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いわきの田村綠(小学校) [ピアノ]

いわきでは昨年学校の先生の研修に田村緑さんを呼んでアウトリーチ事業のプレゼンをしたうえで今年は田村さんにアウトリーチ等の活動をお願いした。これはスイミーが入って最後がトルコ行進曲のAバージョン。最終の11月27日の大ホールでのコンサートは、お客が自分の一番気にいいった席(場所)を探すという、ワークショップ付きのようなコンサート。
アウトリーチとコンサートを結び付けていくのはなかなか難しくて、集客という功利的な意味だけ考えるのであればそれほど急激な変化を期待することが出来ないけれども、演奏家と地域や会館とのつきあい方として、いろいろな効果があると考えている。やはり人間的なつきあい以外に芸術や文化を植えていく作業は出来ないのだろうと思う。江名小学校は小名浜のみなとのそばで、山や町の方とは子どもの性格もずいぶんと違っているという話だったけれど、確かに物怖じしない元気さはひとつ間違うと混乱する危うさをはらんでいるかもしれないと思った。まあ、田村さんなら大丈夫と言う安心感もあるのだけれど・・・

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2010年11月16日(火)  10:30-11:15
いわき市 江名小学校 2年生19名
ピアノ 田村綠

主催者挨拶、子どもが呼ぶ
入場
ピアノを弾く人は?(ピアニスト)そう、ピアニストの田村綠です。昨日電車にのってきました。みんなに会うのを楽しみに来た。短い時間ですが楽しんでくつろいで聴いてください(くつ?)
オープニング。みんなが知っている曲だと想う。どんな音がするか耳をダンボにして聴いてみてください
M1 きらきら星()
聴いたことある人(全員)何の曲?(きらきら星、ABCの歌)総、同じメロディ<弾く>だけれど言葉は別についている。でもずっと前にあって最初は「私のボーイフレンドのことをママに聞いてもらう」という言葉がついていてみんなに歌われていた。替え歌になって繋がれていく
次は、くるみ割り人形(あった)お。目が良いですね。これはワリオ君。クルミ割り人形です。どこで割る?(包丁、サーベル、口)総、どうやるか<見せる>。誰か手を入れてみて<指をくわえて挟む>
くるみ割り人形は物語だって知ってる?(しってる)。主人公はクララ(そう、ネズミが来て・・・)この曲はクララが人形をドロッセルマイヤー博士からもらって喜んでパーティの中で行進をする。
ではチャイコフスキーのくるみ割り人形より 行進曲
M2 くるみ割り人形 行進曲
みんな拍手の仕方が良いですね。コンサートでは音がしているときは良く聞く。でも終わったら「良かったな」と拍手でその思いを伝える。拍手の仕方は、大きく、細かく、長くすると演奏者も嬉しい。
さて、次はピアノのひみつのコーナー。みんなの身近にあるピアノだけれどそのひみつを知ってもらいたい。
今日はいつもと何か違う。何だろう(上がない)そう大屋根はどこ?(うしろ)
ではピアノの部品はいくつから出来ているでしょうか?3つから選んで・・・約500個、8000個、20000個。
正解は8000個。では近くから見てもらおうと思う野でピアノの周りに集まって。小さい子から先に。<集める>
大屋根はこう斜めにあって、それをこの突き上げ棒で支える。音は上にあがって大屋根にあたって前に飛んでいく。木の枠があって金属のフレームがある。頑丈です。こっちは低い音でだんだん高くなる<弾く>でも弾くところの動きは見えないのでこういうものを持ってきた<カットモデルを出す>(みたことある)鍵盤を取り出したもの。鍵盤がこれ、これを押すとこうやって音が出る。どこにあたって音がしてるかな(弦にハンマーを当てる)でもあたっている瞬間は見えないあんまり早いので見えない(あ、見えた)大体3/1000秒くらいしかあたっていない。ハンマーが弦にあたって弦が震える。ハンマーの先は何かの動物で出来てる。何だろう?(シマウマ、くま、羊)正解、羊の毛をぎゅっと固めて作る。堅いけれども表面は柔らかいので、強くたたくと大きい音が、そっとたたくと柔らかい音が出る。音は震えると出るけれど、みんなの土に手を当ててアー。そう、震えている、弦も震えているこの紙を置くと・・・<弦の上に紙>震える。その震える力は弦の下に伝わってこの板に伝わる.これは魔法の板。その威力を実験する。これは?(オルゴール)オルゴールを板にのせると・・・(おー)。このように大きくなる。この魔法の板は響板という。
では響板の音が一番良く聞こえるのは・・・? ピアノのしたです。では交代で下に潜って響板に触ってください<交代で潜らせて演奏する>
どうだった?(震えてる)
はい、みんな席に戻って。
では、ピアノの部品の数は?(8000)ハンマーは何で出来てる(羊)魔法の板は(響板)それだけわかればピアノ博士。家に帰ったらお母さんに質問してみて・・・
次はなんて書いてある?(スイミー)では、絵本と一緒にやってみます。読んでくれるのは前田さんです。良かったら、大きく、長く早く拍手をお願いします。
M3 絵本スイミーとドビュッシ-の前奏曲
拍手
ありがとうございました。では最後は?(トルコ行進曲)
せっかくなのでみんなにも参加してもらいたい。手をたたく。こんなリズム<やってみる>。これが3回出てくる。今日は、行進が遠くからだんだん近くなるようにしたいのだけれど、どうすればいいかな?(小さくから大きく)そう、だんだん大きくしていく。はじめは?(たたく)そうそのくらい、2回目は(たたく)3回目(たたく)そう、そんな感じでやってみよう。見本にアリオスの人たちに手伝ってもらう。
M4 トルコ行進曲
ハイありがとうございました。手はどうなった?(痛い、赤い)
では民内もう一回拍手
先生
お礼の言葉
終了

