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川東陽華さん(長唄三味線)のアウトリーチ [打楽器、邦楽そのほか]

3年目の広島の演奏家によるアウトリーチは邦楽関係の方が入ってきている(これは主催者である安芸区民センターの意向だけれど、私としてもウェルカムな感じでもある)。邦楽関係は学校に行く機会もそれなりにあると思うのだけれど、洋楽とそんなに状況は違わないみたいだ。聴くためのアウトリーチの手法は確立していないみたいなのでこの分野においてもきちんとしたアウトリーチのミッションと手法は実験しつつ作っていかないといけないのだろう。洋楽の人と一緒に見合ったりというのもとても良い機会かもしれない。
川東さんは東京芸大をでてから戻ってきた人だけれど、いっしょにやる長唄の合方がなかなかいないと言っていた。そのためか、今回は一人でのアウトリーチになった。

P9100836.jpg
2010年9月9日(金) 2時間目
川東陽華(長唄三味線)
船越小学校4年2組 約30名

先生の話し
入場
M1 花見踊(演奏)
おはようございます(おはようございます)元気がもう一つ、おはようございます(おはようございます)
今日は日本に古くから伝わっている物の一つに長唄三味線というものがある。それを知って貰いたいと思ってきました。
今演奏したのは花見踊り、花見ってしたことある?(ある)わくわくするそんな気持ちを曲にした物が今の曲です。
さて、この楽器三味線は聴いたことがあるかな?(ある。沖縄のを聴いた。三線とか)そう、三味線にもいくつも種類がある。沖縄のはもう少し小さかったと思う。津軽三味線というのは大きくて、この部分も1.5倍くらい太い。この長唄用の三味線は棹が細いので細棹三味線と呼ばれる。この楽器は全部自然の素材で出来ている。この弦は何だと思う?(毛糸・・・)これは解蚕の糸をたくさん束ねて作った絹糸で出来ている。ばちで弾くと切れやすい。胴は動物の皮で出来ている。ばちもそう(えー)ばちは動物の(骨?)そうね、動物といっても象の牙、象牙で作る非常に貴重な物で大事に使っている(いくら?)そうね20万円とか。
自然の物なのでデリケートで壊れやすい。この胴も湿気を貰って破けてしまうことがある。そんな物なので職人さんがが一丁一丁大切に作っている。そう三味線は丁って数えるのね。
これは分解して持ち運べるようになっている。今日は特別にやってみよう。ここをとんとんとたたいて緩めて外す。<3つに分解>
次に音について知って貰いたい。いろいろなことを音楽で表すことが出来る。たとえば、猿の鳴き声<やってみる>
他にもいろいろな演奏のしかたがある。手ですくう、指ではじく。
ドレミも出来る<どれみふぁあそらしど>(おお、できとる)
指で押さえて音の高さを変更できるのがピアノと違うところ。

ところで夏休みに海に行った?(いった、いかないそれぞれ)
ここで夏の曲をやってみる。誰か手伝って欲しい<波の音をやって貰う>。では合奏で。
M 夏の曲
夏の海が想像できたかな。次の季節は(秋)
秋の虫といえば?トンボ、鈴虫、コウロギ、松虫・・・)
虫の声を表現した曲がある。これは3人ほど手伝って欲しい。<鈴、トライアングル、カスタネット>3人は、曲に合わせて自由に虫の鳴き声を入れていって欲しい。
虫はチンチロリンとなく。それを三味線では<チンチロリン>とひく。どう?
秋の夕方、だんだん暗くなって月が昇りはじめます・・・
M 秋の曲
秋の様子を感じられたかな。
では、今度はみんなに楽器でなく、長唄の歌をやって貰おうかと思います。
お月様という曲
長唄では先生とむかいあって、先生の通りに真似をするというならいかたをする。オウム返しという。まず、どんな曲か聴いて<歌う>
ではみんなでやってみよう<口移しの方法で実践>
最後に一緒に歌って終わりましょう
M4 お月様
歌ってみてどうだった?
では最後の曲になりました。今から演奏するのは日本舞踊の伴奏で演奏するとき、踊る人が着替えのために舞台をおりているときに、客を飽きさせないようにするために弾く曲。
だから今日もみんなが飽きないように頑張ります。
M5 チンチルレンの合方の音楽
先生
お礼の言葉
終了

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