元に戻ります。そういう曲。どっちが早くなるかよーく見ていてください。
M3 ライヒ:マリンバフェイズ
さて、どっちが早くなったかな? じゃあ私だと思う人?(半数)中路さんだと思う人(半分)
正解は私でした。
もうひとつ質問。この楽器は?(・・)バラフォンです。さっきの曲の作曲家は(・・)スティブ・ライヒです。覚えておいてね。
つぎにこの楽器(シンバル)そう、でもこれは子供用の小さなシンバル。フーバーという人の作った秋の祭典という曲です。
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M4 フーバー:秋の祭典
どうだったかな。
では次に参加コーナーをしたいと思う。一緒にやってみたい人?(手が挙がるがほとんど男の子) ※じゃんけんで決める
まずはじめはこれ。しってる(??)ウッドブロック。これをもってください。
ギロと一緒に、ではタイプライターという曲を一緒にやってみる。
  M タイプライター
どうだった?感想を・・・(音楽って楽しい)
次は、マリンバを叩いてもらう。じゃんけん。もう一人先生。
  M 4羽の小さな白鳥(チャイコフスキー)
もう一人・・と小さな子を探す
  M 道化師(2人羽織方式)

さて、みんなにたくさんの詩を書いてもらった。本当は全部の詩を紹介したいくらいだけれど、いくつかを選んで音楽と一緒にやってみたい。呼んでもらうのは先生方。
では、黒埼中学校、動物の謝肉祭音楽物語。
M5 サン=サーンス 動物の謝肉祭から
        ライオンの行進、めんどりとおんどりの会話、カメのお散歩、ワルツを踊る象、小さなお魚いっぱいの水族館、森にすむカッコウ、化石、フィナーレ(動物たち全員集合)
詩を読んだ人立って・・。ありがとう
最後の曲は、私と中路さんで作った曲で、いろいろと悩んででも努力をしていたからだんだんと元気が出てきた・・という気持ちを書いた曲。シュラーク
M6 シュラーク(タムタムで)

お礼の言葉
お礼に手紙という歌の合唱を・・

終了


広島のアーチストによるアウトリーチ4 [打楽器、邦楽そのほか]

2008年9月10日(水) 10:40-11:25
広島市安芸区船越小学校4年1組
於:船越小学校音楽室
演奏者:松田亜紀子(マリンバ)、澤田智子(ピアノ)

