SSブログ

邦楽活性化事業(さいたま)1吉川由里子さんのアウトリーチ [打楽器、邦楽そのほか]

今年の邦楽活性化事業、手法開発研修会の仕上げのアウトリーチ実施。集まって4日目でまだ全然こなれていないけれども、まあ学校に持って行くわけだから一定のところに持っていってこどもに納得してもらわないといけない。子どもには、まあ研修中だからと許してもらえるわけではないのである。私の場合、毎年そこのところの緊張感が一番大きい。吉川さんは今回の3組の中で一番子どもの前に出ることに慣れている筈だけれど、その慣れもまたちょっと怖いところなのである。なので会話術だけに頼らないようにして来たつもり。

IMG_7221.jpg

2011年10月21日(金) 09:35-10:205
吉川由里子、佐々井麻矢、平野樹里
さいたま市 大戸小学校 5年3組
 
先生挨拶~呼び込み
入場
M1 うさぎ(短縮版)
<3人で前に出て座る> 
吉川)ではみんなでご挨拶をしたいと思います。はい、正座して、手をおむすびにして、ひざの前に置く。はい「よろしくお願いします」 
もう崩して良いですよ。
今日は、この後にある箏を楽しんでもらいたいと思います。私は吉川由里子と言います。私は佐々井真矢と言います、私は平野樹里です。よろしくお願いします。(拍手)
邦楽アウトリーチコンサート<後の掲示を見て>。今日は聴いて、見て、感じてください。
今の曲は判った?(わかった)うさぎという曲。ぴょんぴょん跳ねている感じが判ったかな。今日は学校にはいったら、けんけんぱの絵があったね、それではねる感じの曲をやりました。
次の曲は、砧。昔は着物の布を柔らかくするのに、木づちでとんとんとたたいて柔らかくした。それを砧という。この曲には箏の面白い音が出てくる。<後で弾く>そう、こんな感じに。次の曲では今の3種類の面白い音が出てくる。その他にもあるけれど色々に聴いて、見て観察してください。
M2 五段砧(3段分?)
佐々井)五段砧に3つの音は探せたかな?(あった、わいわい)3つの弾き方以外にも色々と弾き方がある。<ちょっと箏を傾けてみる> 例えば<弾く>これはシュシュと言う音、それから<弾く>これはズーズー、<弾く>これはシャラリーン。私たちは弾き方をこんな言葉で呼んでいる。他にも、スクイズ芽、つるつる、とか合わせ爪とかいろいろある。今度弾く音の名前を当ててみよう<弾く> では三択。①しゃーしゃーてん、②ちゃんちゃんこ③ザージャーメン。はいどれかな?一応聴いてみよう①だと思う人、②だと思う人③だと思う人。正解は①だけれどわたしもそう教えてもらったけれど,本当かなと思っていた。
この楽器、この白いのは琴柱といいます。柱と書いてじと読む。それで、じのこっち側を押すと音が変わる<弾く>弾いた後に押すとこんな感じ<弾く>そのように色々な音が出せる。この色々な弾き方を使ってさくら変奏曲を聴いてみます。
M3さくら変奏曲(吉川、弾き方の説明しながら)
平野)色々の弾き方、しゃーらりんと言うのもあったのは判ったかな? さくらのメロできが全然違う感じに聞こえたと思います。
さて、こんな曲を聴いたことがあると思おう<春の海冒頭>知ってるかな?(数名)これは、正月によく演奏されている春の海という曲。<写真>この写真の左側の男性が作った曲。宮城道雄といって350曲も曲を作った。私はこの曲にすごく憧れていて、弾くときには一生懸命に練習をした。宮城道雄は尺八だけでなく、フルートやヴァイオリンなど共演したので、箏は世界的に有名になった。彼はもう一つ、この大きな箏を造った。箏も大きいしじも大きい<比べる>。糸も太いのでこのくらいの大きさでないと支えられない.糸の一も違う。一緒に数えてみよう。1,2,3,・・・・17,この箏は17弦という。普通のことは13弦。ちょっと音を聴いてみよう
M ジュピターの一部
音が低いね。宮城道雄はこれを使ってたくさんの作曲をした。次に宮城さんが利根川に行ったときに造った,瀬音という曲を弾く。この辺だと荒川かな。川の様子を思いながら聴いてください
M4 瀬音
吉川)瀬のように聞こえたかな。いま、柱を動かしながら弾いていました。この柱がないとどうなる?(・・・)<弾く>べしべしして弾けない。琴柱に乗せると音になる。これを動かして、調弦をやっています。これできれいな音に整えている。そして、この楽譜を使って弾く。興味があると思うけれど、こんな楽譜(たてだ、何じゃそれ9、漢数字が書いてあって縦に読む。778,778,さっきやったさくらの一部分です。ピアノは88鍵だけれど箏は13本で、音も7個でなくて5角音でつくる。でも押したりして音を出すことで色々な音が出せる。
最後の曲は春の詩集。比較的新しい曲。宮城さん意向に多くの人が曲を作った。これは牧野由多加さんが作った。雪が溶けて来て・・・、花が咲いてきて・・・という春野様子を描いた曲。情景を思いながら聴いてください。
M5 春の詩集
お礼の言葉
花束
ありがとうございました。生の演奏は初めてだったと思うけれど、2月にコンサートがあるので来てください。
終了

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。