少女が花畑で歌っている。美少女。
みんなも小さいときのことを思い出して
M2 亜麻色の髪の乙女
3歳の子を教えたことがあるけれども、声よりも高い音が好きな子どもも多い。逆に低い音は怖がるみたい。こんなかんじ<弾く>
言葉をおぼえはじめる子どもは聞き慣れない音に怖がるけれど小さな子は逆に楽しむことが出来る。大人は現代音楽は・・・だけれどゼロ歳の子にこういうのはどうかな、と思って弾いてみる。ガウチョはカウボーイのこと。
M3 やくざなガウチョの踊り
<2,3歳の子どもに>どうだった?。幼稚園児に弾くと泣いてしまうことがある。みんな泣かなくてすごいね。
次の曲にはお話がある。セレナードは彼女のところに行って愛の歌を歌う。ギターを持って歌い始めると、いろいろなことがおこったり、人が来たりと遮られてしまう。さて結果はどうなる?
M4 遮られたセレナード
絵本のある図書館なので、今日は絵本と朗読を組み合わせて聴いてもらいたい。
荒井真澄さんと一緒に「どうぞのイス」というのを見てもらう
M5 絵本「どうぞのイス」
私の地元は宜野湾市。大事なもの。思い出とか・・・沖縄県とかピアノとかをもっともっと大事にしたい。芭蕉布と言うのを紹介したい。沖縄の自然や海を歌った曲。その奥には故郷を想う気持ちがあると思う。
M6 芭蕉布
沖縄では1歳のお祝いに親戚が集まってイベントをする。ごはん、おかね、筆、そろばん、家によってはリコーダーとか野球帽とかを並べて、子どもがどこに行くかで未来を占う。
私の場合、父はお金に行って欲しかったらしいけれど、はじめ動かなかったらしい。母が卵ボールを持って読んだらリコーダーに行った。
命の薬になるように・・・愛を感じながら弾かせてもらっている。
最後に戦場のピアニストで有名になったノクターンを
M7 ノクターン 遺作

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