マリンバ2.jpg

大河内先生あいさつ~呼び込み
入場
M1 ピアソラ ボルデール1900
澤田  船越小学校4年1組の皆さんおはようございます。
今日は、
今演奏したのはタンゴの歴史という曲。タンゴというのはアルゼンチンと言う国のリズム。
さて、この楽器、マリンバを今までに見たことがある人?(ある、学校にある)
学校にある木琴の大きいものと言ってもいいけれども、ちょっと紹介する
あ、その前に自己紹介。私はピアノを弾く沢田智子、
松田 マリンバを弾く松田亜紀子です。よろしく
では皆さん近くに来てみてください。音楽室にも似た楽器があるけれども,違う部分もあるね(大きさ、パイプ)
触ってもいいですよ(みんなが触る)
音の大きさも大きかったと思う。木琴が大きくなって一人前になったのがマリンバだと思って下さい。
この鍵盤はなんで出来てる?(木)そう、ただ木だとドレミファとならない。この真ん中の部分を薄く削ってできる。低音の方が薄く削る。
これでドレミファができて曲が弾けるようになる。
さて、マリンバは鍵盤を叩く楽器だけれど、それだけではつまらないおと。どんなたたき方をするのか次の曲でみてみてください。一歩下がって、
今から弾くのは,タンブラン・パラフレーズという曲です。フランスにタンブーランという踊りがあって,その一定のリズムが鳴っている。
M2 タンブーラン・パラフレーズ
違うたたき方があった。横をバチの枝の部分で叩いた。頭の上でバチ同士を叩いた、二本もって叩いた・・・
このバチのことをマレットと言います。いろいろなマレットがあって、柔らかい音、堅い音が出る<やってみる>
それとこのパイプが重要な役割をする。大きさも違うね。低い方が響がある。パイプの長さと太さによって響が違う。紙を挟んでみると、響がでなくなる。
この楽器の名前はなんだっけ?(マリンバ)マリンバは、たくさんの木という意味らしい。
次に、ピアノの説明もしてらおう。
澤田 この黒い外側はなんで出来てる?(木)鍵盤を叩く。その一部を持ってきた。<カットモデルを見せる>一つ一つの音を出す仕組みがこれ、これが88個並んでいる。
ではそばで,一曲。速い曲を聞いてください。
M3 ショパン 黒鍵
澤田 ピアノのことが判ってくれたかな?。じゃあ席に戻って。
楽器の違いがわかったかな。ここで静かできれいな曲を・・
ディズニーの美女と野獣。
野獣に変えられた人に恋をした女の子の話し
M4 美女と野獣
松田 聞いたことのある人(半分くらい手が上がる)また家で見てみてね
次にコンチェルト、協奏曲を・・・協力して奏でる。
この絵は<オケの写真>(おーけすとら!)このオーケストラにもう一人主役が入って演奏するスタイルを協奏曲といいます。
主役は私、オーケストラの部分はこのピアノのお姉さんが弾く。オケで知っている楽器あるかな(ヴァイオリン、チェロ、トランペット・・・・・わいわい)。総、その全部の音をピアノで弾くのでお姉さんは大変です。
今日はみんなが弾けないくらいすごい、難しい曲を弾いてみたいと思います。コッペルというひとが書いたマリンバ協奏曲第1番の第3楽章
マリンバがどれだけ主役であることをアピールできるかを注目して聞いてください
M5 コッペル : マリンバ協奏曲第1番第3楽章
どんなイメージだった?(・・・)
私は追いかけっこのイメージがある。この人は何を考えながら弾いているのかなと思うのも面白いかも知れない。
最後に私が大好きな曲チャールダッシュを弾いて終わりにしたい
M6 チャールダッシュ

感想、質問

出雲・授産施設での浜まゆみ [打楽器、邦楽そのほか]

多分これで今年度は最後だろう。
4月になると年度初めと言うこともありアウトリーチはちょっと少なくなる。
出雲でのアウトリーチは地域創造の音活の発展プログラムとして実験的に行われたもの。打合せも含めると浜さんは11月から毎月通ったことになるそうだ。その中から、先生の乗りの良さも手伝って、充実したものが出来たのではないか・・と言う本人の感想である。
マリンバ奏者はずいぶんやってきているけれど、みんな独特。浜さんは小さいのに頑張っているという気持ちにさせるのがとてもいい。あの元気は周りを明るくする。アウトリーチでは特に必要なようその一つであろう。
ポテトハウスという授産施設にはピアノもないのですぐ隣の、高浜コミュニティセンターの広間で演奏だった。案外広いところに15人くらいだったのだが、聴く人たちが本当に楽しそうに、素直に喜んでくれたのが浜さんにとってもとても良かったのではないかと思う。


いずもぽてとはうす.JPG

2008年3月21日(金) 13:30-14:15
ぽてとはうす(授産施設)  おとな15名
浜まゆみ(マリンバ) 羽田めぐみ(ピアノ)

