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長崎 柴田健一さんの新たな挑戦 [管楽器]

柴田さんは登録2回目なので新たなことをやりませんかと言っていたのだけれども、ちょうど研修会の時にご不幸があったりして、じっくりと取り組めなかった。今回はきちんと組み立てを考えて来て、新しい事なのでちょっと不安もあったのだけれど,なかなか好いものが出来たと思う。ジャズの場合どうしても「なぜアドリブが面白いか」ということが落ちてこないと、単にリズムやノリだけになってしまう。それよりももう一歩進めた方が充実感はある。まだまだ色々と考えて試してみた方が良いと思うけれども、なんか可能性のある扉の前に立った時のような良い気持ち。

IMG_7117.jpg

2011年10月13日(木) 10:25-11:25
柴田健一(Tb) 月岡翔生子(Pf)
長崎市 尾戸小学校 全校35名

先生挨拶~呼び込み
入場
M1 A列車で行こう
皆さんおはようございます(おはようございます)尾戸小学校のみんなと会えるのを楽しみにしていました。まず自己紹介から。私はトロンボーンを吹く柴田健一です。ピアノを弾いてくれるのは月岡翔生子さん。今日は二つ知って欲しくてやってきました。一つはトロンボーンというこの楽器を身近に感じて欲しい。もう一つはジャズとアドリブと言うことを知って欲しい。ジャズとか知ってる(・・・)じゃあアドリブは?(・・・)知らないね、それはあとで。
まずこのトロンボーン、始めて見る人(半分くらい)これってどのくらいの時代に出来たものだと思う?(50年)うーん、じゃあ、50年より新しいと思う人(大勢)古いと思う人(少し)では答えを言うと、約600年前に生まれています。バッハの時代かな。最初は合唱と一緒に教会とかで使われていて、その後アメリカに渡ってジャズとかラテンの音楽と一緒に鳴って発達した。ジャズは何年くらい前にできたものだろう。大体100年くらいまえに出来た。最近はテレビでも時々聞こえてくる。
私はこのトロンボーンが大好きでずっとやってきた。だからみんなにも知ってもらいたい。この楽器は人の声に近い楽器だと言われている。今度の曲は人の声に聞こえるようにやってみたい。
M2 インナー・センチメンタル・ムード
どうでしたか?人の声のように聞こえたかな?(それなあに?)あ、これが気になってた?
これはミュートと言って音を変えるもの(トイレの・・・)そう、よく判ったね。でも新品です。さて、トロンボーンはどうやって音を出すだろう?
ピアノは弦が震えるし、太鼓は皮が震える。ではトロンボーンは何が震えている?(空気)空気、総裁後は空気だけれど・・・。空気をふるわすためには?(・・・)これはただ吹いても音が出ない。やってみよう<吹くけれど音は出ない>(口)そうほとんど正解。唇をこうやってふるわせる<やってみせる>.じゃあ音はどうやって変えるかな?(その長いのを動かす)そう、スライドと言う名前。伸ばすと音が下がる。やってみよう<音を出す>。7ッのポジションがあってそこでこのように音が変わる。でもそれだけでは足りない。同じ場所でも音を変えられる<やってみる>。これは唇の振動を変えて出す。
ではここで何人かに音を出してもらおう。やってみたい人。早い順。
<3名ほど体験する>
トロンボーンはラッパの中で音が出やすい楽器ですが、もう一つの特徴は、音を繋げてひけること。連続的に音を変えることが出来る。<やってみせる>これをグリスランドと言います。ではそのグリスランドをたくさん使う曲。
M3 ラッサストロンボーン(ジャズバージョン)
どう、スライド見てた? あれがグリスランドです。
ここで今日二つ目のこと、ジャズってみんな知らなかったけれど大体100年前にうまれた。たとえばこんな曲は知ってるかな  M聖者の行進 知ってた人?(ほとんど全員) これは聖者の行進と言って古いジャズの曲。このジャズで一番特徴的なのがアドリブといういうものだけれど、アドリブって何だろう?
さっきやった曲の楽譜を見て・・。(これだけ?)そうそれだけ、
たとえば、さっきあいさつしたけれど・・・。おはようございます<大きな声で>では,<今度は小さな声で>おはようございます。打合せはしていないけれどちゃんと一緒になる。これがアドリブにつうじること。
最初に言葉でアドリブをしてみよう。「今日朝ご飯食べた?」「食べた」「何食べた?」・・・・・・・
今も打ち合わせていないけれど、相手の話に合わせて話しをした。もっとやってみよう。今度はお題を出すから二人でやってみて・・・。キャッチボールを意識して<二人立たせて会話。お題は「担任先生」「運動会」>
※ 2回目は演奏のまえに、アドリブで二人が音だけで会話。
ではグルービーワルツと言う曲で二人の自由な会話を聴いてみて
M4グルービーワルツ
同、話しをして居るみたいに聞こえたかな?,聞こえた人(少しづつ多くの人が手を上げる)
次に、みんなからお題をもらってやってみたい。この小さな鉄琴で4人の人から一つの音づつもらってそれを基にアドリブで演奏したい。
<4人を選び一人1音たたいてもらって・・・(ラ、シ、ラ♭、ミ)>
M5 タイトルを付けようか。尾戸アウトリーチの朝の歌。
みんなが作った曲ですよ。
さて、みんなトロンボーンについてもジャズのアドリブについても判ってくれたかと思います。僕は12歳の時からトロンボーンを始めて38年間吹き続けている。何で続けたかというと、単に好きだから。みんなも続けるものがあると良いと思います。それから、アドリブをやったけれど、相手の言うことを聴いて受け止めて話しをすると、コミュニケーションがうまく行くと思う。
さて最後の曲ですが、その前にジャズを聴くときのお約束ごとを一つ教えたい。それは、まず、演奏が良かったよと思ったら、拍手をしたり声を出したりする。クラシックでは最後まで聴いて拍手だけれど、ジャズでは途中でも良い。ソロが終わったときなどに「イェーイ」という。やってみよう。イェーイ(イェーイ)。よし、それでは最後の曲はスイングし泣けりゃ意味がない、です。
M6 スイングしなけりゃ意味がない

先生、
お礼の言葉と花束
では、アンコールに1曲。最初は知らないようだけれど、多分している曲。知っていたら歌ってね。
M 校歌

終了

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