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田村緑さん2年ぶりのいわき [ピアノ]

田村緑さんのアウトリーチは、一見いつも安定して盤石のように見えるけれども、よく見ると、その裏にアーチストらしい強い感受性とか想いが色濃く表れていて、それを見ていると、いつも新鮮な懼れとか試みとかで揺れているのが感じることが出来る。それが彼女の呼応言うことを続けていくときの強みでもあるだろう。
今回のいわきでは、ここに書いた小名浜第3小学校だけでなく、震災や津波の被害にあった豊間の小学校や、江名小学校にも訪問してアウトリーチを行った。これらの学校では子どもはまだコミュニティや家庭の問題を抱えている人もいると思うのだけれど、基本的には元気で今は如何に普通に学ぶかということに学校が意を注いでいるように思えた。
低学年向けで、ほぼ45分(まあ本プロで)に納めてくれたけれど、確かに日頃のアウトリーチを見ている身としては、少し慌ただしいかんじがなかったわけでもない。その辺はどうするのが子らのためなのか、とても難しい。

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2012年11月14日 
いわき市小名浜第3小学校2年生
田村緑(ピアノ)

先生 呼び込み
入場
校長先生あいさつ
田村)皆さんこんにちは(こんにちは)ピアノを弾く人のことはなんと言いますか(ピアニスト)私はピアニストの田村緑です。東京から昨日やってきました。今日は音楽を楽しんでください。黒板に書いてあるオープニングというのは題名ではない。みんなが知っていて歌ったことがあるメロディだと思う。終わってから聞きます。
M1 きらきら星(木下牧子)
聞いたことある人(全員)じゃあ一緒にみんなで言ってみよう(きらきら星)いつ歌った?(幼稚園)。歌ってみよう
<みんなで歌う>
この曲はいつ頃生まれた曲?(40年、100年・・・)大体240年くらい前にフランスという国のパリという街、知ってるね、でうまれた。でも歌詞は違った(えっ)ねえ、ママ聞いて・・という歌。それがイギリスに渡って替え歌になったのがきらきら星。イギリスは何語?(英語)そう、英語になってアメリカに行って、日本にも渡ってきた。日本語になったのがさっきの歌。でも、今2012年にも替え歌があるけれど知ってる?(えー??)英語に関係がある。(・・・)A,B,・・・(ABC)そうABCのうた。歌ってみる?(うたう)
240年も前にで居た音楽がこうやって今でもある。今日の曲はみんな100年以上も前の曲。それらをクラシック音楽という。言ってみよう(くらしっくおんがく)
次はフランスのサンサーンスというひとの動物の謝肉祭という曲。謝肉祭はお祭り。動物を音にした。全部で14曲もある。
みんな大好きな動物は何?(わいわい)今日はその中からいくつあの動物を紹介する。まずはライオン<絵を見せる>。なんてなく?(がお)にわとりが2羽<ニワトリの絵>。なんて鳴く?(こけこっこ)。象は(ぱお)亀の特徴は(のろい,甲羅がある)カンガルー(飛ぶ、袋がある)次は(うま)でもこれは野生のロバ、すごく速く走る。(アヒル、白鳥)(飛ぶ、白い、水に入っている)次はこれ(えー、自然?)森です。森の奥にはカッコウが住んでいる。かっこうはなんて鳴く?(かっこう)
ここで曲当てクイズをする。みんな一列にまわりながら音楽を聴いて、終わったらパネルの前に集まる。早かったら早い動物とか、・・・・いろいろと考えて聞いてください。舞う一番好きな動物の処にあつまって・・・<子どもが席を離れたら椅子を片付ける>
では弾きますよ。
M2 ライオン
<何でそこに行ったかを聞いていく>サンサーンスはじつはライオンのつもりでした。
※以下同様に
M3 雌鳥と雄鳥
M4 ろば
次の曲はピアノの周りに集まって、座って聞いてください。白鳥の曲を弾きます。まず目を閉じて白鳥を思い浮かべて・・・、白鳥はどこにいる?(湖)では湖を想像して、白鳥はどうするかな・・・
M5白鳥
白鳥はどうしていた?(羽をばたばたしてた、男の子が来て女の子が来て飛んでった、など)
ここでこの意あのについてお話しする。これはグランドピアノ。今日は簡単に仕組みをお話しする。まず、グランドピアノの部品は何個有るでしょう。500,8000,20000の3択。鍵盤をたたくけれどもその模型を持って来た。<見せる>。この打つところはハンマーという。ハンマーって普通はどう打つ?(上から下)これは下から上にたたきます。これはある動物の毛で出来てるなんでしょう?(山羊、うま、ライオン、羊)羊の毛。セーターなんかとおなじだけれど、柔らかい。でもこれは堅い(どうして?)まとめてぎゅっと固めてある。
さて、ハンマーが絃を打つと・・(音が鳴る)震動する。のどに手をあててアーといってみて。震えてるね。ピアノは弦が震える。上を置いてみる(たたく)
もう一つ、絃の震えはピアノのある部分に響いてる。ピアノの下にある木の板に響く<たたく>。
これは?(オルゴール)ここに響く。<オルゴール>(えー)
この魔法の板は響板という。響く板とかく<書く>
今日は最後に帰ってもらうときに触ってもらおうと思っている。
以上がピアノの秘密。部品は何個(8000)ハンマーは何で出来てる(羊の毛)魔法の板は(響板)これでみんなはピアノ博士です。
では次に、音楽絵本。スイミー(知ってるざわざわ)では椅子を元に戻して・・・
この絵本に会う音楽を見つけてみた。そして絵本に大事なものもう一つ・・・そう言葉。絵本には言葉があるのでそれを○○先生に読んでもらおうと思う。(えー、がんばれ)
M6 絵本「スイミー」 音楽「ドビュッシー:前奏曲」
最後の曲です。最後は一緒に参加してもらおうと思う。といっても手拍子。モーツアルトのトルコ行進曲。モーツアルトの住むオーストリアという国の隣に強い国があった。オスマントルコ。そこには軍楽隊があった。昔は兵隊は馬に乗ったり歩いたりして進んだけれども、長く歩くので音楽隊を作っていて、それが先頭になって歩いて行った。
トルコの行進曲にはこんなリズムがある<たたく>(たたく)みんなにやってもらうのは3回だけれど、まるで遠くから近づいてくるようにしたい。どうする?最初は?(ちいさく)<たたく>2回目は(大きく)そう1回目よりも大きく<たたく>最後は一番大きくすることにしよう。前にアリオスのスタッフが立つので見ながらやってね。
M7 トルコ行進曲
手が痛くなった人?(全員)では隣のお友達に拍手。

先生 感想を
いろいろと出る
では帰りながら響板をさわって帰って欲しい。この下に響棒があってその上に板がある。これが響板。では一列になって潜ってから帰って。
M  軍隊ポロネーズ

終了

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