入場
あいさつ
M1 G線上のアリア
(浜)こんにちは(こんにちは)、今日はまたここに来ると言うことで楽しみにしていました。
5年前にもここに来て演奏したので会っているかも・・。そのとき楽しかった想い出がある。浜まゆみです。宜しくお願いします(宜しくお願いします)。
(羽田)今日はピアノはここやここをはずして、音を大きくして頑張って弾きます。羽田めぐみです(よろしく)
(浜)今のはG線上のアリアという曲。マリンバの音にも合う曲だと思うのでひきました。
次は、このマレット(バチ)を3本使って弾きます。それから、これ! これを使って・・
身体の何処に着けると思いますか?(・・・)正解は足。足でリズムを作りながら手で演奏します。足のリズムはこんな感じの音になる。歩くと鳴ってしまうので動かないようにしないといけない。鈴とマリンバの音を、目と、耳と、それから心で聞いてください。
アフリカンブルース(もとはマリンバ2題の曲。羽田さんが編曲)
M2 アフリカンブルース
鈴の動きも見えましたか?(はい)以前に取れてしまったことがある、今日は取れなくて良かった。
ここでマリンバについて少しお話ししたい
木琴はみたことある?(はい)これは木琴の2倍くらいある。鍵盤は木で出来ているけれど、これはローズウッドという木です。小さいときにローズの木だからばらの木かと思っていたけれど、そうではなく、木を切ったときに薔薇のようなにおいがするのでその名前がある。でももう今はにおいはないです。
これを叩くとどうなる?(・・・)誰か前に出てきてみて・・(はい)
ここを触っていて<低音部を叩く>。どうだった(振動がすごかった)びりびりしていたと思います。ピンポン球でやってみる<実験する。ピンポン球が飛び上がる>。めでみてみるのも面白いね。その振動が何処に行くかというと、下のパイプに行きます。びりびりが穴の中にはいると・・・。じゃあ穴を塞いで実験してみよう。<塞ぐ、空ける>
穴を空けると音が大きくなる。マレットは4本使って、手で開いたり閉じたりして弾きます。わかりました(わかりました)ではまた曲を聴いてください
M3 おぼろ月夜
もう一曲叩くものを。打楽器の仲間を持ってきました。<見せる>(木魚)外国ではテンプルブロックと言って立派に打楽器の仲間。ドレミファソラシドシドそれぞれの木魚があったりします。これを使って、お坊さんにちなんだ曲。山寺の和尚さん。2回出てくる。マリンバと音があうかな?
M4 山寺の和尚さん
わかりました? これ。リンも立派な楽器の仲間です。やはりこれが出てこないと終わらないですね。ほかにも、ご飯の茶碗を箸で叩くとか、そんな曲もドイツにある。
では、みんなにも打楽器で参加してもらって、やってみたいですけれど良いですか?(はい) じゃあ、これはクラベス、穴を作って叩きます。もう一つはアゴーゴーベル。このように叩く<やってみるが難しそう>じゃあ、こんな感じで叩いて<ハウスの人に渡す>。ほかのみんなは手拍子で参加しよう。こんな感じ・・・<一緒にやってみる>
M5 ???なんとかリール???
もう一曲身体で、4つリズムがある。やってみよう。<やってみる>
ではトルコ行進曲にあわせて
M6 トルコ行進曲
ありがとうございました。最後に2曲。はじめはチャールダッシュ。浅田真央が去年使っていた曲です。もう一つは剣の舞。
M7 チャールダッシュ
M8 剣の舞
代表からお礼


打楽器とピアノのアンサンブル、紫音最後のアウトリーチ [打楽器、邦楽そのほか]

 最後といっても、北九州の「響ホール」がやってきた事業2年間の登録がこれで終わるだけだけれど、紫音のみんなにも何らかの感興があったみたいで、でも、そういうことを思ってもらえるというのも事業としては成功の一つの基準かもしれない。
 彼らには、2年目はなるべく新しい構成を考えるように・・と言っていたのだが、なかなか出来なくて、結局最後になる今回、新しいパターンをみることが出来た。はじめをオルゴールで静かに始めるというアイデアはもちろん「有り」であって、聴き手の耳を開く効果もあると思うので面白いのだけれど、でもただ登場してオルゴールを弾く方法でその効果が有効かと言うことは考えないといけないだろう。
参加型の部分(剣の舞)は一度に6人を前に出せるのでなかなか良い手法かも知れぬ。
会場が狭かったことと、舞台床を使ってオルゴールを実験したかったため、舞台上での演奏になったとのことだが、結局舞台はオルゴールがあんまり響かず、ジャンベを使用することにしたとのこと。
とはいえ、舞台上での演奏は、やや距離感が出ることは否めない(やはり・・というか)。ピアノ(アップライト)の谷口さんが後ろを向いてピアノを弾くのも舞台上ではちょっと疎外感があったのではないかしらん。

あと一つだけ言えば、彼らの今後の活動のためにも、ボレロに替わるインパクトの曲をつくることが大事かも知れないが・・


2008年1月17日(木) 14:30-15:30
北九州市立 上津役市民センター 
ミュージックグループ紫音(打楽器3人+ピアノ)

