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田中靖人さんと白石光隆さん(2) 小学校 [管楽器]

田中靖人と白石光隆の学校のアウトリーチ。コミュニティ(ふれあいセンター)と基本構造は同じだけれど、話し方とかを気をつけながら進めている。白石さんの最近のやり方はピアノのアクションの部分をカットモデルではなく、zくしょんを全部引き出してみてもらうというもの。これはモデルよりもやはりインパクトがある(とはいえふつうは出来ない)。ピアノ技術者の息子ならでは・・・。
最後の2曲は長いのだけれど子どもでも引き込んでしまう強い演奏(と意志)。

IMG_4456.jpg
2010年11月24日(木) 10:40-11:40  (午後に2,3組)
長崎市西浦上小学校  6年1、4組 70名
サックス 田中靖人 ピアノ 白石光隆

先生の話~呼び込み
入場
校長先生挨拶~児童代表の言葉
全員で(よろしくお願いします)

M1 ミヨー:スカラムーシュ
おはようございます(おはようございます)。今日は一時間とみじかいけれどサックスとピアノの音楽を楽しんで頂きたいと思います。ゆったりと楽しんで・・・。私はサックスの田中やストです。ピアノは(S)白石光隆です
今日はサックスの話をしながら進めたい。サックスは1846年にベルギーのアドルフ・サックスさんという人が発明した楽器です
その目的はフランスの軍楽隊のなかで金管楽器と木管楽器の橋渡し役として作られました。
最初はあんまり曲がなかった。1900年代になってアメリカのジャズの世界で有名になった。フランスでも作曲家が曲を書くようになって来た。
ミヨーがモリエールの「空飛ぶお医者さん」という劇の音楽を作った後、その音楽でコンサート用に3つの曲を作りました。その劇をやって居た劇場の名前を取ってスカラムーシュというタイトルになりました。今日はその第1楽章を演奏しました。
さて、サックスはオーケストラの中には席がないのですが、入って弾く曲がいくつもある。その代表的な2曲をこれから演奏します。一つめはムソルグスキーの展覧会の絵の中から古城、もう一曲はビゼー、ビゼーはカルメンで知っていると思いますが<ピアノがカルメン弾く>彼がやはり劇のために書いたアルルの女の組曲の中から間奏曲
M2 ムソルグスキー:古城
M3 ビゼー:間奏曲
ありがとうございます。古城とアルルの女の間奏曲でした。
さて、楽器は20世紀になってだんだん注目されてきたけれど、良い曲が作られるには良い演奏家が居ないといけない。1900年初めにマルセル・シュ-ルという名手が生まれてその人のために作品が作られた。オリジナルの中でのスタンダードとも言える女流のポール・モーリスが書いたプロヴァンスの風景、という曲。プロヴァンスには楽器屋さんの楽器開発のための調査ということで行ったことがある。日本から早朝にパリについて、通訳さんと合流したのだけれどとても疲れていた。通訳さんが「南仏のさわやかな風がさわやかにしてくれるでしょう」というのだけれど、行ってみると本当にからっとしていて太陽がきれいで癒された。今日は5曲ある中から1,2,5曲目を演奏します。1,若い娘たちのファランドール、2,愛する人のために、3,大きな虻 熊ん蜂の弾こうという曲があってすごく早いけれども、虻はもう少しゆっくりだけれどちょっとコミカルだったりする。
M4 ポール・モーリス:プロヴァンスの風景 1,2、5
ここでサックスは少し休んで、白石さんにバトンタッチし、ピアノの話をお願いします。
(白石)ピアノについて話をします。まず何で出来ているか。この黒いところは?(木)何の木?(杉・・・)松、楓、ブナが使われている。松の木はまず12年間水につけて、虫や松ヤニ、松ヤニはべたべたする、野球-で使うロジンバックが松ヤニ、を洗い流す。そのあと8年間自然の中で乾燥して、20年かけて楽器に使う。楓やブナも8年くらいかける。そのように大事に作られたものなので、使うのも大事に使わないといけない。ピアノは指から音は出ない。この辺から出る。その見えない内臓の部分を見せる(解体してアクションを引っ張り出す)。みんな順番に集まって・・・鍵盤のところだけ触って良い。見たら席に戻ってね。このピアノは大体5500個くらいの部品で出来ている。
大体300年前に小さなピアノがイタリアのトリので生まれた。それがフランス、ドイツ、イギリスとわたって成長した。約160年くらい前に今の形になった。その頃にいてピアニストがリスト。来年生まれて200年の記念になる。良いピアノが生まれてとても喜んでたくさんの曲を書いた。その中から愛の夢を弾く。「愛する限り愛せ」と言う詩に付けた曲がピアノソロになった。
M5 愛の夢
さて、ではまたサックスと一緒に演奏したい。
(田中)ここからは少し映画音楽やポピュラーのような曲を。映画音楽の中でもイタリアのモリコーネが好き。一番好きなのはニューシネマパラダイスという映画。田舎の唯一の娯楽は映画、いつも見に来ている子どもが後に映画監督になって・・というはなし。これだけだとつまらないけれど、そこにいろいろなドラマがある。その音楽をメドレーにして演奏します
M7 モリコーネ・パラダイス(真島俊夫編)
最後にアメリカの偉大な作曲家ガーシュイン。みんなは「のだめ」知ってる?(しってる3/4)ではその中でこんなところは知ってるかな<ピアノで冒頭を弾く>(知ってる2/3)この曲はラプソディインブルー。彼は様々なジャンルに曲を書いたけれど、まずメロディがきれいなのが良い。ガーシュインはメロディメーカーえd和音では色の変化、それからリズムと躍動感。それを音楽の3要素と言うけれどガーシュインはその全部がそろって良いので多くの人から愛されている。ジャズ風雨のアレンジで。
M8 ガーシュイン・カクテル(  編)
司会、花束
アンコール
M モンティ:チャールダッシュ
終了

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