SSブログ

木下恒存(津軽三味線)の中学校 [打楽器、邦楽そのほか]

木下さんのアウトリーチは冬になってずいぶん整理されてきて感じがする。思いつくことが多いというのはいいことだけれども、話しながらの思いつきであっちこっちになりそうなところがあったのだけれど、今回は比較的きちんと流れができていたと思う。後半、時間が足りなくなって少し吹っ飛ばしてしまった感じではあるが、その後の回では修正されていたのは、頭に入ってきている証拠だと思う。よかった。

IMG_7899.jpg
2011年12月8日(水) 午前
木下恒存(津軽三味線) 
長崎市 野母崎中学校 2年生

司会者挨拶~呼び込み~入場
M1 津軽じょんから節
こんにちは、三味線の木下恒存といいます、津軽三味線は聞いたことがあるかな?いない。そうだね、僕もピアノを習っていて、その後はギターとかドラムスをやっていたら怒られた。ロックバンドも当時は禁止されていて、でも高校のときに津軽三味線に出会って、かっこいいと思って始めた。
今日はそのかっこいい三味線の音楽を聴いてもらいたい。
津軽ってわかるかな(青森県)青森県の津軽地方で生まれた三味線が津軽三味線。
まず楽器について話す。糸が3本ある。元々はインド・中国から仏教と一緒にやってきた。沖縄の三線は日本に渡って日本でいろいろと発展して、この竿も細いのから太いのまで何種類もができた。この皮は沖縄の三線は蛇だけれども、この三味線は何だと思う?(猫)細いのはそうだけれど・・(馬)太鼓は牛かな(鹿、熊)もっと身近、これは犬の皮でできています。良くみると毛穴とか乳首とかもある。木はこおきといってインドの木。昔は持ち歩くのに折りたたんだ、やってみよう<外す>このように3つに分かれている<はめる>
次はみんなに協力してもらいたい。津軽では、よいと思ったらすぐ拍手をする。かっこよいところがある、たとえばこんなところ<2つほど弾く>格好いいと思ったら拍手をしてほしい。ではよされ節というのをやってみたい
M2 津軽よされ節
三味線を触ってみたい人?早い者勝ち。
体験は本物の方がよい。
<一人、体験。持ち方、ばちの持ち方、弾いてみる>
ここで津軽三味線の歴史を・・・
かつては士農工商という身分があったのは知ってるよね。それ以下の人たち、その中でも目の見えない人が生きていくために三味線があった。だから教えるときも楽譜などなく、口でトンテンチンテレといいながら教えた。大きくなると門付けといって一種のストリートミュージシャン、人に聞いてもらってお米をもらう。たくさんのお米をもらうためには、うまく弾かないといけない。そしてみんなと違う音楽を作っていって演奏した。いかに自分を出すかということが津軽三味線では一番大事だった。
昔の門付け時代の三味線の音楽を聴いてもらいたいと思う。音も違う(楽器を変える)皮が破けないように緩く張ったりもしたので独特の音がする。では昔風のじょんから節を。
M3 津軽じょんから節 旧節
単純な「弾く」からどんどん複雑になっていった。津軽アイヤ節というのがある。吸収にハイヤ節というのがあるけれど知ってるかな。このあたりにもあったと思う。それが船に乗って日本海を渡っていって津軽アイヤ節になった。
M4 津軽アイヤ節
最後は曲弾き。津軽三味線のおもしろさが一番出るもの。ほとんど僕のオリジナルにちかい。津軽の「自分の三味線を弾け」という言葉の神髄の曲。みんなも自分の個性を大事にして、でも協調性ももってほしい。
M5 津軽じょんから節 曲弾き
先生
質問
ではアンコール。津軽だけでなく隣の秋田にも曲がある。この曲は何にろ速くて、息ができないので、倒れないようにがんばって弾きたいと思います。
Mアンコール:秋田にかた節 
先生
終了

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。