入場
M1 吉岡孝悦:オルゴール(ヴィブラフォンとシロフォン)
椋尾:皆さんこんにちは。<自己紹介>
今日は寒いですね。寒い中をありがとうございます。
私たちの今日のテーマは「響」です。
「響」で何を連想しますでしょうか。音、振動・・
音が出る仕組みはなにかというと、地球の上では「空気が振動する」のです。今の曲はオルゴールという曲でしたが、今日はオルゴールを持ってきた。
聞こえますか?
このままだと空気の振動がちいさい。これを太鼓の皮に乗せてみます<実験する>(へえ)
ヴォリュームがぐんと上がりますね。それはこの中で空気が振動してスピーカの代わりになって音が大きくなります。
この楽器(マリンバ)をみてください。普段よりも大きい楽器を持ってきました。
楢橋:この楽器の名前は知ってます?(マリンバ)そう、木琴ではなくマリンバ。マリンバは南アフリカで生まれました。リンバは木のことマは沢山という意味。このマリンバで一番大きな役割を果たしているのが、この管です。今日は鍵盤だけも持ってきたけれど、これを叩いてみます。小さい音しかしません。でも、管がついてると、こんなに響きます<叩いてみる>
では隣の楽器(ヴィヴラフォン)もみてください。
岩崎:これはヴィヴィラフォンといいます。上に乗っているのは鉄だけれど、似ている。ここにペダルがついていてふむと音が延びる。それだけでなく電気を入れると、鍵盤と管の間にあるうちわのようなものがまわってヴィヴラートを付けるのヴィヴラフォン。
音の仕組みを判って頂けたでしょうか。では響きを楽しむためにカノンという曲を聴いてください。
M2 パッヘルベル:カノン
アンサンブルの響きを聴いてもらいました。
次にピアノの話しをしたいと思います。ピアノもハンマーが弦を叩いている。だから打楽器でもあります。今日はメンデルスゾーンの曲でデュエットという曲を弾きます。1人だけれど、右手が女の人、左手が男の人で2人がデュエットをしているように出来ている曲です。今日のピアノは男の人がちょっと渋めの音がします。
M3 メンデルスゾーン:無言歌集から デュエット
次の曲は、この楽器。ジャンベと言います。アフリカの楽器。一つの木をくりぬいてこの形にします。上のは羊の皮が張ってある。アフリカでは日常に使われていたらしい。伝達の手段として、何かを知らせるために、合図を決めて叩いていて、それが50キロ先でも聞こえたらしい。ジャンベという楽器是非覚えて帰って下さい。
これからジャンベも使って演奏するのは、アフリカのリズムとブルースで作られた曲。元々はマリンバ2代のための曲です。
M4 ロゲンカンプ:アフリカンブルース
みて気がつかれたと思いますけれど、この曲は足に楽器を着けて演奏しました。楽譜にそのように書いてあります。ラピトルと行って鳴り物の意味。
これはアルパカの爪を使った民俗楽器(何匹のアルパカなんでしょう)。こっちは鈴です。手芸屋さんで糸を買って結んだ。
次にフィドルファドル
テンポの速い曲です、早いいびきも聴いてみてください
M5 フィドル・ファドル
さて、皆様寒いですね。次にはみんなにも楽器に触って頂ければと思います。一緒に演奏してみたい人?
響きを感じるためにも自分で叩いてみて下さい
6名まで大丈夫です。
では一緒にやってみましょう。アンサンブル上津役です。
M6 剣の舞(マリンバ2名,vib3名、ピアノ1名が参加)
短い時間でここまで出来るのはすごいです。どうでしたか?<感想を聞く>
ありがとうございました
さて、最後に私たちが一番大切にしているのが心の響き
みんなに聴いてもらうことで響き合うものがあることが素晴らしいです
次に私の10才下の弟が書いた曲。元々は一緒に打楽器をやっていたのだけれど、ちょっと鬱になってしまった。でも私たちのために曲を書いてくれた。それをみんなに聴いてもらいたい。
M7 楢橋輝夫:テーマパーク
今日は響きと言うことでいろいろなことを紹介してきた。最後に紫音ならではのボレロをつくってみました。オーケストラに負けない響きを楽しんで
M8 ボレロ

ありがとうございました
花束
アンコール  剣の舞

終了


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