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広瀬祐子さんの現場力(熊本玉名でのアウトリーチ) [弦楽器]

広瀬さんはアウトリーチの現場力は非常に高い。こどもへのアプローチの話し方もなかなか的確だと思う。本人はいつも心臓ばくばくのようなことを言うのだけれどとてもそうとは思えない感じだ。
ただ、考える時に少し面倒になってしまう傾向はあるかもしれない。
今回の玉名小学校は構成的にはうまくできていると思う。ヴァイオリンの音の集中→楽器の構造と奏法について→ヴァイオリンで有名な作曲家1→クライスラー、イメージしやすい作曲家(国のイメージ、感情のイメージ→
ヴァイオリンのすごさパガニーニ。というようになっている。細かいところで言いたいところは毎回必ずあるが(それは当たり前で、誰も完全に出来るものではない)構造がしっかりしていると大丈夫なものである。

玉名小1.jpg
2010年10月13日 14:30-15:15
熊本県玉名市 玉名小学校4,5年
広瀬祐子(Vn) 柴田遙子(Pf)

玉名小学校4年生5年生の皆さんこんにちは(こんにちは)
ヴァイオリンの広瀬祐子です。今日は私の知っているヴァイオリンについて、どうして音が鳴るかとか、どういう弾き方があるかとかなどをみんなに話していきたい。終わる頃にはみんながヴァイオリン博士になっているようにしたいと思っています。ピアノを弾いてくれるのは・・・。ピアノの柴田遙子です.よろしく
はじめにヴァイオリンの音をよーく聞いて貰いたいので、目をつぶって音に集中して聞いてください。
M1 ボッケリーニ:メヌエット
どんな感じがしましたか?(歌っている、高い音が鳴っている、自分が音を出しているみたい・・など)私は3歳から始めたけれどヴァイオリンの音が大好きだった。
さてこの楽器だけれどヴァイオリンは大体何年前くらいに出来たでしょうか(100年、800年500年)そう500年くらい前に出来た。その頃から基本的に材料は変わっていない。この横と裏の木は楓、表の木だけは違っていて・・・クリスマスの時に使う(もみの木)そう、モミの仲間の気が使われている。
ヴァイオリンはピアノに比べると小さいけれど、音の大きさでは負けていなかったでしょ。それは何でだろう。ギターは真ん中に穴があってそこから音が出るけれども、バイオリンは穴は小さい。でも弦の振動が駒を伝ってすごいスピードで表板に伝わる。そして、表と裏の板の間に棒が立っている。これは大事なもので、魂の柱と書いて魂柱という。これは接着剤で付いているのではなく、表と裏の板の間で音を裏板に伝えている。だから、ヴァイオリンは楽器全体から音が出ていて、それで大きい音が出る。魂柱がないと音が響かない。
こっちの弓も木で出来ていて、この白いのは(馬のしっぽ)。でもしっぱの毛はつるつるなので、松ヤニを付けてすわざとすべらないようにして音を出す。
次の曲は私がどうやって音を出しているか、こんどは目をしっかりと開けてみていてください。
M2 ファリャ:スペイン舞曲
どうやって弾いていた?(わいわい)
弓を使って弾くのはわかるね。他に指ではじいていた。左手でもはじいていたのは見えた(見えた)これはピチカートという奏法。弓を落としてはずませる。弓の木の方で弾く<げげげの鬼太郎>、駒の上を弾く。とかいろいろとあります。
弾き方はわかったよね。でも博士になって貰いたいので・・・。ヴァイオリンだけで知られている作曲家がいる。作曲家というとたとえば?8ベートーヴェン、モーツアルト、シューベルト・・・)では、ゴセックは?(しらない)
ではこの曲を聴いて・・
M3 ゴセック:ガヴォット(すぐに、知ってるーざわざわ)
知ってた?(はい)実はごせっくはいろいろな楽器で作曲した、けれど知られているのはこの曲だけ。これもバレエ音楽のなかの曲だけれど、これしかみんなは知らない。でもヴァイオリンを習っている人は必ず知っている曲です。次にヴァイオリンにしか曲を書いていない人。クライスラーというウイーンに生まれた作曲家。彼は頭も良くてイケメンだったので人気者だった。何故人気があるかというと、短い曲でイメージのしやすい曲だったことが大きいと思う。かれはそして世界中を旅していた。彼がアメリカで出会ったある国も音楽からいろいろとイメージをして書いた曲がある。どこの国か当てて貰いたい。あとで聞くので良く聞いてください
M4 クライスラー:中国の太鼓
みんなわかった・(中国、スペイン、韓国、エジプト、イギリス・・)実はクライスラーはこの国に行ったことがない。アメリカで中華街を見てイメージして作った曲と言われている。
もう一曲、今度も同じクライスラーだけれど、気持ちを表している曲がある。そのときクライスラーにどんなことがあったか知らないけれど、その気持ちはどんなだったかを感じつつ聞いてください
M5 クライスラー:愛の哀しみ
どんな気持ち?(優しい、哀しい、寂しい、落ち込んだ感じ)
たのしい感じはないよね。これはクライスラーが振られた時の曲。ちょっと可哀想。大体100年前に作られたのだけれど、やはり短くてわかりやすいのでイメージが伝わりやすい。クライスラーは覚えておいてね。
最後にもう一人作曲家を紹介したい。私がヴァイオリンを習って音楽高校に行きフランスに行ったけれど、高校くらいになるとどうしてもやらないといけない曲があった。いろいろな奏法を館が選った人がパガニーニ。彼の曲を弾くなおは格好良いけれども難しい。彼が居たからヴァイオリンの可能性が広がったのは事実だけれど、私は難しいからそんなに好きでなかった。それほど有名ではなかったけれど、リストとかが編曲して他の世界にも有名になった。
ラカンパネラ、鐘という意味。最後にこの曲を弾いてお終いにしたいと思います。
M6 パガニーニ:ラ・カンパネラ
今日は45分間で短かったけれど、ヴァイオリンに詳しくなってくれたかな。
500年とか魂柱、覚えておいてください
先生:感想があれば・・
6人ほど
終了

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